読むだけで野菜売り場に行きたくなる!「秋が旬の野菜」をチェック♪
フーディストノート連載でもおなじみ、スーパー青果部歴10年の野菜のプロ・青髪のテツさんの新刊『スーパーのカリスマバイヤー直伝!旬で食べる!野菜の12ヵ月』が発売されました。本書には旬の野菜や果物が各月ごとにまとめられており、それぞれのおすすめのレシピや豆知識などがぎっしりと詰まった一冊になっています。
今回は本書の中から、秋に旬を迎える野菜・果物や、その中からかぼちゃと里芋の詳しい説明とおすすめの食べ方についてご紹介。
野菜を知り尽くした青髪のテツさんがおすすめする食べ方なので、とってもおいしいですよ。ぜひ試してみてくださいね。
秋(9~11月)が旬の野菜・果物一覧
まずは秋(9~11月)が旬の野菜や果物の一覧をご紹介。味覚の秋・食欲の秋といわれるように、かぼちゃ、さつまいも、柿、りんごなどのさまざまな食物が食べ頃を迎えます。
味が濃く甘味のある秋が旬の食物は、秋に不足しがちな栄養を補ってくれます。これからの季節にはどんどん摂取していきたいですね。
それではさっそく、かぼちゃと里芋の詳しい旬の時期やおすすめの食べ方についてご紹介します。
眠りから覚めておいしくなる!「かぼちゃ」
スーパーではハロウィンの時期に、かぼちゃを精力的に売り出します。
夏に収穫したかぼちゃは、土の中の眠りから覚めることで、熟成されて甘味が増して、おいしくなるんです。
ハロウィンの時期、ぜひかぼちゃを買ってイベントを楽しんでみてください。
かぼちゃの旬
9~12月
かぼちゃのおすすめの食べ方「かぼちゃマフィン」のレシピ
材料
バター(常温にしておく)…50g
卵(常温にしておく)…1個
牛乳(常温にしておく)…60cc
かぼちゃをペーストにしたもの…80g
きび砂糖…50g
塩…ひとつまみ
〇薄力粉…80g
〇ベーキングパウダー…3g
※〇は合わせてふるっておく
※オーブンは180度に余熱しておく
作り方
1. ボールにバターを入れ、泡だて器で混ぜ、きび砂糖と塩を数回に分け入れ、白っぽくなるまで混ぜる。
2. 溶き卵を数回にわけて加え、よく混ぜる。
3. ふるった粉を一気に入れ、ゴムベラで切るように粉っぽさがなくなるまで混ぜる。かぼちゃに牛乳30ccを混ぜる。
4. 牛乳30ccを入れ、なじむまで混ぜ、かぼちゃを加えて混ぜる。マフィン型のカップに入れ、表面を平らにならし、180度で20分焼く。
月見団子の代わりに♪「里芋」
里芋は秋から冬にかけて旬を迎え、ねっとり、ほくほくとした食感があります。
長芋や大和芋、自然薯など山で採れる芋は「山芋」と呼ぶのに対し、里芋は家や畑で栽培されるため、「里芋」という名称にしたといわれています。
十五夜では「月見団子」の代わりに「里芋の煮っころがし」にしてもいいのではないでしょうか。
里芋の旬
9月~翌年1月
里芋のおすすめの食べ方「里芋の煮っころがし」のレシピ
材料
里芋…300g
だし汁…500cc
砂糖…大さじ1と1/2
しょうゆ…大さじ1と1/2
酒…50cc
サラダ油…大さじ1
作り方
1. 里芋は洗いこそげる。
2. 鍋にサラダ油を熱し、里芋を入れ、炒める。
3. だし汁と酒を入れ、煮立ったら5分ほど煮る。
4. 砂糖を加え、落とし蓋をして中火で5分煮る。しょうゆを加えてさらに似て、里芋に火が通ったら落とし蓋を取り、強火にし、煮からめる。
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旬の野菜を食べるメリットは、「おいしい」だけではありません。その時期に必要な栄養素も摂取することができるんです。本書を読めばそれぞれの野菜にもっと愛着がわいて、きっと今すぐ野菜売り場に行きたくなりますよ。読むだけで買い物が楽しくなる一冊ですので、ぜひ手に取ってみてくださいね。
レシピ/橋詰依里子(健康と食を考える料理家)
イラスト/東口和貴子
X(旧Twitter)フォロワー数63万人を超える、スーパー青果部歴10年の野菜のプロ。野菜・果物の役立つテクニックや、価格の市場動向など価値ある知識をX(旧Twitter)やブログを中心に発信している。『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)、『スーパーのエキスパート店員が教える おいしい野菜まるみ』(KADOKAWA)、『野菜バイヤーと一つ星シェフが考えた新定番 おうち野菜の神レシピ』(講談社)、『スーパーのカリスマバイヤー直伝!旬で食べる!野菜の12ヵ月』(大和出版)が、好評発売中。
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