すぐに試したくなる「おいしいトマトの見つけ方」って?今さら聞けない「トマト」の基本のき
いつも食べているトマトは、ピンク色!?
ジューシーでみずみずしいトマトといえば、目の覚めるような赤色のイメージが強いですよね。ところが、私たちがふだん食べているものは、正確には「ピンク系」なんだとか!今や8000種類以上あるといわれるトマトは、栽培方法の違いにより「赤系」と「ピンク系」の2色に大きく分けられます。
日本の市場に出回っているのは、完熟しても色付きが浅い「ピンク系」が主流。皮が薄く果肉がやわらかめで甘味が強いため、生食で食べることの多い日本では人気を集めています。これに対し、「赤系」は皮が厚く果肉がかためで酸味が強いため、ケチャップやジュースなど加工品に使われます。ヨーロッパをはじめ世界各国では、調理に使うことが多いため「赤系」が主流なんだそうです。
最近では日本でも、パスタに入れるなど調理して使うことが多くなり、「赤系」トマトも店頭に出回るようになってきました。これ以外にも、味わいが「ピンク系」に近づくよう改良されている「黄色系」、水分の多い「黒色系」のトマトもあります。カラフルなトマトを集めたトマトサラダ、なんて素敵ですよね。
スターマークがポイント!おいしいトマトの選び方
おいしいトマトの選び方のポイントは、皮に色ムラがなく、ツヤとハリがあり、固くしまっているかどうか。また、手にとってずっしり重いトマトを選ぶといいですよ。ヘタが濃い緑色でピンと張っているものが新鮮です。
また、お尻(ヘタとは反対側)から星のように放射線状の線が出ているトマトを目にしませんか?この線は「スターマーク」といわれ、くっきりとたくさん出ているほど、おいしいトマトなんですって。実が熟しているかどうか、このスターマークでチェックしてみて下さいね。
冷凍もできる!トマトのおすすめ保存方法
熟した食べごろのトマトは、ビニール袋に入れて口を止め、冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。もし、緑の部分がある場合は、常温で保存して完熟させてからにして下さいね。
また、トマトは冷凍保存もできます。ヘタをくり抜いて丸ごと密閉袋に入れて冷凍庫へ。冷凍トマトは、湯むきしなくても流水で洗い流せば簡単に皮がむけますよ。スープやソース、煮込み料理など幅広く使えます。
トマトのお助けレシピ4選
トマトの保存方法や選び方をおさえたものの、うっかり冷蔵庫の奥に入れっぱなしだったり、おいしそうなトマトを選んだつもりが食べてみたら甘くなかったり…。ここでは、そのまま食べるには難しいトマトのお助けレシピをご紹介します。
トマトの赤い色は、抗酸化作用のあるおなじみ「リコピン」の色。栄養価が高く、酸味と甘味のバランスが絶妙のトマトは積極的にとりたい野菜のひとつです。おすすめの選び方や保存方法を参考に、いろいろなレシピでトマトをいただきましょう♪
※参考ホームページ
一般社団法人全国トマト工業会「トマトのちょっといい話」
カゴメ「トマト大学」
カゴメ「おいしいトマトの見分け方と、保存のコツ」
キューピー「トマトの選び方」
JAグループ「春・夏の旬野菜トマト」
日本気象協会「トマトが赤くなると医者が青くなる!?今が旬のトマトの歴史と栄養価」
大地を守る会「おいしいトマトは”スターマーク”で見分けよう」
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