おやつや朝ごはんに何度も作ったバナナブレッドです!あーぴんさんのMy Bestレシピ
旅先でいただいたおいしいものもヒントに
——新しいレシピのアイデアは、どんなところから生まれることが多いですか?
「お散歩をしているときや、カフェなどでボーッとしているときにふと思いついて、それをメモすることはよくあります。あとは、旅先で郷土料理をいただいたり、高級レストランでおいしい料理をいただいたりしたとき。帰宅後、あの料理を家庭で作るにはどうすればいいかなとアレンジを考える時間は楽しいですね」
あーぴんさんのMy Bestレシピ
——そうして生まれたあーぴんさんのレシピの中で、とくにお気に入りのものを教えてください!
「母がよく作ってくれた料理で、油で焼いたとろとろのなすと大根おろしがマッチしたさっぱりとおいしいみぞれ煮です。いつも母を思い出しながら作っています」
「きゅうり好きな我が家で、夏になると毎日のように作るのがこれ。味付けは中華風が多いですが、細切り昆布を入れて和風にしたり、にんにくとコチュジャンで韓国風にしたりとアレンジもします。TikTokに投稿したら550万再生されて、たくさんの方に作っていただきました!」
——おうち時間が増え、とくによく作るようになったレシピはありますか?
「おうち飲みの機会が増えて、おつまみ系のレシピをよく作るようになりました。家族は辛いものやにんにく味が好みなので、野菜を中華風に味付けすると何でも喜んで食べてくれますよ。日本料理のお店でいただいた味を再現したきゅうりとにんじんの中華風は、もう20年くらい作っています。
最近作ってヒットだったのが、カリカリしらすとこんがりポテトのガーリック炒め。以前からカリカリにしたしらすやじゃこをお豆腐やレタスサラダにかけていたのですが、これをじゃがいもにかけたら家族に大好評!ブロッコリーや小松菜などにもかけています。
ビールのおつまみの定番は、やはり枝豆。たっぷりのお湯を沸かさず、蒸しゆでして作る茹でない枝豆を夏は毎日必ず食べていました。ブロッコリーや根菜類も蒸しゆでにするとおいしいですよ」
——いろいろなレシピのご紹介、ありがとうございます!最後に、ふだんお使いの調味料や食材選びでこだわっていること、気を付けていることはありますか?
「調味料の基本はお塩。粗塩から精製塩、フレーク塩まで使い分けをしていて、鶏ささみの揚げない磯辺揚げや、サクサク長芋のカレー風味磯辺揚げで使ったのは、和久傳さんのウコンや紅麹で色付けされたフレークタイプの「虹の塩」。地中海マルタ島のフレーク塩は、容器もかわいいのでよくスタイリングにも登場します。パリパリれんこんチップス海苔塩味や、鯖缶とマッシュルームのエスニック風サラダの写真にも、カラフルなラインが入ったものが映っていますね。
お酢ではイタリアの老舗、マルピーギのバルサモ ビアンコがお気に入り。ほのかな葡萄の甘さがあるのでお砂糖もいらず、これと少量の油でマリネが作れます。
そして、私のレシピに必ず登場するのが、うちのスタメンでもご紹介したごま油。ごまの香りが抜群に豊かな、京都山田のへんこ一番絞りごま油など何種類もそろえて使い分けています」
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「単品でも、献立の1つとしても、食べておいしいのはもちろん栄養面にも気を使っています。すると自然に彩りもよくなるんですよ」という、あーぴんさん。たしかに、ブログの写真もInstagramやTikTokの動画も本当においしそうなものばかり!そこには、ご家族思いのあーぴんさんのやさしさが込められているんですね。
ネクストフーディスト1期生。栄養士、料理研究家。食品会社の新製品開発、新聞社のレシピ開発などを経てフリーランスへ。レシピ開発やメニュー提案、栄養セミナーなど幅広く活動中。「健康な体は毎日の食生活から」をモットーに、初心者でも作りやすく、素材を活かしたメニューを提案している。
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