レンジ加熱のじゃがいもがホクホクしないのはなぜ?おいしく仕上げるコツ
こんにちは!かな姐です。
春になって、何か新しいことを始めたい!と思っているのですが、その「何か新しいこと」がなかなか見つからないまま、4月ももう半月過ぎてしまいました(笑)。
このままいくとあっという間に年末になっていそうで怖い!
さて、前回は本当においしいポテトサラダについて深掘りしましたが、今回はその流れで、じゃがいもを取り上げます。
お店みたいなポテトサラダはここが違う!べちゃっとしないおいしい作り方
いただいたご質問はこちらです。
今回のお悩み相談:じゃがいもをレンジで加熱するとホクホクしにくいのはなぜ?
じゃがいもをレンジで温めると、火は通っているけどホクホク感がない残念なじゃがいもになります。これは仕方がないことなのか、レンジを使うときの加熱の仕方が悪いのか、教えてください。
じゃがいもをレンジで加熱するとホクホクしにくいのはなぜ?
じゃがいもを調理するときの下ごしらえとして、昔は「ゆでる」「蒸す」という調理法が主流でしたが、現在では電子レンジを使う方のほうが多いかもしれません。前回ご紹介したポテトサラダも、電子レンジでじゃがいもをやわらかくしてから作ります!という方も多いかと思います。
電子レンジなら余計な調理器具を出す必要もなく、洗い物も減りますし、ガス代の節約にもなり、何より時間短縮になります。栄養も流れ出にくそうです。
ですが、質問してくださった方のように味の微妙な違いを感じる方なら、お気づきになったことがあるかもしれません。
ゆでたり蒸したりしたじゃがいもと、電子レンジで加熱したじゃがいもでは、味や食感に差があり、まったく同じ仕上がりにはならないと言っても過言ではありません。
レンジで加熱したじゃがいもは、あくまでわたしの感想ですが、甘さとしっとり感が出やすく、冷めたあとももっちり感が残る仕上がりになります。
そのため、これをつぶしてポテトサラダにすると、その味と食感がいかされた、もっちり甘めのポテサラになる気がします。
これは好みによって違うと思いますが、わたしはレンジ加熱して作ったポテトサラダより、鍋でゆでて作るポテトサラダの味の方が好きなんだなということがわかりました。
じゃがいもをレンジでおいしく加熱するポイント
ということを踏まえて、今回は電子レンジで加熱したじゃがいもの特徴をいかして作る、おいしいフライドポテトをご紹介します。
今回は、3個で300gのじゃがいもと、1個で300gのじゃがいもで、加熱時間に差が出るか試してみました。結果は、どちらもおよそ6分ほどでした。
ただ、電子レンジはメーカーやじゃがいもの重さ、大きさによって加熱時間に微妙な差が出ます。なので、最後は串を刺して様子を見るのがいちばん確実です。
ムラなく火を通すための3つのコツ(濡らして包む・途中で返す・蒸らす)

皮ごとよく洗ったじゃがいもを濡らしたキッチンペーパーで包み、耐熱のポリ袋に入れます(ラップで包んでもいいです)。
電子レンジ調理では、食材の水分を振動させることで食材を温めていくため、水分が少ないじゃがいものようなものを加熱すると水分が飛んでパサパサの食感になってしまうことがあります。
これを防ぐため、濡らしたキッチンペーパーに包み、さらにポリ袋かラップに包みます。600Wの電子レンジで4分加熱し、一度取り出して裏返してから2分加熱しました(※300gのじゃがいもの場合です)。
最初から6分にセットして加熱しても大丈夫でした。ただ、細長いじゃがいもの場合は、端のほうがやや加熱しすぎた状態になってしまうことがあります。水分が抜けて皮がしわしわになり、中がカスカスになることも。逆に、少し火の通りが悪く、火は通っているけれど硬い部分ができることもありました。
なので様子を見ながら一度裏返す、という作業をしたほうが、まんべんなく加熱できてムラもできにくいかもしれません。
※まるごとではなく、切ったじゃがいもをレンジ加熱するときは、これより加熱時間が短くなります

加熱後は串を2か所ほど刺して、火の通りを確認します。串がスッと入ればOKです。ここで再びキッチンペーパーに包み、2分ほどおいて蒸らします。
余熱を使って蒸らし、じゃがいも全体に均一に火が通るようにします。

先ほどレンジ加熱のときに使った濡れたキッチンペーパーでじゃがいもを包み、左手で持ちながら、小さめのナイフで皮をむいていきます。
大きい包丁より軽く、手が疲れにくいのでおすすめです。

どうでしょうか。レンジ加熱でも表面はほくほくした状態に加熱できました。
レンジ加熱したじゃがいもの簡単フライドポテト
ここからは、お好きなアレンジでさまざまな料理に使えます。ただ、冒頭でもお伝えしたように、レンジ加熱したじゃがいもは甘さともっちりした食感が出やすく、わたしはポテトサラダには少し合わない気がしました。そこで今回は、フライドポテトにしてみました。

塩をまぶして下味をつけます(切った中の部分はほくほくはしておらず、もちっとしています)。

片栗粉を表面にまぶしつけます。
ポリ袋に入れてふり混ぜるようにすると簡単に、手も汚さずに粉をまぶすことができます。

フライパンに油をひき、中火で温めます。そこへ先ほど片栗粉をまぶしたじゃがいもを並べ、全面がこんがりきつね色になるまで、転がしながら揚げ焼きにします。

こんな感じのいい色になるまで。
香りづけに一緒にローズマリーを入れてもいいです。

全体がこんがり色づいたらできあがりです。
すでに火が通ったじゃがいもを使っているので、中まで火が通っているかを気にしなくてよく、気が楽かもしれません。

「カリカリほくほくフライドポテト」レシピ
分量
作りやすい量
材料
- じゃがいも…300g
- 塩…少々
- 片栗粉…大さじ1
- こめ油…大さじ2
作り方
1. じゃがいもは皮ごと洗って濡れたキッチンペーパーに包み、耐熱のポリ袋に入れるかラップで包む。これを耐熱皿にのせて600Wの電子レンジで4分加熱し、一度取り出してじゃがいもを裏返し、再びレンジに入れて2分加熱する(合計6分ほど)。串を刺して火が通ったのを確認し、1分ほどそのままおいて蒸らす。
2. 皮をむき、食べやすい大きさに切って軽く塩をふる。ポリ袋に片栗粉とじゃがいもを入れてふり混ぜ、全体に粉をまぶす。
3. フライパンにこめ油をひいて中火にかけ、2のじゃがいもを並べる。全部の面がきつね色になってカリッとなるまで、面を変えながら焼く。
じゃがいもを切ってからレンジ加熱するとどうなる?
ちなみにじゃがいもを切ってから電子レンジで加熱する場合ですが、こちらも、じゃがいも300gで試しました。

皮をむいて一口サイズに切り、水にさらしてから耐熱皿に重ならないように並べます。
濡らしたキッチンペーパーをかぶせてラップをし、600Wの電子レンジで4分加熱しました。
一度串を刺して確かめると、やわらかいものと硬いものが混在していたので、軽く混ぜて場所を入れ替え、さらに1分追加で加熱しました。
その後はラップをかけたまま1~2分余熱でおいておきました。
まるごと加熱したときのような、あの皮をむいた後の表面がほくほくした感じにはならず、やわらかくはなっているけれど、表面はやや粘り気がある感じに仕上がりました。
これは、つぶして片栗粉を混ぜ、もっちり感をいかしていももちにしたり、チーズを包んで丸めて揚げたりする料理に向いていそうです。
じゃがいものレンジ加熱で失敗しない3つのポイント
電子レンジでじゃがいもを加熱するときは、次の3つを意識すると失敗しにくいです。
- 濡らしたキッチンペーパーで包み、さらにラップか耐熱ポリ袋に入れて加熱する
- 加熱後はそのまましばらく置き、余熱でまんべんなく火を通す
- ゆでた場合とは食感や味わいが違うので、それぞれに合った料理に活用する
ではまた!

