にらのおいしさを長持ちさせる保存方法や香りをぐんと引き出す切り方って?
おいしさ長持ち!にらの保存方法
にらを保存する方法をご紹介します。どの方法も、にらを洗った後の水気をしっかり切ってから保存するようにしてくださいね。
冷蔵庫で保存する方法
すぐに使い切れる場合は冷蔵保存でOK。にらは乾燥に弱くデリケートな野菜で、とくに葉が傷みやすいので、キッチンペーパーで包み、ビニール袋へ入れるかラップでくるんでから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
葉が折れないように注意し、可能な限り立てて保存するのがおすすめ。立てられないときは3等分ほどにカットしてもOKです。3日ほどを目安に使い切ってくださいね。
冷凍庫で保存する方法
にらは冷凍保存も可能です。すぐに使いきれないときは、生のまま使いやすい大きさにカットし、密封袋へ入れて冷凍庫へ入れておけば1か月ほど保存できます。
このとき、小さめにカットすると、断面が増えるので香りを損ないがち。にら本来の香りをキープしたい方は大きめにカットするのがおすすめです。細かく切った方が使いやすい場合は、ラップで包み小分けにしてから密閉袋へ入れてくださいね。
調味料に漬けてから冷蔵庫で保存する方法
にらを刻んで調味料に漬けておけば冷蔵でも保存期間が長くなりますよ。
にらの香りの正体は?苦手な方の対処法も!
根元には葉先に含まれる4倍ほどのアリシンが含まれているため、根元を切り落とす長さは目安として1cm未満にとどめておくのがおすすめ。また、アリシンは酵素の作用により切ってからしばらく置いておくと、香りが強くなります。香りをもっと楽しみたい、くさみ消しに利用したい場合はあらかじめ切っておきましょう。
香りをなるべくキープするにはカットする大きさもポイント!
「冷凍庫で保存する方法」でもご紹介しましたが、小さめにカットすると断面が増え、香りが飛びやすくなります。切ってすぐ使う場合は香りが立つので小さめにカットしても問題ありませんが、保存する際は大きめに切るようにするといいですよ。また、この切り方は栄養面でもメリットがあります。にらに含まれる水溶性の栄養素は切り口から出る水分で流れ出るため、断面が少なければ少ないほど栄養が逃げにくいという訳です。
にらの香りをやわらげるには?
独特な香りが魅力のにらですが、お子さんなど苦手に感じる方も多いですよね。香りをやわらげたい場合は、葉先の方を使い、調理の直前にカットするようにしてみてください。また、卵でとじたり、ごま油を使ったりすると香りが和らぎます。反対に香りを楽しみたい場合は、にらの香り成分となるアリシンが多く含まれる根元をなるべく活用するようにしましょう。根元を落とすときに切り過ぎないのがポイントです。
濃い緑で肉厚が◎!にらの選び方
全体的に濃い緑色でつやがあり、みずみずしいものが新鮮です。根元を持ったときに、葉先までピンとまっすぐに伸びるかどうかもポイント。葉の幅が広く、肉厚なものがおいしい証拠です。また、茎が太すぎず、茎の切り口が乾いていないにらを選んでくださいね。
にらをたっぷり使える定番レシピ3選
にらをたっぷりつかった定番レシピをご紹介します。にらの消費にも大活躍してくれますよ。
もちもちにらチヂミ
にらともやしのポン酢炒め
にら玉あんかけ
試してみたい!にらのアレンジレシピ3選
にらを使った料理のアレンジは無限大。フーディストさんたちのセンスの光るアレンジレシピを参考に、レパートリーをもっと増やしてみませんか?
にらは新鮮なうちに使い切るのがおすすめ。ですが、余ってしまったときは冷凍するなど上手に保存して、おいしさをキープする方法も覚えておきたいですね。アレンジレシピにも挑戦して、にら料理をもっと楽しみましょう♪
※参考ホームページ
JAグループ「春・夏の旬野菜/ニラ」
カゴメ「ニラをそのまま冷蔵庫に保存はNG!長持ちする保存方法は?」
カゴメ「[ニラ]含まれる栄養素や、鮮度の見分け方&保存方法のコツは?」
ニチレイフーズ「【ニラの冷凍】野菜ソムリエ推奨の便利な保存テクニック」大阪市中央卸売市場「にら」
ウェザーニュース「葉先よりも根元に多い!?春ニラの栄養と効能」
JAグループ茨城「にら」