わが家のから揚げがひと味、ふた味変わる♪今さら聞けない「から揚げ」基本のき
お店みたいにやわらかく!基本から意外なアイデアまで下味のポイント
味がしっかり染みていて、口に入れた瞬間に肉汁がジュワ~ッとあふれるから揚げ。おいしく作るためのポイントの1つは、やっぱり下味!
醤油と酒に、くさみ消しとして生姜を使うのが基本です。旨みを加えるにんにくを使う方も多いはず。醤油の代わりに塩を使った塩から揚げも人気があります。
プラスαでやわらかく!
漬け込み時間はどれくらい?
鶏肉に下味を付けた後、一晩ほど置いておくと味が奥まで染みこみます。ビニール袋などに入れてしっかり揉み込めば、15~30分程度でもOKです。
「から揚げ粉」は時短&おいしいから揚げへの近道かも!
そうはいっても、鶏肉に下味を付けるのは意外と手間がかかりますし、思ったような味に仕上がらないことも…。そこでおすすめなのが、市販の「から揚げ粉」。あれこれ調味料を用意する手間を省け、漬け込み時間も少なくて済むのでお手軽です。
調味料やスパイスの種類が違うもの、まぶすタイプ以外にも水で溶くタイプなど、さまざまな商品がラインナップされています。お好みのから揚げ粉を見つけるのも、おいしいから揚げへの近道かもしれませんね♪
余ったから揚げ粉は炒めものなどに!
から揚げ粉は調味料としてさまざまな料理に活用できるんです。手軽に旨みアップが叶いますよ。から揚げ粉が余ったときの消費にもお役立てください!
から揚げは衣と温度がポイント!揚げ方のコツ
衣の付け方で食感が変わる!
下味をつけたら、次は衣と揚げ方のお話です。まず、から揚げの衣に小麦粉と片栗粉、どちらを使うか迷ったことはありませんか。そんなときは、小麦粉を付けた後、片栗粉をまぶすというダブル使いも試してみてください。
小麦粉が鶏肉の旨みを閉じ込めるのでジューシーな仕上がりになり、外側の片栗粉でカリッと食感を楽しめます。ひと手間かけるだけで、両方の粉のメリットを活かせますよ。
やっぱり「二度揚げ」したい理由
お肉を揚げる温度ですが、低温だと仕上がりがベチャッとなり、高温だと中まで火が通らないことも。そこで取り入れたいのが、低温と高温を併用したおなじみの「二度揚げ」です。
まず、160℃ほどの低温で揚げてほんのり色づいたらいったん取り出します。中はまだ生でも余熱で火が通ります。続いて油の温度を180℃ほどの高温に設定し、再び鶏肉を油の中へ。濃いきつね色になってから取り出せば、外はカリッと、中はやわらかい食感になりますよ。
たくさん揚げたら、冷凍しよう!
たっぷり揚げたから揚げは、食べたいときにすぐ食べられるよう冷凍保存しておきましょう。
油を切りしっかり冷ましてから冷凍するのがポイント。1回に使う個数ずつ小分けにしてラップで包み、密閉袋に入れて冷凍庫へ。空気に触れると肉や油の酸化につながるので、なるべく空気を抜いておいてくださいね。
食べるときは電子レンジで軽く温めた後、トースターでカリッとするまで加熱すればOK。お弁当おかずをはじめ、すぐに一品作れるのがうれしいですね。冷凍したから揚げは2週間ほどを目安に食べきりましょう。
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工程自体はシンプルながら、意外と奥が深いから揚げ。から揚げ粉を使ったり、いつでも食べられるよう冷凍保存したりして、手作りから揚げをたっぷり楽しみましょう♪
※参考ホームページ
キユーピー「マヨネーズをもみ込むだけでふんわりやわらかに!」
日本乳業協会「ヨーグルトで鶏肉が軟らかくなるのはなぜ?」
明治「鶏むね肉のやわらかから揚げ」
NHKテキストビュー「唐揚げ専門店に聞く! おいしさのコツ」
ハウス食品「しょうがにんにくたっぷり唐揚げ」
NIKKEI STYLE「空揚げ、カリッと作るには? 揚げ方と下味のコツ」
ニッポン放送「プロが教える、今すぐ使える料理の新常識“唐揚げには小麦粉? 片栗粉?”“ハンバーグに卵は入れる?”」
ニチレイフーズ「【唐揚げの冷凍】揚げてから冷凍が正解!ジューシーさを保つテク」
旭化成ホームプロダクツ「から揚げの保存」