鮮度が命!魚をおいしく冷凍保存・解凍するコツは?

鮮度が命!魚をおいしく冷凍保存・解凍するコツは?
新鮮な魚は買ってきてすぐに食べるのが一番おいしいですが、食べきれない場合は小分けにして冷凍しておくのが便利!今回は知っておくと役立つ魚の保存方法と解凍時のコツをご紹介します。
フーディストノート
フーディストノート
2023/07/16
2023/07/14
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買ってきた魚を冷凍する方法

冷凍保存された魚

1尾のまま冷凍する場合

魚を冷凍する前に、傷みやすい頭・えら・うろこ・内臓は取り除きます。余分な水分はキッチンペーパーでしっかり拭き取ってから、なるべく空気が入らないようにしっかりラップで包み、さらにファスナー付きの保存袋に入れて冷凍します。保存期間の目安は約2週間です。

切り身で冷凍する場合

切り身の場合も、キッチンペーパーで余分な水分を拭き取り、空気が入らないように1切れずつぴったりとラップで包みます。最後にファスナー付きの保存袋に入れて冷凍します。干物の魚も同じようにして保存してください。保存期間の目安は約2週間です。

刺身を冷凍する場合

刺身用の切り身は空気に触れる部分が多く味が落ちやすいことから、あまり冷凍には向いていません。冷凍したい場合は、ドリップをキッチンペーパーで拭き取り、ラップに重ならないように置いて包んだあと、ファスナー付きの冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。保存期間の目安は約1週間です。

冷凍保存した魚の解凍方法

一度冷凍した魚を上手に解凍するには、冷凍庫の中の温度と小さい温度差で解凍するのがポイントです。

解凍した冷凍銀ダラ

流水で解凍する

水を張った器に冷凍した魚を保存袋のまま入れます。このとき、保存袋の中に水が入らないように注意してください。水道水を細く出し、魚に当たるようにして、少しずつ解凍していきます。魚のおいしさを保ちながら、上手に解凍できるおすすめの方法です。

氷水で解凍する

器に氷水を作り、そこに保存袋のまま冷凍した魚を入れます。流水で解凍するときよりも水の温度が低いため、鮮度が落ちにくくドリップの出にくい方法です。

冷蔵庫で保存する

冷凍した魚を冷蔵庫に入れて、数時間置いておきます。魚の大きさにもよりますが、だいたい4〜6時間くらいで解凍することができます。触ってやわらかければ大丈夫です。解凍している間も鮮度が落ちにくく傷みにくい方法です。

電子レンジで解凍する

すぐに解凍して使いたいときは、電子レンジの解凍機能を使うのが便利です。ただし、完全に解凍されなかったりムラができたりするので、何度か状態を確認しながら解凍してください。

解凍しないでそのまま使える魚

冷凍した干物は、解凍する必要がありません。しっかり予熱した魚焼きグリルに、皮目を下にして中火で焼けば、おいしく食べることができます。ただし焦げやすいので、火加減を見ながら調理してください。

おいしさ長持ち♪下味をつけて冷凍保存する方法

買ってきた魚に下味をつけてから冷凍すると、調味液に浸るため空気に触れる面積が減り、鮮度が落ちにくくおいしさを保つことができます。解凍してすぐ調理できるのもうれしいですよね。下味をつけた冷凍の魚は、生の魚を冷凍するよりも長く保存することができ、約1か月冷凍保存できます。

真空パックで冷凍保存したサケの切り身と塩麹

煮付け用の下味

酒・みりん・しょうゆを合わせ、ファスナー付き保存袋に魚とともに入れて冷凍します。調理するときは、解凍してもしなくても、どちらでも大丈夫。調味液ごと鍋に入れます。だしと砂糖、しょうがを加えて煮ていき、お好みの味に調整してください。

みそ漬け用の下味

みそ・みりん・砂糖・しょうがを合わせて魚とともに冷凍します。調理の際は、解凍してから使います。調味液が焦げやすいので、余分な調味液はキッチンペーパーで拭き取ってから焼いてください。

みそ煮用の下味

みそ漬け用の調味液は、みそ煮としても使うことができます。凍ったままの魚と調味液に、酒としょうがを足して、落とし蓋をして煮れば完成です。

照り焼き用の下味

しょうゆ・砂糖・酒を合わせ、魚とともに冷凍します。凍ったままの魚をフライパンに入れ、少量の水を加えて焼いていきます。

揚げ物用の下味

塩・こしょうで味付けをし、小麦粉・卵・パン粉をつけた状態で冷凍します。凍ったまま低温で長めに揚げれば、中心までしっかり火が通ります。

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旬の魚は栄養価が高く、安く手に入るので、時期を逃さずにいただきたいですよね。たくさん買って食べ切れない場合は、できるだけ鮮度のよいうちに冷凍保存しましょう。下味をつけておけば保存期間が長くなる上、調理も簡単になりますよ。

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