梅干しはいつまでおいしく食べられる?今さら聞けない「梅干し」の基本のき
「梅干し」には2種類ある?
名前を聞くだけでつばが出てくる、塩気たっぷりでキューッと酸っぱい梅干し。一方、最近ではかつお節や昆布、はちみつなどで漬け込み、甘くまろやかな味わいの梅干しも人気です。みなさんはどちらがお好きですか。
食品の品質を定めたJAS規格で、梅干しは「梅干し」と「調味梅干し」の2つの種類に分けられています。昔ながらのたっぷりの塩で漬けられた、塩辛くて酸っぱいものが「梅干し」、梅干しを塩抜きしてまろやかな調味液に漬けたものが「調味梅干し」です。
ちなみに、含まれる塩分量(※)は、100gに対して「梅干し」は18.2g、「調味梅干し」は7.6g。塩分量もかなり違いますね。
※日本食品標準分析表(2015年版)による
梅干しの賞味期限は長いの?
梅干しの賞味期限は、含まれる塩分に関係しています。塩分20%前後の「梅干し」は長く食べられる保存食とされ、賞味期限が記載されていない場合もあります。
塩分が半分以下に抑えられた「調味梅干し」は、賞味期限が6ヵ月程度と短いのが一般的。メーカーや商品によって違いがあるため、ラベルを確認してくださいね。
梅干しの保存方法をおさらいしておこう!
開封前の梅干しは、直射日光と高温多湿を避けて冷暗所で保存しましょう。開封した後は、フタをして冷蔵庫で保存してください。
密閉性の低い容器では、水分が飛んで風味が落ちる可能性もあるので、タッパーやビンなどに移しかえるのがおすすめ。
梅干しを取り出すときは、別のものをつかんだ箸を使いまわすと、後でカビが発生するリスクが高まります。専用の取り箸を使うようにしてくださいね。
カレーに梅干し!?ちょっと意外な梅干しコラボレシピ♪
ここでは、梅干しの塩気や酸味をおなじみの味と上手に組み合わせた、ちょっと意外なレシピもご紹介します!
炊飯器でかんたん!梅干し炊き込みごはん3選
梅干しを使った炊き込みごはんも手軽でおすすめ。梅干しは炊き込むと酸っぱさが減って旨みが増すため、苦手な方でも食べやすくなるんです。炊き立てを食べても、お弁当やおにぎりにしてもおいしくいただけますよ。
そのまま食べてもよし、意外な組み合わせを試してみるのもよしの梅干し。梅干しと調味梅干しのそれぞれの特徴を押さえて、上手に保存しておいしくいただきたいですね。
※参考ホームページ
田辺市「梅の効用」
ウェザーニュース「あなたが食べているのは“梅干し”? それとも“調味梅干し”?」
文部科学省「食品成分データベース」
東都生協「梅干しの賞味期限が知りたい」
中田食品「よくあるご質問」
梅のヤマイチ「無添加の紀州梅干しをお取り寄せする前にチェック!おいしいと人気の梅干しの賞味期限」
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