使い残した「こんにゃく」、袋の中の水は捨てる?冷凍はできる?今さら聞けない「こんにゃく」の基本のき
こんにゃくの袋に入った“あの水”はどうすべき?
お店では豆腐などと同じコーナーで冷蔵されていることも多いこんにゃく。買ってきたらすぐに冷蔵庫へ入れていた人がほとんどかもしれませんが、未開封の場合、「要冷蔵」など明記されていなければ、涼しい場所なら冷蔵庫へ入れなくてもOKなんです。
また、開封後は袋の中の水と一緒に、表面が乾かないよう密閉袋かタッパーに入れて、冷蔵庫で保存。袋の水はアルカリ水のため、水道水よりも日持ちがするんです。とはいえ、一度袋から出したものは、2日くらいでは食べ切るようにしましょう。
冷凍もOK!おいしい食べ方、教えます
すぐに使う予定がないこんにゃくは、食感は変わるものの、冷凍保存するという手もあります。豆腐と同じように、こんにゃくも凍ると水分が抜け、スポンジ状の穴ができてカチカチに。これで味染みが断然、よくなるんです!この方法、「氷こんにゃく」なんてネットで話題になったこともありました。
こんにゃくのこんな下ごしらえテクニック、ご存じですか?
最近は「アク抜き不要」のものも多いこんにゃく。使いやすくなってきたものの、いざ、お料理に使うと思うように味が染みてくれない…。これは、こんにゃくのおよそ97%が水分でできているためなんです。あらかじめその水分を出した方が、味染みはよくなります。
まな板にこんにゃくをのせ、塩を振ってからめん棒で軽くたたくのも水抜きの方法のひとつ。また、から煎りすると水分が抜けて身がしまり、しっかり味が染み込みますよ。
ご飯がすすむ!こんにゃくのアレンジレシピ
そのままでは淡泊なこんにゃくが、アレンジ次第で食欲がすすむ一品に大変身!メインやサブのおかずに、幅広く活用して下さいね。
水溶性の食物繊維「グルコマンナン」たっぷりのこんにゃくは、ダイエットや便秘に悩む女性にとくにうれしい食材の1つ。丁寧に下ごしらえすれば、味わいはぐんとアップするので、ひと手間かけて、おいしく味わってください♪
ちなみに、こんにゃくには白いものと黒いものがありますが、色の違いは製造方法にあり。生のこんにゃく芋をすりおろして作ると皮が入るため黒っぽくなり、こんにゃく芋を乾燥させて粉状にしてから作ると白くなるそうです。とはいえ、最近では粉から作るこんにゃくがほとんどで、ヒジキなどの海藻の粉末であえて色をつけ、黒くしている場合が多いとか。黒と白、お料理との相性で使い分けるのもいいですね。
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「今さら聞けない!調味料の基本」
※参考ホームページ
日本こんにゃく協会「こんにゃく芋のルーツ・栽培方法」
㈱関越物産「こんにゃく・しらたき・ところてん・寒天の基本」
JA石川かほく「こんにゃくの栽培と加工」
JAグループ群馬「こんにゃくいも」
旭化成ホームプロダクツ㈱「こんにゃく」
マンナンライフ「食物繊維のチカラ」
NEWSポストセブン「こんにゃくの下ごしらえ 30分ゆでて水分を徹底的に抜く」