手のかゆみを抑えるチョイ技は?ぬめりは取るべき?今さら聞けない旬の「里芋」基本のき


手のかゆみを抑えたい!里芋の皮むき方法
ねっとり&ホクホク食感がたまらない里芋。皮をむくときに手がかゆくなる・・・というお悩みはありませんか?これは、シュウ酸カルシウムという針状の結晶が刺さるためなんです。
里芋が濡れていると結晶が表に流れ出てくるため、乾かしてから皮をむいた方がかゆみを抑えられます。この結晶は酸に弱いので、あらかじめ里芋を酢水に浸しておく方法も。
もっとかんたんに皮をむくなら、洗った里芋をゆでるか、ラップに包んでレンチンする方法がおすすめ。手でつるんとむけるんです!
里芋のぬめりは取る?取らない?
里芋の皮をむいたときのぬめりも、気になるところ。ぬめりのもととなる成分には水溶性食物繊維が含まれ、体にうれしい栄養素がたっぷり。一方で、ぬめりがあるとゆでるときに吹きこぼれやすく、煮汁がにごってしまうこともあります。
ぬめりを取ると味が染み込みやすく、色合いもよくなって仕上がりがきれいに。ぬめり取りは、さらっと、またはとろっとした食感がいいかなど、お好みに合わせるのが良さそう。ただし、取りすぎると栄養素が失われてしまうので気を付けてくださいね。
泥付きが◎!おいしい里芋の選び方
里芋は泥付きのものが長持ちしやすいので、すぐ使わないのなら泥付きで売られているものがおすすめ。皮が乾燥しておらず、しっとりしているものが新鮮な証拠です。
また、形が左右そろっていて、表面にヒビやコブがないこと。そして、縞模様が等間隔で、はっきりしているもの。この辺りをポイントに目利きしてみてください。
冷凍もできる!里芋のおすすめ保存方法

里芋は乾燥と寒さに弱いため、冷蔵庫での保存はあまりおすすめできません。土がついたまま新聞紙に包むか紙袋に入れて、冷暗所にて常温で保存してください。表面が湿っていると、カビや腐る原因になるため、軽く天日干しにしてから保存しましょう。
里芋は冷凍保存もできます。皮をむいて生のままでも、ゆでてからでもOK。用途に応じて切っておくと便利です。料理に使うときは、凍ったままがベター。解凍すると、里芋の旨みが水分と一緒に流れ出てしまうそうです。
煮物だけじゃない!里芋のアレンジレシピ
里芋は煮るだけでなく、揚げても焼いてもおいしくいただけるんですよ。ここからは、里芋のレパートリーが広がる、選りすぐりのレシピをご紹介します!
下ごしらえのハードルが低くなれば、里芋が食卓にもっと登場しそうですね。今が旬の里芋をラクラク調理&上手に保存して、ねっとりホクホクの食感を心ゆくまで味わいましょう。
※参考ホームページ
JAグループ「秋・冬の旬野菜/サトイモ」
カゴメ「[里芋]皮むきや下ごしらえのコツ 」
キッコーマン「里芋」
JA宮崎経済連「さといも」
味の素Park「里いもの下ごしらえ・切り方」
冷食ONLINE「冷凍里芋はしっかり解凍してから煮る?それとも凍ったまま煮たほうがよい?」
旭化成ホームプロダクツ「野菜保存のポイント/里芋」
▼調味料や野菜、お肉にお魚…上手な選び方や保存方法、使い分けって?これまでの記事をチェック!
「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」