「文章が多いレシピ本を読むのが苦手だったので…」ぼくさんの【おいしい暮らし】

「文章が多いレシピ本を読むのが苦手だったので…」ぼくさんの【おいしい暮らし】
暮らし上手なフーディストさんにフォーカスし、毎日の料理がよりおいしくなる気づきや、心地よく暮らすヒントをお届けする不定期連載「おいしい暮らし」。今回は、かわいいアザラシちゃんのアイコンと、手間抜きでおいしくできるイラストレシピで人気のフ-ディスト・ぼくさんに、レシピに込めた思いや毎日の料理作りのアドバイス、暮らしを楽しむコツを教えていただきました。
フーディストノート
フーディストノート
2023/06/02
2024/04/15
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絵本のように読めるレシピイラストを

——ぼくさんがフーディストとしてレシピを発表するようになったきっかけを教えてください

「自分が文章が多いレシピ本を読むのが苦手で…。もしかして同じ考えの人がいるのかもしれないと思い、絵本のように読めるレシピイラストを、当時からよく使っていたTwitterに投稿するようになりました」

 

——レシピを発表するようになってから、ご自身の生活にどんな変化がありましたか?

「レシピ投稿を始めた頃は、アニメ会社でアニメーターの仕事をしていたんです。そんな中で、まさかのレシピ本出版のお話をいただいて。話はとんとん拍子に進み、気が付いたらアニメ会社を退職して、イラストレシピが本業になっていました。気軽に描き始めたレシピイラストですが、もともと自分のイラストで食べていくことが夢だったので、今は毎日とても楽しいです。
朝起きて買い出し→夕方までに撮影というリズムで生活ができるようになり、忙しかったアニメ会社時代の不規則な生活が改善されたのもよかったです(笑)」

 

——そうしたレシピを考えたり、料理をしたりする上で大切にしていることはありますか?

「ぼく自身がオーブンを持っているのに使わなかったりと面倒くさがりなので、同じ思いの方も多いはず!ということで、レシピを考える際は、『オーブン不使用』『フライパンだけで作れる』など、オーブンを使わなくても、料理初心者の方でも簡単に作れるかどうかをポイントにしています。
また、料理に慣れていない方ほど文章だけのレシピを読むのは大変だと思うので、できる限りレシピイラストを描くようにもしています」

 

——お忙しい毎日、お時間のない中で「味も見た目もおいしい料理を作るコツ、準備」などアドバイスをお願いします!

「料理は見た目も大事ですよね。ぼくも最初はお皿も盛り付けもそこまでこだわっていなかったですし、なんなら写真技術すらゼロだったので、見た目はよくなかったと思います。100円均一のお皿ばかりを使っていたら、『これはセリアのお皿ですね!』『これはダイソーのお皿だ!』と、投稿するたびにフォロワーさんの間でお皿クイズ大会が開催されてしまったこともありました(笑)。
きっかけは、初めての書籍『ぼくのおやつ』用の写真撮影でした。その頃から、たとえば、茶色ばかりの料理になってしまったら葉物を添えたり、トマトを加えたり、お菓子だったら生クリームをかけたり、少しだけ色を足すようにしています。もし、料理自体に色を追加することができなくても、お皿の下に敷く敷物や、背景にお花を写し込んであげるだけで、だいぶ食卓が明るく見えると思いますよ」

「お豆腐入りの生地で、中にはチョコとバナナを入れて甘くてとろとろな小さいチョコバナナパンケーキ。これにはローズマリーを添えています。お菓子に添える葉物といえばミントが定番ですが、ローズマリーを添えるとちょっぴり高級感が出せますよ!」

***

「自分がアニメ会社にいたこともあり、レシピのアニメを作りたいと思っています!まわりからもすごく応援してもらっているのですが、仕事が忙しくてなかなか着手できず、やりたいと思ってから、そろそろ5年くらい経っています(涙)」という、ぼくさん。アザラシさんも登場する?アニメで見るぼくさんのレシピ、楽しみですね!

 

ぼくさんへのQ&A

——ニックネームの由来は?

「誰にでも覚えてもらいやすいように、ひらがな+2文字にしたくて考え付いたのが『ぼく』でした」

——大好物といえば?苦手な食べ物は?

「大好物はスイカ、うにです。ジャンルでいえば果物類はすべて大好き!苦手な食べ物は特にないです!しいて言えば、にんじんを自ら好んでは食べないくらいでしょうか」

——思い出の料理本はありますか?

「母親が集めていたマンガ『クッキングパパ』は子どもの頃から読んでいました。当時は何気なく読んでいましたが、クッキングパパってたまにぶっ飛んだレシピがあって本当にすごい!今となっては参考になることも多いです」

——インテリアやライフスタイルなど参考にしているショップ、カフェ、雑誌、サイトなどはありますか?

「unicoさんのインテリアはシンプルでカッコよくて憧れます!unicoさんのホームページでコーディネートを見るのも好きです。あとは、古道具が大好きなので、散歩がてらアンティークショップもよく見に行きます。カフェでビンテージのテーブルを見つけたびについ欲しくなってしまいます…」

——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?

「もう10年一緒にいるペットの猫(エキゾチックショートヘアです)と一緒にごろごろしたり、ゲーム大好きなのでスイッチやスチームのゲームをしたり、あとは、個人的にイラストを描いたりして過ごしています」

ぼくさんプロフィール写真
ぼく・イラストレシピ(@boku_5656)さん

イラスト料理研究家。かわいいイラストで紹介するアイデアレシピが人気を博し、Twitterのフォロワーは55万人超。著書に、『多幸感で満たされる~! ぼく流 禁断のスイーツ』(KADOKAWA)、『ぼくのおやつ』シリーズ、『ぼくのごはん』シリーズ(共にワニブックス)、『ぼくの魔法のおやつ』(ワニブックス)などがある。

<Twitter>
ぼく・イラストレシピ(@boku_5656)

<YouTube>
ぼくマロ手間抜きレシピ

<ブログ>
BOKUの簡単ンまい飯ブログ

※ぼく・イラストレシピ(@boku_5656)さんへの取材・仕事依頼はこちら

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