もう迷わない!“さしすせそ”と酒・みりんの「味付け黄金ルール」で料理上手に♪

「なんとなく」で調味料を入れていませんか?
料理の味をグッとおいしくするには、調味料の順番と入れるタイミングがとっても大事!
この記事では、和食の基本「さしすせそ」の法則に、「酒・みりん」をプラスした味付けの黄金ルールをわかりやすくご紹介します。
基本の「さしすせそ」ってなに?
「さしすせそ」は、和食の調味料を入れる順番を表した語呂合わせ。
さ(砂糖)
し(塩)
す(酢)
せ(しょうゆ)※昔の書き方で“せうゆ”
そ(みそ)
この順番にはちゃんと理由があるんです!
「さ(砂糖)」が一番なのはなぜ?
砂糖は食材の中にしっかり入り込むのに時間がかかるから、早めに入れて味をなじませる必要があります。煮物や照り焼きでは最初に入れるのが鉄則!
「し(塩)」は砂糖のあと!
塩は早く浸透する性質があります。先に入れてしまうと、食材の水分が出て砂糖が入りにくくなるため、「し」は「さ」の後に入れるのが基本なんです。
「酒」と「みりん」は“さ”と“し”の間に入れるのが◎
じつは「さしすせそ」に含まれていないけれど、和食には欠かせない調味料がこの2つ。
酒:食材のくさみを取って、うまみを引き出す。蒸発させたいので早めに入れる。
みりん:自然な甘みと照りを出す。アルコールが飛ぶよう、砂糖・塩と一緒か直後に。
おすすめ順番は「さ(砂糖)→酒→みりん→し(塩)」です。
「す(酢)」は加熱しすぎに注意!
酢は風味をいかすため、調理の終盤や火を止める直前に加えるのがコツ。酸味が飛びすぎないように気をつけましょう!
「せ(しょうゆ)」「そ(みそ)」は一番最後に!
しょうゆやみそは香りが大事!加熱しすぎると香りや風味が飛ぶので、煮物や汁物では仕上げにサッと加えるのが基本です。
黄金比ルールを押さえれば失敗しない!
味付けのバランスも大切。基本の黄金比を覚えておけば、毎日の料理が安定しておいしくなります!
煮物の基本比率
だし:しょうゆ:みりん:砂糖=6:1:1:1(お好みで塩少々)
照り焼きのたれ
しょうゆ:みりん:砂糖=2:2:1
※調味料の比率は、料理や食材によって調整してOK!
順番と比率を知れば料理はもっとおいしくなる!
「さしすせそ」+酒・みりんの順番を守るだけで、味のしみ込み方も香りの引き立ち方も段違い!
最初は意識するのが難しくても、何度か使えば自然と手が覚えてくれます。今日の料理から、ちょっと意識してみませんか?
基本調味料だけで作れる王道の和食レシピ
「さしすせそ+酒・みりんの黄金比ルール」に沿った、基本調味料だけで作れる王道の和食をご紹介します。
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※参考ホームページ