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「筋切り」に噂の「ブライニング」、そのやり方であっていますか?今さら聞けない「鶏肉の下ごしらえ」の基本のき

「筋切り」に噂の「ブライニング」、そのやり方であっていますか?今さら聞けない「鶏肉の下ごしらえ」の基本のき
揚げてもよし、焼いてもよし、蒸してもよしの「鶏肉」。食べやすくてお値段もお手ごろ、献立に困ったときには欠かせませんよね。とはいえ、パサついたり、硬くなったり、おいしく仕上げるのが意外と難しい食材でもあります。そこで、下処理の方法や柔らかくするコツをおさらいしておきましょう!
Kayoko*
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2019/07/27
2021/10/17
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鶏肉の皮や筋をきちんと下処理して、おいしさUP!

鶏肉の皮や筋は、熱を加えると縮んだり、硬くなってしまうこともしばしば。基本の下ごしらえをあらためておさえておきましょう。食感や味わいがグンとアップしますよ。

皮と脂肪の下処理で油っこさを抑える

むね肉やもも肉は、皮面を下にして置き、周りにはみ出した黄色い脂肪を皮ごと切り落としておきます。もも肉の場合は、皮面と逆の表面にある脂肪も取り除いておくと、油っこさが抑えられますよ。

また、皮つきのまま調理するときには、皮の縮みを防ぐために、フォークなどで皮面に穴をいくつか開けておきましょう。味がしみ込みやすくなるメリットも。包丁の背でたたいてもOKです。

焼き縮みを防ぐには「筋切り」を

筋が残っていると鶏肉が縮んだり、口当たりが悪くなります。もも肉は、筋が多い部分を筋に対してタテに2~3ヵ所、包丁で切り目を入れましょう。

ささみには白い筋があるため、取り除いておく必要があります。まず、筋が見える面を上にして、筋の両脇に包丁で切り込みを入れます。その後、裏返して筋の端を手で持ち、包丁で押さえて引っ張り出しましょう。

そぎ切り?観音開き?鶏肉の部位別おすすめカット法

下処理の次は、部位ごとに、料理の用途に合わせたカットの方法をおさらいしておきましょう。

むね肉は、レシピに合わせて「そぎ切り」や「観音開き」に

むね肉には、中心から葉っぱのように放射状に伸びる筋肉の繊維があります。横長に置き、丸みがある方はヨコ方向、とがっている方はタテ方向に切ると、仕上がりが柔らかくなります。

炒めものやフライなどで食べやすいサイズに切るときは、包丁を寝かせるように斜めに入れて引くように切る「そぎ切り」がおすすめ。面が大きくなるので、火の通りや味のしみ込みがよくなりますよ。

鶏ハムなどで1枚のまま使うときは、厚みが平らになるように開く「観音開き」にしましょう。包丁を寝かせて中央から両側に向かって切り込みを入れ、切り離さないように左右へ開く切り方です。短い時間で火の通り具合を均一にすることができます。

ささみは「観音開き」をすれば広げて使える

むね肉と同じように、一口大では「そぎ切り」に、そのまま使いたい場合は「観音開き」にするのがおすすめ。ささみはむね肉に比べて小さいため、観音開きにした後、具材を巻いてアレンジすることもできますよ。

【大葉ロール梅照り焼き】

大葉をクルクル巻き、梅干しをきかせた甘辛ソースで照り焼きに。爽やかなながらも濃いめの味付けで、ご飯がすすみます。

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もも肉に火を通しやすくするコツ

もも肉を一口大で使うときは、3センチ角ほどのぶつ切りにしましょう。さらに食べやすい方がお好みなら、そぎ切りや細切りにしても。1枚で使うときは、肉の厚い部分に切り目を入れておけば、火が通りやすくなりますよ。

まるで魔法の水!?「鶏肉」がもっと柔らかに!

下処理や切り方にひと手間かけても、なんだかまだ硬かったりパサパサしたり…。そんなときは、あの魔法の水を使った「ブライニング」で、もっと柔らかくしてみましょう!

水に塩と砂糖を溶かした調理液である「ブライン液」に鶏むね肉を漬ければ、柔らかくジューシーに。鶏肉が水分を吸って、塩と砂糖が保湿してくれます。

一緒にレモンを漬け込めば臭みが取れ、ハーブを使えば風味がアップしますよ。

冷蔵庫で一晩ほど置き、調理するときは水分を拭き取ればOKです。

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まだまだある!鶏肉をしっとりさせる方法とは?

ブライン液以外にも、鶏肉を柔らかくジューシーに仕上げる方法をご紹介します。

【塩麹で!】

そぎ切りにした鶏肉を、塩麹やにんにくなどのタレに漬け込みます。急ぎの場合は一時間位でもOKですが、一晩以上置いた方がより柔らかくなりますよ。

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【味噌マヨで!】

鶏肉に味噌とマヨネーズを塗り込み、冷蔵庫で30分から一晩寝かせます。フライパンで焼けば、しっとり&旨味たっぷり。香ばしく焼けた味噌が食欲をそそります。

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【ヨーグルトで!】

一口大にカットした鶏肉をプレーンヨーグルトと塩で揉み込み、冷蔵庫で一晩置きます。唐揚げ粉を付けて、低温からゆっくり揚げればお箸で割れるほど柔らかい仕上がりに。

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鶏肉は、ヘルシーな上に、上質なタンパク質やビタミンなどがたっぷり。「筋切り」や「観音開き」、「ブライン液」など、ひと手間かけて下ごしらえすれば、仕上がりの柔らかさもおいしさもワンランクアップしますよ。さあ、今日はどんな鶏肉レシピをテーブルに並べますか?

※参考ホームページ
味の素Park「鶏肉の下ごしらえ・切り方」
NHKガッテン「新発見!鶏むね肉がこんなにもやわらかくなるとは!」
NHKテキストView「いつもの料理がワンランクアップ!鶏肉の下ごしらえ」
日本ハム「下処理の仕方」
キッコーマン「肉の下準備/鶏肉」
日本気象協会tenki.jp「運動会のメニューにも!安くてヘルシーな鶏むね肉を使って作りおき」
日本食鳥協会「チキンミュージアム」

▼調味料や野菜、お肉にお魚…上手な選び方や保存方法、使い分けって?これまでの記事をチェック!
「今さら聞けない!調味料&食材の基本のき」

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この記事を書いた人

WEBライターとして料理レシピ記事などを執筆中。唎酒師の資格を持ち、日本酒やおいしいものに精通。旬の食材を活かしたレシピまとめや、思わずまねしたくなるようなアイデア料理の記事が人気。

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