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加山雄三さんの自信作!家族や友人が絶賛した秘蔵レシピを大公開

加山雄三さんの自信作!家族や友人が絶賛した秘蔵レシピを大公開
料理上手として有名な俳優の加山雄三さんの新刊『食べた人が笑顔になる それが最高の喜び 幸せの料理帖』の中から、ご自慢の3品を料理にまつわるエピソードと共にご紹介します。家族や親しい友人、スタッフとの気の置けない食事で数えきれないほど作ったというレシピは必見です!
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2023/12/09
2023/12/05
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料理は加山雄三さんにとって幸せであり楽しみの一つ。昔から食べることが大好きで、生まれて初めての料理は小学生のときに作った貝の佃煮でした。おいしそうに食べる家族の笑顔がうれしくて、それ以降家族や友人に料理をふるまうのが大好きになったそうです。

みんなのよろこぶ顔がみたくて調味料や調理法を工夫して試行錯誤を重ね、アイデアがひらめいたらレシピノートに書きためて、どんどんレパートリーが増えていきました。今回は新刊の中から、ご自慢の3品を料理にまつわるとっておきのエピソードと共にご紹介します。

バラバラにしたハンバーグ!略して「バラハン」

「今まで作ってきた料理の中でもバラハンはみんなからすごく人気があったね。ハンバーグを丸めるのが面倒くさい、それならこのまま炒めればいいやって。で、できたのがバラバラにしたハンバーグ、名付けてバラハン。加山家の代表的な味だね。具はひき肉と玉ねぎだけなんだけど、粉チーズとしょうゆを少し入れることでコクが出るんだよ。ごはんにのせてもいいし、ゆで卵を刻んで入れてトーストにのせて食べたりしてアレンジできるのがいいんだな」

バラハン

バラハンごはん

材料(作りやすい分量)

牛ひき肉…300g
玉ねぎ…1個
顆粒コンソメ…大さじ1/2
粉チーズ…大さじ1
しょうゆ…大さじ1/2
塩、こしょう…各適量
サラダ油…大さじ1

作り方

  1. 玉ねぎは粗みじん切りにする。
  2. フライパンに油を熱し、ひき肉を炒め、色が変わったら玉ねぎを加えて炒める。
  3. コンソメ、粉チーズ、しょうゆで調味し、塩、こしょうで味をととのえる。

パリのホテルの朝食をアレンジ!「エッグベネディクト」

「もともとニューヨークやパリのホテルで食べたものを、自分流にアレンジしたんだ。半熟卵が大好きで毎日食べたいくらい。ポーチドエッグはお湯に酢を入れるとうまくまとまるよ。オランデーズソースは俺のオリジナル。コンデンスミルクと顆粒の昆布だしを隠し味にしている。マフィンの上にハムを2枚重ねて、ポーチドエッグをのせ、ソースをかける。半熟の黄身とソースを絡めながら食べると抜群においしいんだ」

ポーチドエッグ

材料(12人分)

イングリッシュマフィン…1個
ハム…4枚
卵…2個
酢…少々
<オランデーズソース>
A マヨネーズ…大さじ2
A コンデンスミルク…小さじ1
A 生クリーム…小さじ1
A 顆粒昆布だし…ひとつまみ
ベビーリーフ…適量

作り方

  1. マフィンは半分に割り、オーブントースターで23分焼く。
  2. ポーチドエッグを作る。鍋に湯を沸かす。沸騰したら酢を入れて卵を割り入れる。卵白が白くなったら黄身に寄せて包み、玉じゃくしですくって器に取り出す。これをもう一度行う。
  3. オランデーズソースを作る。昆布だしは少量の湯で溶き、ほかの材料と混ぜ合わせる。
  4. 器にマフィンをのせ、ハムを2枚ずつ重ね、ポーチドエッグをのせる。3をかけ、ベビーリーフを添える。

まかないで大人気の若大将名物!「カレー南蛮うどん」

「光進丸(加山雄三さんの船)で若大将のカレー南蛮うどんとして人気だった。船の上ではカレーが一層おいしく感じる。俺流カレーうどんの一番の特徴は少し甘いところ。みりんがきいたしょうゆだしに、砂糖を加えて甘辛にする。そこにカレー粉を溶き入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけると、うどんに出汁がからんですごくいいよ。長ねぎは半分を生でとっておいて、最後に散らすと、煮た長ねぎとは食感の変化が出ていいんだ」

カレー南蛮うどん

材料(2人分)

豚バラ薄切り肉…160g
玉ねぎ…1/4個
長ねぎ…1/2本
うどん(冷凍)…2玉
A 顆粒和風だし…小さじ1/2
A 顆粒昆布だし…小さじ1/2
A しょうゆ…大さじ5
A みりん…大さじ4
A 酒…大さじ3
A 砂糖…大さじ1/2
カレー粉…大さじ2
水溶き片栗粉…大さじ3
水…400~500ml

作り方

  1. 豚肉はひと口大に切る。玉ねぎは食べやすい大きさに切り、長ねぎは4cm×5mm幅の短冊切りにする。
  2. 鍋に水とうどんを入れて火にかける。煮立ったら、豚肉、玉ねぎ、長ねぎの半量、Aを加える。
  3. 2の汁少々でカレー粉を溶きながら加える。
  4. 水溶き片栗粉でとろみをつける。
  5. 丼にうどんをいれて4の汁をかけ、取り分けておいた長ねぎをのせる。※辛さはお好みで調整してください

・・・・・

どれも手軽な材料で簡単に作ることができて、加山雄三さんのアイデアが光るものばかり。ご家族や知人とのエピソードにこちらまで笑顔になってしまいますよね。書籍にはその他にも中華、洋食、イタリアンなどのおもてなし料理や光進丸でふるまったまかない料理など多彩なレシピが収録されています。ぜひご家庭で試してみてくださいね。

 

表紙
『食べた人が笑顔になる それが最高の喜び 幸せの料理帖』
加山雄三(著)

「料理は楽しい。食べた人の笑顔がうれしい。料理って、幸せだなあ」。昔から食べることが好きだった加山雄三さんが家族や知人のために良く作った料理、好評だった料理を選んで一冊にまとめた初の料理エッセイ。どれも調味料や調理法を工夫して、試行錯誤しながらたどり着いた自信作ばかりです。

加山雄三さん
加山雄三さん
1937年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市で育ち、慶應義塾高等学校から慶応義塾大学法学部へ進み、卒業後の1960年春に東宝へ入社。同年、映画『男対男』で俳優デビュー。1961年レコード「大学の若大将/夜の太陽」で歌手デビュー。NHK『紅白歌合戦』出場17回、代表曲多数。後のフォークソングやニューミュージック全盛時代に先立つ、日本におけるシンガーソングライターの草分け的存在であり、また日本ではじめて多重録音を手がけた歌手でもある。作曲家、ギタリスト、ウクレレ奏者、ピアニスト、画家としても活躍。

協力・画像提供:KADOKAWA

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