にらのおいしさを長持ちさせる保存方法や香りをぐんと引き出す切り方って?

にらのおいしさを長持ちさせる保存方法や香りをぐんと引き出す切り方って?
独特の香りと鮮やかなグリーンで食欲を刺激し、彩りを添える「にら」。リーズナブルで1年を通して手に入りやすいところも魅力ですね。今回は、意外と傷みやすいにらを上手に保存する方法や、香りをいかしたい方、抑えたい方にそれぞれおすすめのチョイ技をご紹介します。
Kayoko*
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2021/05/15
2023/11/06
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おいしさ長持ち!にらの保存方法

にらを保存する方法をご紹介します。どの方法も、にらを洗った後の水気をしっかり切ってから保存するようにしてくださいね。

冷蔵庫で保存する方法

すぐに使い切れる場合は冷蔵保存でOK。にらは乾燥に弱くデリケートな野菜で、とくに葉が傷みやすいので、キッチンペーパーで包み、ビニール袋へ入れるかラップでくるんでから冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

葉が折れないように注意し、可能な限り立てて保存するのがおすすめ。立てられないときは3等分ほどにカットしてもOKです。3日ほどを目安に使い切ってくださいね。

冷凍庫で保存する方法

にらは冷凍保存も可能です。すぐに使いきれないときは、生のまま使いやすい大きさにカットし、密封袋へ入れて冷凍庫へ入れておけば1か月ほど保存できます。

このとき、小さめにカットすると、断面が増えるので香りを損ないがち。にら本来の香りをキープしたい方は大きめにカットするのがおすすめです。細かく切った方が使いやすい場合は、ラップで包み小分けにしてから密閉袋へ入れてくださいね。

冷凍したにらは解凍せずにそのまま料理に使えます。食感はやや落ちるので、にらをメインにするより、炒め物やスープ、餃子のたねなどに活用してくださいね。

調味料に漬けてから冷蔵庫で保存する方法

にらを刻んで調味料に漬けておけば冷蔵でも保存期間が長くなりますよ。

しょうゆやごま油、にんにくなどと一緒に漬けておけば1か月ほど冷蔵保存できます。冷奴や肉料理などと相性がよく、にらだれとして幅広く活躍しますよ。

にらの香りの正体は?苦手な方の対処法も!

にら

にら特有の強い香りは、にんにくなどにも含まれる硫化アリルの一種「アリシン」によるもの。アリシンは肉のくさみ消しに役立つほか、血行を良くして体を温めたり、ビタミンB1の吸収を高めたりといった効果も期待できます。

根元には葉先に含まれる4倍ほどのアリシンが含まれているため、根元を切り落とす長さは目安として1cm未満にとどめておくのがおすすめ。また、アリシンは酵素の作用により切ってからしばらく置いておくと、香りが強くなります。香りをもっと楽しみたい、くさみ消しに利用したい場合はあらかじめ切っておきましょう。

香りをなるべくキープするにはカットする大きさもポイント!

「冷凍庫で保存する方法」でもご紹介しましたが、小さめにカットすると断面が増え、香りが飛びやすくなります。切ってすぐ使う場合は香りが立つので小さめにカットしても問題ありませんが、保存する際は大きめに切るようにするといいですよ。また、この切り方は栄養面でもメリットがあります。にらに含まれる水溶性の栄養素は切り口から出る水分で流れ出るため、断面が少なければ少ないほど栄養が逃げにくいという訳です。

にらの香りをやわらげるには?

独特な香りが魅力のにらですが、お子さんなど苦手に感じる方も多いですよね。香りをやわらげたい場合は、葉先の方を使い、調理の直前にカットするようにしてみてください。また、卵でとじたり、ごま油を使ったりすると香りが和らぎます。反対に香りを楽しみたい場合は、にらの香り成分となるアリシンが多く含まれる根元をなるべく活用するようにしましょう。根元を落とすときに切り過ぎないのがポイントです。

【にら入り卵焼き】

卵とごま油を使うので、にら入りでもマイルドな味わいに。砂糖を多めに入れればお子さんウケがさらによくなりますよ。

濃い緑で肉厚が◎!にらの選び方

全体的に濃い緑色でつやがあり、みずみずしいものが新鮮です。根元を持ったときに、葉先までピンとまっすぐに伸びるかどうかもポイント。葉の幅が広く、肉厚なものがおいしい証拠です。また、茎が太すぎず、茎の切り口が乾いていないにらを選んでくださいね。

にらをたっぷり使える定番レシピ3選

にらをたっぷりつかった定番レシピをご紹介します。にらの消費にも大活躍してくれますよ。

もちもちにらチヂミ

生地に入れる具材はにらだけなのでとっても簡単に作れます。小麦粉と片栗粉を混ぜて作る生地がもちもちしておいしい♪

にらともやしのポン酢炒め

にらともやしを組み合わせたシンプルな炒め物も定番中の定番。ポン酢で味付けをするのであっという間に完成しますよ。

にら玉あんかけ

中華料理のメニューでも人気のにら玉。こちらのレシピならにら玉もあんかけも同じフライパンで作れるので洗い物が少なくて楽ちんです。

 

試してみたい!にらのアレンジレシピ3選

にらを使った料理のアレンジは無限大。フーディストさんたちのセンスの光るアレンジレシピを参考に、レパートリーをもっと増やしてみませんか?

【厚揚げのにら味噌マヨチーズ焼き】

マヨネーズや味噌、オイスターソースなどで和えたにらを厚揚げにのせ、トースターでこんがり焼いたら完成。チーズものせるので、コクがあり香ばしいですよ。

レシピをチェック!>>

【にらの肉巻き餃子風】

にらとキャベツを豚肉で巻いて焼いた餃子風の味わい。仕上げに白ごまをトッピングし、ポン酢を付けていただきます。

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【鮭のにら衣天ぷら】

にらを天ぷらの衣に入れたアイデアレシピ。淡泊な鮭でも香りと味わいがプラスされ、おいしくいただけますよ。

レシピをチェック!>>

にらは新鮮なうちに使い切るのがおすすめ。ですが、余ってしまったときは冷凍するなど上手に保存して、おいしさをキープする方法も覚えておきたいですね。アレンジレシピにも挑戦して、にら料理をもっと楽しみましょう♪

※参考ホームページ
JAグループ「春・夏の旬野菜/ニラ」
カゴメ「ニラをそのまま冷蔵庫に保存はNG!長持ちする保存方法は?」
カゴメ「[ニラ]含まれる栄養素や、鮮度の見分け方&保存方法のコツは?」
ニチレイフーズ「【ニラの冷凍】野菜ソムリエ推奨の便利な保存テクニック」大阪市中央卸売市場「にら」
ウェザーニュース「葉先よりも根元に多い!?春ニラの栄養と効能」
JAグループ茨城「にら」

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