甘さを最高に引き出す調理ワザ&ベストな保存法はこれ!今さら聞けない「とうもろこし」基本のき


甘みを引き出す!とうもろこしの上手な加熱方法

ゆでるならお湯から?水から?
とうもろこしの調理法といえば、まず思い浮かぶのがお鍋でゆでるか、電子レンジでチンするかのどちらかではないでしょうか。まずは、ゆで方のコツから。
じつは、とうもろこしはゆで方によって味わいや食感が異なり、お湯からゆでるとシャキシャキとし、水からゆっくりゆでると、ふっくらとして甘みが引き立ちます。また、皮は水分や風味をキープする役割があるため、何枚か残しておいた方が甘みを逃しません。中の汚れが気になるなど、どうしても皮をむきたい場合は、ゆでる直前にしましょう。
ゆであがったら、水に対して3%ほどの塩を入れた塩水に数分つけておくと、さらに甘みを感じますよ。
レンジ蒸しでかんたんに♪
手軽さでいえば、電子レンジかもしれませんね。とうもろこしに含まれるビタミン類の多くは水溶性のため、電子レンジなら成分の流出を防げます。そのうえ、水っぽくならずに甘みが凝縮されますよ。
フライパンで蒸し焼きに!
よりジューシーに仕上げたければ、フライパンで蒸し焼きにするのがおすすめ。とうもろこしの甘みが逃げにくいんです。
捨てるの待った!とうもろこしのひげはどうすべき?
皮付きのとうもろこしには、茶色く長いひげのようなものがたくさん出ていますよね。このひげの正体は、とうもろこしの「めしべ」。粒一つ一から伸びていて、花粉がつくと受精するため、粒とひげの数は同じなんです。
捨ててしまいがちなひげですが、じつは、とうもろこしの実と同じカリウムが含まれています。韓国では、とうもろこしのひげを天日干しにした「ひげ茶」がむくみ予防になると人気なんです。
また、実が詰まっているかどうかは、そのひげの多さでチェックできます。ひげは褐色または黒褐色で、乾燥していないものがとうもろこしがよく熟しているサインです。
おいしさ長持ち!とうもろこしのおすすめ保存方法

とうもろこしは収穫後、甘みと栄養価の落ちるスピードが速いので、購入したらその日のうちに食べ切りたいところ。ですが、加熱すると甘みはキープできるので、すぐに食べない場合は、ゆでてからラップで包み、冷蔵庫で保存しましょう。2~3日はおいしくいただけます。
とうもろこしは冷凍保存も可能です。硬めにゆでた後、1本ずつラップでくるみ、密閉袋に入れて冷凍庫へ入れておけば、1ヶ月ほど保存できます。食べるときは、さっとゆでるか、レンジで温めて下さい。
ゆでた後、実を外して密閉袋に入れて冷凍保存してもOK。炒め物などにそのまま使えて便利です。
甘みが広がる♪とうもろこしアレンジレシピ
黄色くて甘~い夏のごちそう、とうもろこし。ゆでた後に、フライパンやグリルで味付けして焼いて、屋台風の焼きとうもろこしもいいですね。いずれにしても、甘みを逃さないように、手に入ったらできるだけすぐに調理することが肝心。暑い季節は、シャキッとおいしいとうもろこしをお腹いっぱいいただきたいですね♪
※参考ホームページ
JAグループ「夏の旬野菜トウモロコシ」
JA会津よつば「とうもろこし」
JAグループ福岡「トウモロコシのひげは何?」
カゴメ「とうもろこしの茹で方!水からorお湯からでおいしさが違う!? 」
キューピー「とうもろこしの選び方」
NHK「電子レンジで楽チン!とうもろこしの甘みを引き出す方法」
旭化成ホームプロダクツ「野菜保存のポイント/とうもろこし」
日本気象協会tenki.jp「美味しい“とうもろこし”のゆで方!好みによってゆで方が異なるって知ってた?」
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「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」