「キャベツ」ってこんなにおいしいの?プロが教える野菜の絶品レシピ3選
フレンチの技と発想で“いつもの野菜”を驚くほどおいしく仕上げる、シェフ・George(ジョージ吉田)さん。シンプルな食材でも、ひと手間と火入れの工夫でごちそうに変わるレシピが人気です。
今回は書籍『圧倒的に旨い 野菜のごちそう』の中から、キャベツ・玉ねぎ・トマトを使った絶品レシピ3品をご紹介します。身近な野菜が主役になる感動のおいしさを、ぜひおうちで楽しんでみてください。
「キャベツのステーキ」レシピ
めんつゆとマスタード、バターを隠し味にした、ごく旨レシピ。
フライパンひとつで蒸し焼きにすることで芯までおいしく焼けて、いつものキャベツが驚くほど甘くなり、かたまりでもぺろっと食べられます。
分量
2人分
材料
キャベツ…1/4個
にんにく(みじん切り)… 3かけ
玉ねぎ(みじん切り)…大さじ1
塩 …適量
A めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ2/3
A マスタード …大さじ1/2
バター… 8g
オリーブオイル…適量
黒こしょう…適量
作り方
1. キャベツは縦半分のくし形に切り、外葉の軸のかたい部分と芯の角を包丁でそぎ落とす。葉がバラけないように外側からつまようじを1~2本刺す。
→フライパンに入れてふたができるサイズにする。
2. フライパンにオリーブオイル大さじ1、1を断面を下にして入れ、塩ひとつまみを振って強めの中火にかける。断面に焼き色がしっかりつくまで2~3分ずつ焼いてふたをし、5~6分蒸し焼きにする。
→葉の外側から金串を刺してスッと通ればOK。かたい場合はさらに2~3分加熱する。焦げそうになったらオリーブオイルを足す。
3. フライパンの端ににんにくと玉ねぎ、塩ひとつまみを加えて炒める。玉ねぎが透き通ったらAを加えて炒め、水分がとんだらバターを加える。バターがとけたら水30~50mlを加えて乳化させ、とろみがついたらキャベツにかけながらしっかり焼く。
→フライパンを傾けながらソースを作り、最後にキャベツに回しかけながら煮詰める。
4. 器にキャベツを盛り、フライパンに残ったソースとオリーブオイル適量をかけ、黒こしょうを振る。
「玉ねぎのスープ」レシピ
じっくりローストした甘~い玉ねぎにバターの香りと豆乳のコクを合わせた濃厚でクリーミーなポタージュ。
ていねいに裏ごしして作ると極上の舌ざわりに!
分量
2人分
材料
玉ねぎ …大2個
にんにく…1かけ
バター…30g
無調整豆乳…150~200ml
塩…適量
白こしょう…少々
オリーブオイル、パルミジャーノ・レッジャーノ、イタリアンパセリ(みじん切り)…各適量
作り方
1. オーブンを180度に予熱する。玉ねぎは皮つきのまま軽く洗い、根元に十字の切り込みを入れる。1個ずつアルミホイルにのせて塩ひとつまみを振り、1つににんにくを皮つきのままのせて包む。
→にんにくも一緒に蒸し焼きにする。
2. 180度のオーブンで1時間ほど焼き、網の上にとり出す。
→じっくり蒸し焼きにすることで、玉ねぎの甘みが最大に引き出され、お店の味に。
3. 熱いうちにアルミホイルから玉ねぎをとり出して半分に切り(やけどに注意)、皮を除く。にんにくも同様に皮を除く。アルミホイルに残った汁はとりおく。
4. 鍋に3の玉ねぎとにんにく、アルミホイルに残った汁を入れ、バターを加えて中火にかける。塩ひとつまみを加えて全体がなじむまで炒める。
→アルミホイルに残った汁は玉ねぎの旨みエキス。もったいないので捨てずに投入!
5. 4をハンドブレンダーでスープ状になるまで撹拌する。
→粒が残らないようにしっかり撹拌すると舌ざわりのいいスープに。
6. 豆乳を加えて濃度を調節し、白こしょうを加えてさっと撹拌する。
→玉ねぎの水分量で濃度が変わるため、豆乳はまず150mlを加えて様子を見ながら足していく。
7. 鍋に重ねだざるに6をあけ、ゴムべらでこすりつけるようにしてこす。
→このひと手間で、よりなめらかに!
8. 弱めの中火であたため、とろんとしたら器に盛る。オリーブオイルを回しかけ、パルミジャーノとイタリアンパセリを散らす。
→豆乳が分離しないように沸騰する手前の温度で温める。
「究極トマトソースのパスタ」レシピ
生のトマトとにんにくだけで作る究極のトマトソース。作り方はシンプルですがレシピどおりに作れば、トマトのフレッシュな風味とはちみつのやさしい甘みが引き立つレストランの味わいになります。

分量
2人分
材料
パスタ(1.8mm)…200g
トマト…6個(900g)
塩…小さじ1弱
はちみつ…大さじ1
にんにく(みじん切り)…5かけ
オリーブオイル…60ml
黒こしょう…少々
作り方
1. トマトはヘタの部分をくりぬき、一口大に切る。ボウルに入れ、塩を加えてよく混ぜる。水分が出てきたらはちみつを加えてよく混ぜ、ラップをかけて20分ほどおく。
→トマトと相性のいいはちみつを加え、コクのある甘みをプラス。同時に水分を引き出し、トマトの旨みを安定させる。
2. フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけ、香りが立つまでじっくり炒める。
→にんにくの香ばしさをオイルに移すとパスタと相性のいいソースに。フライパンを傾けてにんにくをオイルにしっかりひたしながら、きつね色になるまで火を入れる。
3. 2に1を汁ごと加え、ときどき混ぜながら20~30分煮る。
→この煮込みが中途半端だとおいしくならないため、果肉がくたっと煮くずれて少しとろみが出るまで煮る。
4. 全体が煮詰まり1/3量になったら、ハンドブレンダー(またはミキサー)で、なめらかになるまで撹拌する。
5. ざるでこしながらフライパンに入れ、弱火にかけて温める。
→裏ごしすることで、口当たりのいいソースに。味をみて足りなければ塩を足す。基本は下味で十分。
6. 鍋に湯を沸かし、1%の塩(分量外)を入れてパスタを袋の表示時間どおりにゆでる。
→しっかり塩をきかせておくと、余分な塩を使わずに味が決まる。
7. 5に6のゆで汁をお玉1杯ほど加え、中火にして混ぜながらなじませる。
→パスタのゆで汁で濃度を調節。ゆるくなりすぎないように少しずつ加える。
8. ゆで上がった6を加えて手早くからめ、仕上げにオリーブオイル適量(分量外)を回し入れる。
→おいしいオリーブオイルを使うと、より味わい深くなる。
9. 器に盛り、フライパンに残ったソースをかける。オリーブオイル適量(分量外)を回しかけ、黒こしょうを振る。
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書籍には他にも、常備菜から、おつまみ、煮込みまで幅広く収録されています。ぜひチェックしてみてくださいね。


都内のホテルレストランでキャリアをスタートしたのち、渡仏。パリのミシュラン一つ星レストランで研さんを積み、帰国後は「ドミニク・ブシェ・トーキョー」の立ち上げに参画。ミシュラン二つ星を獲得し、グループ全体のエグゼクティブシェフとして活躍する。
退任後は白金のレストラン「CIRPAS(サーパス)」のシェフに就任し、現在はディレクターとして店舗全体を統括(2026年1月時点)。YouTubeチャンネル「Georgeジョージ吉田」では、家庭で再現できるプロの技が人気を集め、登録者数は130万人を突破。SNS総フォロワーは270万人を超えている。
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「George ジョージ吉田(@GeorgeLABO)」
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George ジョージ吉田(@george_cuisine)



