人気の給食レシピを簡単時短アレンジ!maki(まき)さんの【おいしい暮らし】
今までは職場で感想を聞くだけだったのが…
——makiさんがフーディストとしてレシピを発表するようになったきっかけを教えてください
「給食調理の仕事をしていて、子どもたちの喜ぶ姿を見るのが励みでしたが、コロナ禍に勤めていた保育園が休園になってしまい…。苦労されているお母さんたちを見て、何かできることがないか、役に立てれば!そう思ったのがきっかけです。働きながら子育てされている人との関わりが多かったので、“簡単時短料理”にこだわって発信しています」
——レシピを発表するようになってから、ご自身の生活にどんな変化がありましたか?
「今までは自分の職場で目に見える人から感想を聞くだけだったのが、SNSを通してたくさんの人の声が届くようになったのが新鮮でした。もっと多くの人のためになりたい!と思うようにもなりました」
——そうしたレシピを考えたり、料理をしたりする上で大切にしていることはありますか?
「どんな時に私のレシピを見たいと思うか、をいつも考えるようにしています。今の時代、ネットでもリアルでも料理レシピはたくさんあるので、その中から私のレシピを見てくれる人には1人1人にお礼を言ってまわりたいくらいです(笑)。みなさんの生活を思い浮かべて、そこに寄り添えるように、少しでもお役に立てるようにと心がけています」
——お忙しい毎日、お時間のない中で「味も見た目もおいしい料理を作るコツ、準備」などアドバイスをお願いします!
「時間がないからこそ、道具にこだわっていただきたいです。たとえば、切れない包丁を使っていると食材がつぶれて旨みが逃げたり、料理に対するストレスもたまってしまったり…。よく切れる包丁を使えば作業も驚くほど早くなると思います。
あとは、段取りをしっかり組むこと。一番時間のかかる煮物は最初に火にかけ、その間に他のものを切ったり炒めたり、あらかじめ手順を考えておくといいですよ。
繰り返し作ることで自然とつかめてくるコツもあるので、失敗しても落ち込まずに続けてほしいです!」
***
「いかに簡単に、いかにおいしく作るか。簡単にする分、工程を省かないといけないので、おいしい食材と調味料の組み合わせを考えつつ、子どもから大人まで、これからも胃袋をつかめるレシピを発信していきたいです!」というmakiさん。Instagramでは時短でおいしいレシピに欠かせない愛用の製菓グッズやおすすめの調理グッズも公開中なので、レシピとあわせてチェックしてみてくださいね。
maki(まき)さんへのQ&A
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「炭水化物、大好きです(笑)。チャーハン、ラーメン、うどん、お好み焼きなど、お店で食べるのも好きですが、おうちで食べるのも特別感があって楽しいです。苦手なものはパクチーです。エスニック系料理など独特な香りのするものも食べられないことが多いです」
——思い出の料理本はありますか?
「雑誌の『オレンジページ』や『レタスクラブ』。中学生くらいからキッチンに立ち始めたので、母が買っていたものを一緒に見ていた記憶があります。あとは、調理師学校時代の教科書は今でも大事にしています」
——インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?
「楽天市場で買い物をすることが多いので、インテリアは『LOWYA』、食器などは『Z-MALL』、『おしゃれ食器の通販 M’home style』をよく利用しています。北欧スタイルが好きな人にはどちらもおすすめです!」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「YouTubeはよく見ていて、『エガちゃんねる EGA-CHANNEL』は必ずチェックしています(笑)。江頭2:50さん発案の『ガツン、とみかん&パイン杏仁豆腐』というアイスは20本近く買ったと思います。あとは、彼とゲームの『桃太郎電鉄』をするのも(コテンパンにされますが)楽しいですし、猫と遊んだり一緒に寝たりするのも幸せです。インドアだけでなく旅行も好きなので、きれいな海を見て、ダイビングやSUPなどもしてリフレッシュしています」
子どもから大人まで喜ばれるレシピをコンセプトに、簡単時短「やみつきごはん」、材料2つから作れる「本格スイーツ」をブログで発信中。Instagramフォロワーは39万人超。著書に『makiの胃袋泥棒レシピ』(宝島社)がある。
<ブログ>
「簡単時短ごはんとおやつ」
<Instagram>
maki(@maki.recipe)
<X(旧Twitter)>
maki(@makirecipe)
<YouTube>
「maki.recipe」
※maki(まき)さんへの取材・仕事依頼はこちら