「電子レンジ」でお肉の脂落としもできる!今さら聞けない便利ワザ&簡単お掃除術

「電子レンジ」でお肉の脂落としもできる!今さら聞けない便利ワザ&簡単お掃除術
電子レンジは毎日の料理に欠かせないキッチン家電。温めや加熱調理はもちろん、お肉の余分な脂を落としたり乾物を時短で戻せたりと下ごしらえにも活躍してくれてとっても便利ですよね。今回は知っておくと役立つ便利技をはじめ、レンジの油汚れ・水あか・においのお掃除術をご紹介します!
Kayoko*
Kayoko*
2019/11/20
2023/08/24
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電子レンジを下ごしらえに大活用!

朝ごはんやお弁当作りに始まり、ランチ、おやつ、そして夕食の準備まで、1日何度もお世話になっている電子レンジ。ところが、「オレンジページくらし予報」が行ったアンケート(※)では、電子レンジを使いこなしていると答えた人は37%だったそうです。意外と少ない数字のようにも感じますが、みなさんはいかがですか?

そこで今回は、電子レンジをこれまで以上に使いこなすためのヒントを集めました。まずは、料理に必要な「下ごしらえ」。電子レンジにお任せして、ラクしておいしくしちゃいましょう♪

※出典:「電子レンジでの調理」についての調査(「オレンジページくらし予報」)

豆腐の水切りをスピーディーに

キッチンペーパーか乾いた布巾で豆腐を包み、耐熱皿にのせてそのまま加熱します。500~600Wで1分間程度から様子をみてください。外側に出てきた水分は、ふき取ってから調理しましょう。

脂落としでヘルシー仕上げ

レンジ加熱でお肉の油を落とすアイデア。こちらのレシピでは、カットした鶏肉に下味を付けてからレンチンしています。余分な脂が落ちた状態でから揚げにすれば、ちょっぴりヘルシーに仕上がります。

乾物のもどし時間短縮!ふっくら食感にも

切り干し大根などの乾物を耐熱容器に入れ、かぶるくらいの水と一緒に入れてレンジで加熱すると水やぬるま湯でもどすよりも時短に。干ししいたけの場合、水でもどすよりふっくらと仕上がるメリットもあります。

電子レンジには、下ごしらえに使える裏技がまだまだあります。例えば、大根おろしの辛み取り。辛さが苦手な方やお子さん向けに、耐熱容器に入れて加熱すれば辛さが和らぎます。

また、にんにくの臭い消しにも効果があります。にんにくの外皮をとり、薄皮のままレンチンすれば独特な臭いが抑えられます。臭いが手に付きにくくなるうれしいメリットも。

その他、焼きそばの下ごしらえにも便利です。麺がかたくなっていると、ほぐすときにブツブツ切れてしまうことってありますよね。麺の袋の端を少しだけカットして、軽く加熱すると調理するときにほぐしやすく、麺が切れるのを防げます。

時短で味しみ!電子レンジでかんたん調理

電子レンジを使えば、味をしみこませるのに時間がかかる食材も、時短でしみしみに仕上げることができるんです!

栄養素キープ!即席漬け物

レンジを使えば、漬け時間不要で味しみの漬け物が作れます。レンジでさっと熱を通すので、ゆでるよりも栄養素が流れ出にくくおすすめです。

やわらかい豚の角煮を時短で!

口の中でとろける食感が魅力の豚の角煮。圧力鍋がないと時間と光熱費がかかりますが、レンジで時短&節約調理が叶います。豚肉を小さめにカットし、豚肉に砂糖と酒をもみ込んで事前に加熱すればOK。

味しみフレンチトースト

卵液に漬け込む時間が必要なフレンチトーストも、レンジで加熱すると短時間でもしみしみになるんです。レンチンした後にフライパンで焼かなくても、長めに加熱すれば、さらに簡単にフレンチトーストができますよ。

電子レンジを使うことで上手に時短することができるので、少しでも調理時間を減らしたいとお考えの方はぜひ積極的に活用してみてくださいね。

電子レンジ内の頑固な汚れのお掃除術

ついつい掃除を後回しにしてしまい、電子レンジの庫内にこびりついてしまった汚れに頭を抱える人も多いはず。そんなときは、重曹とクエン酸をうまく使い分けて、キレイにしましょう。なお、電子レンジの庫内を掃除する際は、あらかじめコンセントを外し、電子レンジ本体および付属品が冷めてから掃除を始めましょう。

※電子レンジのお掃除は、必ず説明書を確認してから行ってください

電子レンジの汚れがもたらす3つのデメリット

お掃除術のご紹介の前に、電子レンジの汚れがもたらす3つのデメリットをご紹介します。

電子レンジを汚れたまま放置するとさまざまなトラブルにつながる可能性があるので、安全に使い続けるためにも、次に紹介するような症状が出ないよう、日々お手入れをしてきれいな状態を保ちましょう。

1. 電子レンジの中の臭いが食品に移る

電子レンジ内に飛び散った汚れは温められる度に落としにくくなり、嫌な臭いを発します。飛び散った調味料や食材から出る液体の臭いだけでなく、汚れを放置したことにより雑菌が繁殖することがその原因。その臭いのもとは、温めたときに発生する蒸気で食品に移ることがあります。

味が落ちるだけでなく衛生状態もよくないので、汚れたままの電子レンジを使わないよう心がけましょう。

2. 加熱効率が悪くなる

電子レンジは、マイクロ波という電磁波で食品に含まれる水分を振動させることで摩擦熱を発生させ、食品を温めます。

電子レンジの内壁の金属が電磁波を反射させるのですが、汚れが付着していると金属の部分を覆い隠してしまい電磁波が遮られてしまいます。その結果、加熱効率が下がり食品が温まりにくくなるだけでなく、電気代の無駄遣いにもつながるのです。電子レンジの故障につながる恐れもあるので機械に負荷をかけない使い方を意識しましょう。

3. 焦げや汚れから発火する可能性がある

電子レンジ内の汚れを放置した状態で使用すると、汚れ部分に熱が集中し、最悪の場合発火する可能性もあります。実際に汚れが原因で発火する事例もあり、国民生活センターでもこまめな清掃を呼びかけている状況です。

電子レンジの発煙や発火などに関する相談について、2009年度以降669件(注)寄せられています。これらの相談の中には「電子レンジ庫内側面から火花が出た」といったもののほか、「電子レンジで野菜を加熱していて、野菜から火が出た」といった食品に関わる相談も寄せられており、発煙・発火の形態も一様ではありません。また、長年使用された電子レンジによる発煙・発火などの事例もみられ、庫内の汚れの蓄積や経年劣化した状況で事故が発生していることも考えられます。

引用元:電子レンジ庫内の発煙・発火-庫内の汚れの付着や食品の加熱しすぎに注意-

火災は命の危険にもつながるため、汚れたらすぐにきれいにする習慣をつけましょう。

 

【お掃除術】油汚れには重曹

電子レンジの使用で付着する汚れには、酸性のものとアルカリ性のものがあり、油汚れや焦げなど、主な汚れは酸性です。

そのため、酸性の汚れを落とすにはそれを中和させる弱アルカリ性の重曹が効果的です。前提として油汚れは冷えていると落としにくいため、温めてから掃除するようにしましょう。重曹は鍋の焦げ付きや茶渋汚れを落とすのにも使えるので、家に1本あると便利ですよ。

重曹を使って庫内を掃除するときは、耐熱容器に水200mlと小さじ2杯程度を入れて重曹水を作ります。耐熱容器をレンジに入れてラップやふたをせずに5分程度加熱し、しばらく放置しておくと重曹を含んだ水蒸気が庫内に行きわたります。そのタイミングで重曹水に浸した布巾やキッチンペーパーで汚れをふき取りましょう。冬の寒い時期など、庫内がすぐに冷えてしまう場合は温めなおしながら作業をするようにしてくださいね。

しっかり汚れが取れたら、重曹水を落とすために水ぶきをし、最後に乾拭きをして完了です。乾拭きをしたあとは乾燥させるために少しの間扉を開けておくとよいでしょう。

手早く掃除したい場合は、重曹水に浸した布巾を電子レンジで軽く温めてから汚れを拭き取ってもOKですよ。

【お掃除術】水あかにはお酢やクエン酸

電子レンジ内の水あかはアルカリ性のため、酸性のお酢やクエン酸を使うのが効果的です。どちらも除菌・消臭効果があるので、嫌な臭いにもアプローチしてくれますよ。

掃除方法は重曹と同じで水に溶かしたものを耐熱容器に入れて加熱すればOK。水200mlに対してクエン酸粉末小さじ1杯程度を入れてください。お酢を使う場合は水250mlに大さじ2杯ほどでかまいません。

加熱したあとは扉を閉めたままにして、蒸気を十分に行きわたらせたら布巾やキッチンペーパーで水分をきれいに拭き取りましょう。こうすることで水あかだけでなく嫌な臭いの解消にも効果を発揮してくれます。

【お掃除術】臭いには重曹やお酢、クエン酸、その他消臭効果のあるものを

電子レンジの気になる臭いを取る簡単な方法としては、消臭効果のあるものを電子レンジで加熱することです。

お酢やクエン酸のほか、柑橘系の皮・お茶・コーヒーの出し殻など身近なものも活用できますよ。ふわっとにおいが香る程度にレンジで加熱してみてくださいね。

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自宅に重曹やクエン酸がない場合は、中性洗剤を使ってもOK。耐熱容器に水を入れ、数滴の中性洗剤を混ぜて重曹やクエン酸のときと同じようにレンジで加熱して掃除をしてください。どの掃除方法でも布巾やキッチンペーパーでやさしく拭くようにし、汚れが取れないからといってたわしやメラミンスポンジでゴシゴシこするようなことは避けてください。傷が付くばかりか、汚れが溜まる原因になったり内部放電が起こり故障の原因になったりすることもあるので注意が必要です。

電子レンジの加熱に、ラップはする?しない?

電子レンジ

電子レンジで温めるとき、ラップをするかしないか悩んだ経験はありませんか?ラップの有無は、食材やお好みの食感によって決めるのが1つの目安です。

煮物や蒸し物など水分を逃がさずにしっとり仕上げたい場合は、ラップをかけましょう。また、カレーやシチューなど加熱の程度によって吹きこぼれる心配のあるものもラップをしておくと安心。ただし、蒸気の圧力で裂ける可能性があるため、少し余裕を持たせて、ゆるめにかけてくださいね。

揚げ物や焼き物、炒め物など水分を逃がしてパリッと仕上げたい場合は、ラップなしでもOKです。スチーム機能付きのレンジなら、ラップ不要で食材ごとに最適に温めてくれることが多いので、説明書をチェックしてみてください。


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下ごしらえに調理に大活躍してくれる電子レンジ。もっと上手に使って、賢くスマートな食生活を過ごしませんか?長く愛用するために、お手入れも忘れないでくださいね。

 

※参考ホームページ
シャープ「電子レンジ(オーブンレンジ)上手な使い方/レンジ加熱のアイデア活用法」
シャープ「電子レンジ(オーブンレンジ)上手な使い方/レンジ加熱のこんなときは」
ハウス食品「電子レンジで加熱すると野菜の栄養ってどうなる?調理による野菜の栄養」
日本気象協会tenki.jp「暑い時こそ、文明の利器「電子レンジ」を活用しよう」
お掃除本舗「電子レンジの汚れを重曹と食品用ラップで落とす掃除方法 」
カジタク「電子レンジの掃除方法。頑固な汚れを落とす手順と必要なものを解説」
ダスキン「電子レンジのお掃除方法を解説 頑固な汚れ・ニオイをスッキリ落とそう!」
アルソック「電子レンジを掃除しよう!庫内の頑固な汚れを簡単にピカピカにするには」
マイ大阪ガス「捨てる前に試してほしい!レモンの有効活用法」
All About「柑橘類の皮で簡単リフレッシュ」
パナソニック「レンチンするときのラップ使いはどうする?電子レンジとラップの知られざる“法則”」
旭化成ホームプロダクツ「実は知らない!?使い方のコツ」

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