野菜のプロ・青髪のテツが教える!おいしい野菜の選び方・保存方法
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野菜のプロ直伝!「かぼちゃ」の基本・豆知識・調理のコツ

スーパー青果部歴10年の野菜のプロ・青髪のテツさんに、野菜の基本から調理のコツまでを教わるフーディストノート公式連載。今回ご紹介する野菜は旬の「かぼちゃ」です。この時期のかぼちゃは甘味が増して絶品ですよ。ぜひチェックしてください♪
2022/10/10
2022/12/05
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こんにちは。

スーパーの青果部歴10年目の青髪のテツです。

今回は今が旬の「かぼちゃ」について紹介していきます。

かぼちゃが最も多く収穫される時期は7〜8月。

そのため夏野菜ともいえるのですが、収穫されてから日を置くことで甘みが増していくので、だいたいこの時期が旬なんです。

10月はかぼちゃがシンボルのイベントであるハロウィンがある月なので、「ハロウィンの頃にはかぼちゃがおいしくなってくる」と覚えておくといいかもしれませんね。

それでは、まずはかぼちゃの品種からご説明します。

かぼちゃの品種について

かぼちゃの品種は大きく分けると日本かぼちゃと西洋かぼちゃの2種類があります。

表面の凹凸が大きい日本かぼちゃはねっとりしているため、煮物や天ぷらなどにぴったりです。

表面の凹凸が小さい西洋かぼちゃはホクホクとしていて甘みが強いため、サラダやスープに向いています。

料理にあった品種を選びたいところですが、現在日本かぼちゃは希少でほとんど流通していません。

そのため、基本的にみなさんが手にとるかぼちゃは西洋かぼちゃがほとんどかと思います。

日本かぼちゃを見かける機会があったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

かぼちゃ(一玉)の選び方

まるごと一玉のかぼちゃを選ぶときのポイントをご紹介します。

冒頭でもお伝えした通り、かぼちゃは収穫後に日を置くことで甘さが増したり果肉がやわらかくなります。このことを「追熟」といいます。

追熟していないかぼちゃは、でんぷんが糖分に変換されていないので甘みが不十分。さらに水分が多いため、料理が水っぽくなってしまうんです。

追熟したかぼちゃの見分け方は以下をご覧ください。

・皮の一部が濃いオレンジ色になっているもの

・ヘタが乾燥してコルク状になっているもの

・皮がかたいもの

・ずっしりと重いもの

この4つのポイントで見分けましょう。それぞれ詳しくご紹介しますね。

南瓜

まず、皮が濃い緑色をしていて、変色している部分が濃いオレンジ色になっているものを選びましょう。

ちなみに変色している部分は、地面と接地していて日が当たらなかった部分。生産者の方がこまめに日当たりを調整している場合は色ムラが起きにくく見分けにくいのですが、基本的には日が当たらなかった面は中の果肉と近い色をしているので、その部分が濃いオレンジ色になっているものを選ぶと中身が完熟している可能性が高いです。

南瓜はヘタをみて選ぶ

また、ヘタが乾燥してひびの入ったコルクのようになっているものや、皮がかたくてずっしりと重いものは、適正なタイミングで収穫されていて完熟している証です。

ほかにも、ヘタの周りがへこんでいるものや、形がきれいで左右対称なものも生育状況がよいものとされているので、チェックしてみてくださいね。

カットされているかぼちゃの選び方

カットされているかぼちゃを選ぶときのポイントをご紹介します。

以下の3つをチェックしてみてください。

・果肉が肉厚なもの

・果肉が濃いオレンジ色になっているもの

・種がふっくら太っているもの

それぞれ詳しくご紹介します。

かぼちゃは肉厚なものを選ぶ

カットされているかぼちゃを選ぶときはまずは果肉を見ます。果肉が肉厚で皮付近まで濃いオレンジ色のものを選びましょう。

かぼちゃは種が厚いものを選ぶ

それから、種がふっくらと太っているものは完熟しているかぼちゃの証です。この写真のような種のものを選ぶとよいと思います。

また、かぼちゃはワタの部分から傷みやすく、特に夏場はすぐカビてしまいます。カットされているかぼちゃは鮮度が落ちやすいので、傷んだものを避けるためにはぜひチェックしてくださいね。

ちなみに、切り口の部分が白く変色しているものを避ける方が多いのですが、これはでんぷんが結晶化したものです。食べても全く問題ありません。むしろ切ってすぐ白く変色するものは糖度が高い証拠ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

かぼちゃの保存方法

かぼちゃ(一玉)の場合

まるごと一玉のかぼちゃはそのまま常温で保存するのがベストです。

置く場所は風通しのいい冷暗所がピッタリです。13〜15℃で保存できればよいですが、室温が高すぎないなら気にする必要はありません。

直射日光が当たる場所や、湿度の高いところは劣化が早まるので避けましょう。

常温保存したかぼちゃの保存期間はあくまで目安ですが1〜2か月。

かぼちゃは他の野菜と比べて比較的長持ちする野菜ですが、「長持ちするから」と油断していると傷む可能性はあります。

採れたてを早く食べたらおいしいという野菜ではありませんが、買ってきたらなるべく早く使い切りましょう。

カットされているかぼちゃの場合

カットされているかぼちゃは冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

冷蔵室での保存はNGです。この理由は温度にあります。

野菜室の温度は3〜8℃なのに対して冷蔵室の温度は0〜5℃であるため、冷蔵室はかぼちゃにとって寒すぎるのです。

それでは、カットされているかぼちゃをより長持ちさせるための手順をご紹介します。

カットされているかぼちゃを冷蔵保存する手順

南瓜の種とワタを取り除く

1. 種とワタをスプーンで取り除く

南瓜をキッチンペーパーで覆う

2. キッチンペーパーで切り口を覆う

南瓜をビニール袋に入れて冷蔵庫へ

3. ビニール袋に入れて口を閉じ、野菜室に入れる

カットされているかぼちゃを冷蔵保存した場合、保存期間は4〜5日。

保存袋に期限を記載しておくと分かりやすいのでおすすめですよ。

冷凍保存をする場合

かぼちゃは冷凍保存も可能です。以下の方法で保存しましょう。

かぼちゃの冷凍保存の方法

かぼちゃを冷凍するときは種を取り除く

1. 種とワタをスプーンで取り除く

2. 皮についた汚れを水で洗い、水気がなくなるまでよく拭きとる。

 

かぼちゃの冷凍はカットしてから

3. 料理用途に合わせた大きさに切り、フリーザーバッグに入れる

4. 空気を抜いて冷凍庫に入れる

 

冷凍かぼちゃの保存期間は1か月程度。

保存期間はあくまでも目安なので、早めに使い切りましょう。

かぼちゃの調理のコツ

かぼちゃはレンチンすると怪我をしにくい

かぼちゃは他の野菜と比べてかなりかたいので、包丁で切るときにすべって怪我をする方が多いんです。

かぼちゃがかたくて切りにくいと思ったときは、レンジで加熱することをおすすめします。

1/4程度のサイズのかぼちゃであれば、600Wのレンジで2〜3分加熱すればOKです。

やわらかくなって切りやすくなりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

最近の野菜トピック

去年の秋から価格が高騰していた玉ねぎですが、8月後半から値下がりしてきましたね。

北海道産の玉ねぎが不作していたため価格が高騰していたのですが、今年は豊作。

今は平年並みの価格ですが、この先はさらに値下がりする可能性が高いですよ。

価格が下がったら、ぜひたくさん買って消費してくださいね。

お買い物の参考になれば幸いです。

ではまた次回の連載で!最後まで読んでいただきありがとうございました。

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