レタスが長持ちする保存方法って?シャキシャキ感が復活する裏技も紹介!
レタスの保存について
手で食べやすい大きさにちぎってすぐに食べられるレタス。サラダなどいろいろな料理に活用できる便利な食材ですが、一玉買って使い切らないうちに傷んでしまった…なんてこともよくありますよね。
そんな経験からも分かる通り、レタスはあまり日持ちしない野菜です。傷み始めるとレタスに含まれるポリフェノールが酸化して徐々に赤く変色し、食感が悪くなったり酸っぱいにおいがするようになったりします。
少しでも新鮮な状態でキープできるよう、今回はレタスの保存方法のコツをご紹介します。
レタスは基本的には冷蔵庫で保存します。食材の状態にもよりますが、丸ごと冷蔵庫に入れた場合で3~5日程度、カットした場合で1~2日程度が目安で、葉の外側やカットした断面から徐々に傷みはじめます。
また、水洗いをすると賞味期限が短くなるので、なるべく水洗いもカットもしないで保存することがおすすめです。
乾燥や高温が苦手で、日持ちしづらいレタスですが、適切な保存方法をとれば何もせず冷蔵庫に入れただけのときとは比べ物にならないほど長持ちします。さっそくその方法をご紹介していきますが、どれも簡単にできるのでぜひ試してみてください。
レタスが長持ちする保存方法
レタスが長持ちする保存方法を3つご紹介します。どれか1つだけでも効果がありますよ。
工夫1:芯を下にする
レタスは乾燥に弱いため、そのまま冷蔵庫へ入れるのではなく、ラップで包むかビニール袋へ入れて適切な温度状態が保てる野菜室に保存しましょう。その際、芯の部分を下にしておくのがポイント。余分な水分が残っていると傷みやすくなるため、レタスの水気はしっかり切ってくださいね。
工夫2:キッチンペーパーで芯に水分補給する
レタスは収穫後も成長し続けるため、芯から水分を吸収できないと傷んでしまいます。そこで、湿らせたキッチンペーパーを芯に当てておくか、芯をくり抜いてから湿らせたキッチンペーパーを詰めるようにしてみましょう。
また、水分の蒸発を防ぐ方法もあります。レタスの芯をスライスするように少し切り落とし、断面に小麦粉をまぶしておけばOKです。一般的な保存方法よりも、長く鮮度をキープできますよ。
工夫3:芯ににつまようじを刺す
レタスの芯につまようじを3~4本刺して、レタスの成長を止め、長持ちさせるという方法もあります。成長するためにエネルギーを使うので、成長そのものを抑制すれば鮮度を保てる、というわけなんです。
サラダに使うカットレタスが余った場合は、湿らせたキッチンペーパーで包んで、タッパーか密閉袋に入れて冷蔵庫に保存しましょう。こうすることで傷むのを遅らせることができますよ。また、レタスは冷凍保存もできます。消費しきれないなと思った際は、使いやすい大きさにちぎり、水気を切ってから密閉袋へ入れて冷凍庫へ。シャキシャキ感が減るため、サラダなどの生食にはおすすめできませんが、冷凍のままスープや炒め物などに利用できて便利です。
レタスのシャキシャキ食感を復活させるには?
続いてご紹介するのは、レタスを冷蔵庫から取りだしたらしなびていた…というときにおすすめな、昨今話題の「50℃洗い」。レタスでも活用でき、シャキシャキ食感が復活するんです!
50℃洗いの方法
ボウルに50℃のお湯を入れ、レタスを2~3分ほどつけたらザルなどで水気を切ればOK。冷水でしめる必要はありません。お湯がレタスの細胞をくっつけるため、シャキッとした食感になるそうですよ。50℃のお湯は給湯器で温度を設定するか、沸騰したお湯と水を使って温度を調整しながら作ってくださいね。
芯の切り口にも注目!レタスの選び方
保存方法や、レタスのシャキシャキ食感を復活させる方法をご紹介してきましたが、新鮮なレタスを選ぶことも重要ですね。
レタスは葉がやわらかく、ツヤとハリがあるのが新鮮な証拠です。手で持ち上げたときに、重く感じるレタスは葉がかたくなっている可能性があるため、軽いものを選びましょう。また、ふんわりとゆるめに巻いているレタスがおすすめです。
葉だけでなく芯をチェックするのも、良いレタスを選ぶ上で重要なポイント。芯の切り口が大きいと水分が蒸発しやすいので、10円玉くらいの大きさのレタスがおすすめです。切り口が白く、乾燥していないものを選ぶようにしましょう。
レタスは手でちぎるといいことたくさん♪
メニューによっては、小さく切ったり形をそろえたり、包丁の方が便利なこともあるので、用途に応じて使い分けるといいかもしれませんね。
レタスの定番!サラダのレシピ
レタスについて詳しくご紹介したところで、ここからはレタスをおいしく食べるレシピをご紹介していきます。まず最初は、定番中の定番、レタスを生のまま使用して作るサラダのレシピです。発色のいいレタスが食卓を明るくしてくれますよ。
1玉まるごと!レタスのやみつきサラダ
ボリューム満点なのにヘルシー!レタスの春雨サラダ
シャキシャキおいしい!レタスとカニカマのナムル
フルーツをプラス♪レタスのスイートサラダ
シャキシャキ食感を楽しむ♪レタスをそのまま使ったレシピ
サラダの他にもレタスを生のまま楽しむレシピはたくさんありますよ。シャキシャキ食感が楽しめて、どんなメニューもさっぱりさせちゃうレタスをいろいろな料理に取り入れてみてくださいね。
レタスたっぷり!サンドイッチ
お弁当にも◎レタス巻き
楽しさアップ!レタスで手巻きドライカレー
加熱していつもと違う食感に!
レタスは、生のままサラダで食べるとシャキシャキ食感を味わえますが、加熱をしてもおいしくいただけます。ご紹介するレシピを参考に、レタスを使った料理のレパートリーをもっと増やしましょう♪
炒めてもシャキシャキ!レタスとえびの塩炒め
レンチンで簡単!温しゃぶレタス
夜食にも♪レタス&トマトのスープ
しっとりした食感がおいしい!レタスのおひたし
あっという間に完成!レタスチャーハン
お鍋1つで!レタスと豚しゃぶのスパゲティ
簡単なのにおいしい!ベーコンレタスうどん
レタスが長持ちする保存方法や、レタスをおいしく食べるためのレシピをご紹介しました。レタスは一年中手に入る野菜ですが、日持ちしづらくいつの間にか傷んでしまうことも。今回ご紹介した保存方法を参考に上手に保存して、みずみずしくシャキシャキとしたレタスを1日でも長く楽しんでくださいね。
※参考ホームページ
JAグループ「夏・秋の旬野菜/レタス」
JA遠州中央「農作物百科/レタス」
JA長野県「長野県で育つレタスは今が食べどき」
キューピー「レタスの保存方法」
カゴメ「レタスの保存 長持ちさせるのは、キッチンにある“アレ”だった」
NEWSポストセブン「傷みやすいレタス つまようじ刺し保存すれば1週間パリパリ」
ウェザーニュース「ポイントは芯の処理 レタスを長持ちさせる保存法とは?」
東京都北区保健所「おすすめの生野菜の洗浄消毒方法」
JCAST「大発見!“しなびた野菜は50度の湯で洗え”パリパリの新鮮さ甦った
アマノ食堂「【レタスの冷蔵&冷凍保存】シャキッと食感を保つコツと保存期間」
ふるさと納税DISCOVERY「レタスの保存方法|冷蔵庫で長持ちさせるテクニックと冷凍保存のコツを紹介!」