サンドイッチや炊き込みご飯にも!鍋だけじゃない「ポン酢」基本のき
黄色い方?黒い方?意外と起きる“ポン酢違い問題”
ポン酢は、オランダ語で柑橘果汁を意味する「ポンス(pons)」が語源といわれており、柑橘果汁に酢を加えた黄色いものをポン酢と呼んでいます。
そんな話を聞くと、「あれ、ポン酢は黒い色をしているのでは?」と疑問に思う方も
いらっしゃるかと思いますが、ポン酢にしょうゆや調味料を加えたものは、本来「ポン酢しょうゆ」「味付けポン酢」なんです。しかし、日本のポン酢の消費量のほとんどは、しょうゆ入りタイプ。そのため、「ポン酢しょうゆ」や「味付けポン酢」を「ポン酢」と呼ぶことが多いとか。
買い物を頼むときなどは、“ポン酢違い問題”が起きないよう、念のためしょうゆの有無や色合いを交えた方が確実かもしれませんね。
こんな使い方も!ポン酢は万能調味料
鍋やしゃぶしゃぶのつけダレに使ったり、焼き魚にかけたりすることが多いポン酢。ところが、使い方次第で、ポン酢料理のレパートリーはもっと広がるんです。ポン酢のさわやかな風味を上手に活用しましょう♪
ポン酢で煮物は、もはやおなじみ!?
炊き込みごはんにポン酢をプラス♪
サンドイッチにもポン酢もアリ!
西日本では、餃子にポン酢も多数!
アツアツの餃子は、つけダレ次第で味わいがグンと変わりますよね。アットホームボックスが全国20~59歳の男女約1,500名に行った調査(※)によると、「餃子を食べるときにつけるもの」は「しょうゆ・酢・ラー油」の3点セットが大半をしめました。
しかし、地域別にみると、西日本では「ポン酢」を付ける方が多い結果に。奈良・山口・徳島では40%以上、九州では全ての県で30%以上の方が「ポン酢」を選んでいます。
ここでいうポン酢は、おそらく「ポン酢しょうゆ」「味付けポン酢」のこと。西日本の方は自分流にブレンドするつけダレよりも、すでに味が完成したポン酢を使う方が好みというわけですね。未経験の方は、ぜひ餃子にポン酢を試してみては?
※出典:「餃子のタレ」についての調査(「アットホームボックス調べ」)
どれがお好み?ポン酢は種類がたくさん!
スーパーなどの店頭には、ポン酢がずらりと並んでいますよね。消費者の嗜好やさまざまな料理に合うように、メーカー各社が試行錯誤をし、私たちを楽しませてくれています。
どれも柑橘系の果汁が入っていますが、その中でもゆず・すだち・レモン・みかんなどを際立たせたポン酢は、それぞれの果汁の風味が楽しめます。「しぼりたて生果汁」を使ったフレッシュなタイプも!
昆布やかつおだしをプラスし、まろやかに仕上げたポン酢もあります。だしを使っているので、焼き魚や煮物などにピッタリ。また、焙煎されたごまや、刻んだ玉ねぎ入りといった変わりダネも。サラダやしゃぶしゃぶなどにおすすめですよ。
お手軽から本格派まで!ポン酢を手作りしてみよう♪
ポン酢は自分で作ることもできます。ゆずやレモンなどで酢を使わずに酸味を出すアイデアも!これなら酢が苦手な人でもポン酢の風味を楽しめますね。お好みの材料を使って、オリジナルポン酢を作ってみましょう。
ポン酢は、つけダレとしてシンプルに使うのもよし、調味料として料理の味を引き立てるのもよし。あなた好みのポン酢を見つけ、冬の味覚を堪能してくださいね。
※参考ホームページ
朝日新聞デジタル「ポン酢、鍋だけじゃない 素材にこだわり…高めでも人気」
NIKKEI STYLE「あなたならポン酢はどっち? 黄色かしょうゆ入りの黒」
価格.comマガジン「冬だ! 鍋だ!! 古今東西の「ポン酢」13種類を徹底比較」