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「冷凍うどん」のレンジ解凍とゆで解凍の正しい方法は?おいしい食べ方のレシピも紹介♪

「冷凍うどん」のレンジ解凍とゆで解凍の正しい方法は?おいしい食べ方のレシピも紹介♪
時短調理や長期保存ができ、使い勝手のよい冷凍うどん。冷凍庫にストックしているご家庭も多いですよね。その冷凍うどんですが、みなさんは解凍をする時に電子レンジを使いますか?お湯でゆでますか?今回は知ればもっとおいしくなる冷凍うどんの正しい解凍方法をご紹介します。
Kayoko*
Kayoko*
2020/02/03
2024/04/12
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簡単!冷凍うどんのおいしい解凍方法

冷凍うどんの解凍方法

冷凍うどんの解凍方法には、ゆでる方法と電子レンジで加熱する方法があります。それぞれのポイントをおさらいして、おいしいうどんに仕上げましょう。

熱湯でさっとゆでて解凍する

最初にご紹介するのは、鍋にお湯を入れて沸騰させたところに冷凍うどんを入れて解凍する方法です。ゆでる時間は冷凍うどんの種類によって異なりますが、30~60秒が目安です。ゆで過ぎるとコシが失われるので、パッケージに記載されている通りの時間を心がけましょう。

また、沸騰したお湯に冷凍うどんを入れると、温度が急激に下がってしまうため、できるだけ大きな鍋にたっぷりのお湯を入れて温度変化が最小限になる状態にして沸騰させましょう。冷凍うどんを入れた後は、鍋を軽く揺すったり、箸でやさしくほぐしたりして、熱が均一になるようにしてください。

電子レンジで解凍する

続いてご紹介するのは、電子レンジで解凍する方法です。お湯を沸かす必要がないため、時短にもつながるとても手軽な方法です。解凍方法は内袋のまま耐熱皿にのせ、パッケージに記載された時間をセットして温めるだけ。種類や電子レンジのワット数によっても異なりますが、3分前後が目安です。加熱ムラの原因となるため、2食一緒に電子レンジに入れるのは避けましょう。

商品によっては、レンジで解凍するときに「この面を上」などの表記があります。これは、加熱ムラをなくすためにくぼみを設けるなどの工夫があるためです。

 

ゆでる・レンジで加熱する、どちらの方法でもポイントをおさえることがおいしさにつながります。解凍完了後は温かいうどんならそのままつゆに入れればOK。冷たいうどんの場合は冷水でしっかり冷やしましょう。

やってはいけない!NG解凍方法

冷凍うどんは、一度ゆでたものを急速冷凍したもの。それゆえ、自然解凍をしても大丈夫なようにも思われますが、自然解凍と流水解凍は冷凍うどんをおいしく食べるために避ける方が無難です。

自然解凍は常温でそのまま置いておき、流水解凍は水で流しながら置いておくだけですが、完全に溶け切るまで長い時間がかかります。

また、冷凍うどんの外側と内側で解凍速度に大きく開きがでてしまうことも問題です。外側だけが先に溶けてしまうと、解凍した際に出る水分をうどんの外側が吸い込んでしまいます。そうすると持ち味であるコシが失われ、ボソボソした食感になってしまいます。

じっくり時間をかけて解凍するのではなく、短時間で済む熱湯でゆでる・電子レンジで加熱する、このどちらかの方法で解凍しましょう。

冷凍うどんがおいしいワケとは?

冷凍うどんの解凍方法をおさらいしたところで、改めて冷凍うどんがおいしいワケをご紹介します。

冷凍うどん

うどんのおいしさは、麺に含まれる水分量に大きく関係します。ゆでたてのうどんは、外側は水分が多くもちもちし、内側は水分が少なく弾力があります。この外側と内側の差こそが、コシのある食感を生み出します。

冷凍うどんは、その最もおいしく感じる水分量のまま急速凍結で眠らせている状態。先程もご紹介した通り、ゆっくり自然解凍してしまうとうどんの内側にも水分がしみわたり、のびた食感になるので気を付けましょう。

また、冷凍うどんには、芋の一種で「キャッサバ」を原料としたデンプン(もちもちのタピオカはこれを加工したもの)が使用されているものもあります。小麦粉だけで作るよりも冷凍保存性がよくなり、さらにコシと粘りもアップ。冷凍うどんがおいしいのは納得ですね。

冷凍うどんの保存方法&選び方

冷凍うどんは、マイナス18℃以下で冷凍保存すると、約1年間おいしさをキープするとされています。賞味期限はおよそ1年間、というわけです。ただし、保存中に冷凍庫内の温度変動が大きくなると、乾燥して部分的に白くなり、品質が落ちてしまいます。頻繁な開閉を避けたり、温度変化の少ない奥の方へ入れたりしましょう。

一度解凍したものや、自宅に持ち帰るまでに解けてしまった場合は、再冷凍してもゆでたての食感は戻りません。食べる直前に解凍することを心がけ、買い物に時間がかかりそうな場合にはドライアイスや保冷バックを活用しましょう。

冷凍うどんを選ぶときは、乾燥のサインである白い部分や霜が付いていないかをチェックしましょう。また、パッケージに「RMK認定」マークが付いていると安心です。日本冷凍めん協会が認めた工場で製造された冷凍めんだけに表示され、安全とおいしさを保証するマークです。

冷凍うどんで作る、王道の「うどん」のレシピ

冷凍庫に一つあると何かと便利な冷凍うどん。定番ものからアレンジものまで幅広いレシピがありますが、まずは、王道の「うどん」として楽しむレシピをご紹介します。

うどんといえばやっぱりこれ♪きつねうどん

冷凍うどんと、電子レンジで2分加熱した味しみしみのお揚げを組み合わせればあっという間においしいきつねうどんが完成です。油揚げは加熱したあと、汁を吸いきるまで置いておくのがポイントです。

ボリューム満点!月見肉うどん

肉うどんの仕上げに卵黄をのせれば月見肉うどんになりますよ。具だくさんで味わい深く、卵黄をからめながら食べることでさらに濃厚に♪

レンジ完結!鶏南蛮うどん

レンジで作ったとは思えない本格的な仕上がりの鶏南蛮うどんです。うどん以外のメイン食材は鶏肉と長ねぎのみでOK!冷蔵庫に食材があったらぜひ作ってみてくださいね。

カレー粉で簡単!カレーうどん

カレールウや、カレーを使って作るレシピもありますが、こちらはカレー粉で作ります。煮る時間が短時間で済むので簡単ですよ。

さっぱりおいしい冷やしうどん

夏の暑い時期に大活躍の冷やしうどん。そのまま食べられるきゅうりやさば缶を上手に活用すれば、加熱するのはうどんだけでOK!薬味のねぎと柚子こしょうの組み合わせでさっぱりおいしくいただけます。

もうひとつの定番♪焼きうどん

ソースとのセットで売られていることが多い焼きうどんですが、冷凍うどんでも手軽に作れますよ。目玉焼きをトッピングすれば豪華な見た目になりますね。

アイデアいっぱい♪冷凍うどんのアレンジレシピ

王道の「うどん」レシピを紹介した後は、パスタ風・ラーメン風などで楽しむアレンジレシピをご紹介します。アレンジの幅が広いので、冷凍庫に常備していてもすぐに使い切ってしまいそうですね♪

洋風アレンジ♪カルボナーラ風

冷凍うどんを使えば、時短カルボナーラができちゃいます。全てレンジで作れるので、1人前なら5分もあればOK。パスタとは違う、極太もっちり麺を楽しんで♪

食べ応え抜群!ナポリタン風

冷凍うどんを使えば、もっちりとしたナポリタンが短時間で作れます。すべての食材と調味料を耐熱容器に入れて加熱するだけなので簡単です。

こってり♪豚骨ラーメン風

牛乳や鶏がらスープの素、にんにくなどで濃厚スープを作り、冷凍うどんを入れて再沸騰させるだけ!豚骨ラーメン風の味わいを家庭で楽しみたい方におすすめです。

おうちで南国の味!パッタイ風

タイ風焼きそばのパッタイを、専用麺を使わずに冷凍うどんで手軽に再現。一見難しそうですが、こちらのレシピもすべて電子レンジ加熱だけで完結できますよ。

ホワイトソース不要♪グラタン風

解凍した冷凍うどんを5cm程度にカットし、マカロニに見立てます。耐熱皿に材料を入れて混ぜ、チーズをのせて焼いたら、グラタンのできあがり。

うどん入りでお腹満足!お好み焼き風

うどんだしと、2~3cmにカットした冷凍うどん入りのアレンジお好み焼き。もちもち食感がプラスされ、お腹も大満足ですよ。

 

こんな活用法も!冷凍うどんで作るおやつレシピ

解凍したうどんをフードプロセッサーにかけて生地にしたもちもち食感のどら焼きのレシピです。うどんを使用しているなんて、見た目からは想像できませんね。

冷凍うどんを解凍して油で揚げればかりんとうに早変わり!ポリポリとした食感とやみつきの味で、食べる手が止まりませんよ♪

時間がない時に頼りになって、1年を通じていろいろな食べ方で楽しめる冷凍うどん。上手に解凍することで、いつでもゆでたてを味わえるばかりか、選び方や保存方法もおさえれば、もっとおいしくいただけそうです。これはますます手放せなくなりますね♪

※参考ホームページ
日本冷凍めん協会「冷凍めんのおいしい食べ方」
日本冷凍めん協会「冷凍めんなるほどQ&A」
テーブルマーク「冷凍うどんについて」
テーブルマーク「さぬきうどんを知る」
シマダヤ「冷凍めんのおいしさのひみつ」
NEWSポストセブン「若者が大行列のタピオカとうどんの知られざる密な関係」
木下製粉「製造方法によるうどんの味の違い」
exciteニュース「うどんはなぜ“冷凍”が美味いのか」
日本食品工学会誌「冷凍うどん麺の形態と調理性および品質への影響」
株式会社キンレイ「冷凍うどんをおいしく解凍する方法、知っていますか?」

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この記事を書いた人

WEBライターとして料理レシピ記事などを執筆中。唎酒師の資格を持ち、日本酒やおいしいものに精通。旬の食材を活かしたレシピまとめや、思わずまねしたくなるようなアイデア料理の記事が人気。

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