今さら聞けない「ズッキーニ」基本のき。保存方法や選び方、おすすめレシピは?

今さら聞けない「ズッキーニ」基本のき。保存方法や選び方、おすすめレシピは?
太めのきゅうりのようなルックスと、なすに似た甘い味わいや食感で人気のズッキーニ。暑くなって旬を迎え、お安く手に入るようになりましたね。そこで今回は、ズッキーニの選び方や保存方法、おいしく食べられるレシピを調べてみました。低糖質レシピでも活躍してくれますよ♪
フーディストノート
フーディストノート
2022/07/10
2023/07/11
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ズッキーニってどんな野菜?

ズッキーニ

使い勝手がよく、年々人気が増しているズッキーニ。店頭に並ぶ旬の時期を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。

ズッキーニは、見た目こそきゅうりやなすに似ていますが、じつはかぼちゃの仲間。肉質はなすに似ていて、旬の時期も初夏から夏となすと一緒です。また、ビタミンC、ビタミンB2、βカロテン、葉酸、食物繊維など、多くの栄養素を含んでいます。

ラタトゥイユなどに使われることから火を通して調理するイメージがありますが、生のままおいしく食べられるため、火を使いたくない暑い夏に大助かりの食材として注目を集めています。

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おいしいズッキーニの選び方

お店で買うときには、なるべく太さが均一で、大きくなりすぎていないものを選ぶのがおすすめです。また、皮にツヤがあり、できるだけかたすぎないものを見つけてみてください。ヘタの切り口がみずみずしいことも、新鮮さの証です。大きさや皮の質感だけでなく、ヘタの切り口も注目して選びましょう。

ズッキーニを長持ちさせる保存方法

ズッキーニを保存するときは、温度と乾燥に注意が必要です。ここでは、野菜室で保存する方法と冷凍庫で保存する方法をそれぞれご紹介します。

野菜室で保存する方法

ズッキーニは低温に弱く、温度が低すぎると傷みが早いため、冷蔵庫の野菜室での保存がおすすめです。さらに、乾燥もしやすいので、ポリ袋に入れたり、新聞紙に包んだりして保存し、できるだけ早めに食べ切りましょう。

冷蔵庫の野菜室で保存すると、1週間程度日持ちします。

冷凍庫で保存する方法

まるごと冷凍保存

ズッキーニをまるごと冷凍保存すると、切断面がないため水分が飛びにくく、鮮度を保てます。

ズッキーニを水で洗ってキッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取り、ラップで包みます。このとき、ズッキーニとラップの間にはできるだけ空気が入らないようにしましょう。最後に、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。袋の口を閉じるときも空気を抜いて密閉するようにしてください。

この方法を使った保存期間の目安は、約3週間程度です。

解凍する際はラップを外し、流水に2〜3分あてて半解凍状態にします。全解凍すると水分が抜けすぎてしまうため、放置しすぎないようにしましょう。半解凍の状態でも生のズッキーニと同じようにカット・調理ができます。

使いやすい大きさにカットして冷凍保存

カットしてから冷凍保存すると、使うときにカットする手間が省けて便利です。まるごと保存するときと同じように洗って水気を拭き取ったあと、お好みのサイズにカットします。その後、冷凍用保存袋に入れて空気を抜くようにして口を閉じ冷凍します。カットしたズッキーニを袋に入れるときは、できるだけ平らになるようにしましょう。こちらも日持ちの目安は約3週間程度です。

使うときは凍ったまま使用できます。一度冷凍すると食感がやわらかくなるため、ラタトゥイユのような煮込み料理に使うのがおすすめです。

炒めてから冷凍保存

ズッキーニは火を通した状態で冷凍保存することもできます。お好みのサイズにカットしたズッキーニを油で炒め、十分冷ましてから冷凍用保存袋に入れて冷凍します。炒めるときはズッキーニと相性のよいオリーブオイルを使用するのがおすすめです。この方法を使うと約1か月程度保存できます。

食べるときは電子レンジで45秒程加熱し、料理の最後に加えるとよいでしょう。既に火が通っているため、サラダやパスタのトッピングにもおすすめです。

ズッキーニのおいしい食べ方

人気が出てきているものの、どのような料理に使えるのかまだあまりよく知られていないズッキーニ。実はいろいろな調理方法があり、幅広い料理に使えるんですよ。

ズッキーニの定番!加熱して食べる

ズッキーニの食べ方といえば、まず思い浮かぶのがラタトゥイユやカレーなどの煮込み料理でしょうか。また、油との相性のよさを活かしたソテーやフライも定番ですね。

加熱して食べる手軽な方法として、おみそ汁の具としても活用するのもおすすめです。

実は生で食べてもおいしい

加熱して食べることが多いズッキーニですが、暑い日には火を使いたくないのが本音…。そんなときは、ぜひ生食で!ズッキーニは生で食べられる野菜なので、手軽なサラダやナムルで食べるのもおいしいですよ。

ほかにも、浅漬けや塩漬け、酢の物などの和食にも利用できます。

ズッキーニのおすすめレシピ12選

ラタトゥイユなどの定番から変わり種までズッキーニのおすすめレシピをご紹介します。ズッキーニ自体はクセがなく淡白な味わいなので、ジャンルを問わずおいしくアレンジできますよ。気になるレシピがあったらぜひ作ってみてください。

なすとズッキーニのラタトゥイユ

ズッキーニを使った定番料理「ラタトゥイユ」。なすや玉ねぎと一緒に炒め、あとはトマトとスパイスで煮込むだけ。簡単に作れて旬の野菜もたっぷり取れる、料理初心者にもおすすめのメニューです。

えびとズッキーニのココナッツカレー

カレーがより一層おいしく感じる季節に、旬野菜を使ったズッキーニのカレーはいかがですか?こんがり焼いたズッキーニが、まろやかな味わいのココナッツカレーとよく合いますよ。

ズッキーニのフリッター

ズッキーニはフリッターにするのもおすすめ。表面はカリッ、中はふわっとしていて、とってもおいしいですよ。塩をふって、ぜひ揚げたてを食べてくださいね。

ズッキーニのチーズ焼きピザ風

輪切りにしたズッキーニの上にチーズやトマトをのせて、ピザ風にして楽しむアイデアです。一口サイズのおかずが一度にたくさん作れるので、パーティーメニューにもおすすめです。

 

ズッキーニのガーリック醤油グリル

切って焼くだけという簡単さながら、ズッキーニのおいしさを堪能できる絶品レシピです。ガーリック醤油との相性が抜群でお酒もすすみます♪

ズッキーニのしそ豚巻きソテー

ズッキーニは切らずにまるごとのままお肉でくるくると巻くので驚くほどあっという間にできますよ。両面をじっくりと、こんがり焼き色が付くまで焼いたら完成です。

ズッキーニとミートソースの重ねグラタン

なすの食感に似ているズッキーニは、なすの代わりにミートソースグラタンにしてもおいしいですよ。ズッキーニをこんがり焼いてから耐熱容器に入れて、ミートソースとチーズを重ねたら後はオーブントースターにお任せ♪

ズッキーニのチーズオムレツ

ズッキーニはオムレツの具としても活用できますよ。卵液以外のメイン食材はズッキーニ1本のみというのもお手軽♪朝食やランチはもちろん、おつまみとしても楽しめます。

ズッキーニのスープ

普通のサイズのズッキーニを4~5本使って作るスープは、ズッキーニを大量消費したいときに大助かりのレシピ。グリーンの鮮やかな色味がさわやかな気持ちにさせてくれますね。

ズッキーニのひらひらリボンサラダ

ピーラーで薄くむいたズッキーニをシンプルなサラダ。こちらのレシピは、白だしとレモンのさっぱり仕上げです。

生ズッキーニの塩昆布ナムル

薄切りのズッキーニを、旨味たっぷりの塩昆布と和えたら、ごま油の風味をプラスしてナムル風に。もう一品ほしいときの副菜やおつまみにもいいですね!

糖質控えめのズッキーニで“べジヌードル”

ズッキーニは、切り方をひと工夫してパスタのかさ増しに使ったり、そうめんの代わりにしたりと、“べジヌードル”にするのもおなじみです。お腹いっぱい食べても糖質控えめなのがうれしい♪気になるレシピを見つけたので、試してみてくださいね!

細切りにしたズッキーニでパスタをかさ増し!1人当たりパスタ50gにズッキーニを1本を合わせて、お腹いっぱい食べられますよ。

スライサーで幅広く、薄く切ったズッキーニのフェットチーネ風。野菜がたっぷり食べられて、朝食にもぴったりのさわやかなひと皿です。

和の味付けも合うズッキーニ。しょうゆベースのつゆにつけて、そうめん風にいただくのもいいですね。ゆでたささみ、ツナ缶などトッピングはお好みで。

今ではすっかり夏を感じさせてくれる食材の1つになりましたが、日本で広まったのは1980年代と、比較的新しい野菜のズッキーニ。ビタミンCやカリウムも豊富なので、いろいろな食べ方で今年の夏もズッキーニを楽しみたいですね。

※参考ホームページ
JAこうか 食とくらしのこと 旬のレシピ集 ズッキーニ
キユーピー とっておきレシピ 素材の基本 野菜の基本 ズッキーニ
JAグループ 旬をみつける とれたて大百科 ズッキーニ

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