塩水以外も!りんごの変色防止&保存ワザから皮がベタつく理由まで、今さら聞けない「りんご」基本のき
塩水以外にもある!りんごの変色を防ぐ方法
りんごは、カットしてしばらく経つと断面が茶色くなりがち。これは、りんごの果肉に含まれるポリフェノールとポリフェノール酸化酵素が、カットすることで空気に触れて酸化するためです。
それを防ぐのにおなじみの方法が、断面を食塩水につけるというもの。塩がポリフェノール酸化酵素のはたらきを抑えてくれるのがその理由です。
ただし、塩水につけるとせっかくのりんごがしょっぱくなるという新たな問題も…。塩以外にも変色防止ワザも紹介しますね。
レモン汁・オレンジジュースにつける
砂糖水につける
乾燥にご注意!りんごの上手な保存方法
りんごは低温で湿度の高いところを好みます。そこで、暖房が効いたあたたかいキッチン等での保存になってしまう場合は、キッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋へ入れてから冷蔵庫へ。面倒な方はラップで包んで冷蔵庫へ入れてもOK。りんごの表面を霧吹きなどで軽く湿らせておけば、さらに乾燥を防げますよ。
箱買いなどで大量のりんごが冷蔵庫へ入りきらないときは、涼しい場所なら常温でも大丈夫です。廊下や玄関などなるべく気温の低いところで保存してくださいね。常温保存の場合、様子を見ながら1ヶ月を目安に食べきりましょう。
新鮮でおいしいりんごの選び方
りんごは、ハリとツヤがあって、持ったときに重みを感じるものを選びましょう。下の方まで全体的に色づいているかどうかもポイント。香りがよいかどうかもチェックしてみてくださいね。また、ツルが太くてピンと立っているりんごが新鮮な証拠です。
りんごの皮がベタベタしている理由は?
りんごを手にしたときに、表面がベタベタして気になることってありませんか?ワックスか何かが塗ってあるのかな、と少し気になりますが、あれは言ってみればりんごの自然現象。熟成して増えたりんごのリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が、皮に含まれるロウ物質を溶かしたものなんです。
すべての品種に起きる現象ではないそうですが、ベタベタしたりんごは食べごろのサインとも言えますね。
試してみて!りんごの切り方アイデア
くし切りにして食べること多いりんご。切り方をちょっと工夫して、インパクトのある見た目にしてみませんか?
おかずにも活用!りんごのアレンジレシピ3選
りんごはそのまま食べたりスイーツに使ったりするだけでなく、おかずにも使えるんです。りんごの消費にもぜひお役立てください。
カットしてから冷凍保存する方法は、長持ちして、しかもすぐに食べられるのがいいですね♪「1日1個のりんごで医者いらず」といわれるほど、私たちの体にうれしい栄養素が詰まったりんご。この冬もたっぷりいただきましょう!
※参考ホームページ
山形味の農園「りんごの変色防止の方法とは」
JAグループ「秋・冬の旬くだもの/リンゴ(林檎)」
JAつがる弘前「りんごについて」
ニチレイフーズ「【りんごの保存】シャキシャキ&みずみずしさを2ヵ月キープする冷蔵法」
全国農業協同組合連合会青森県本部「よくある質問/りんご編」
京都府消費生活安全センター「くらしの情報ひろば for Kids/りんごがベタベタする」
青森県りんご対策協議会「りんご豆知識」
旭化成ホームプロダクツ「保存テクニック/りんごの保存」
キユーピー「リンゴの選び方」
朝日新聞「ののちゃんのDO科学 なぜリンゴは切り口が変色するの?」
▼調味料や野菜、お肉にお魚…上手な選び方や保存方法、使い分けって?これまでの記事をチェック!
「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」