人気の具ベスト10は?おいしくなる握り方って?今さら聞けない「おにぎり」の基本のき
ごはんは「少しかため」に。炊いたごはんの混ぜ方にもコツあり
おいしいおにぎりを握るためには、ごはんを炊く際にもいくつか注意したいことがあります。炊くときは水の量を少し減らし、ややかために。やわらかいと、混ぜるときにつぶれたり、ダマになったりしやすいので気を付けて下さいね。
炊きあがったごはんは、混ぜ方にも注意が必要です。釜の底の方から返すようにしゃもじで切りながら全体を混ぜましょう。これにより、米粒の間にある水分が湯気となって飛んでいきます。
余分な水分が残っていると、米粒の表面にうすい水の膜ができ、米粒同士があまりくっつきません。水分を飛ばしておけば、適度な粘りになって米粒がくっつき、おいしいおにぎりになるというわけです。
塩はどこにつける?おいしい塩加減は?
おにぎりは、塩加減も重要ポイントです。ごはんに混ぜ込むより、握るときに広げたラップに振る方がおすすめ。おにぎりの外側に塩が付き、口に含んだときに塩気を強く感じやすいからです。
お茶碗一杯のごはんに対して、塩はひとつまみ程(約0.5g)が理想的といわれています。ただし、塩辛い具や調味料を使うときは、塩を控えて下さいね。
また、おにぎりは冷めてから食べると塩味を弱く感じてしまうため、お弁当などしばらく時間が経過する場合は少し多めに振りましょう。
熱々ごはんでリズムよく!握り方のコツは?
熱々のごはんで握るのが、おにぎりをおいしくするポイント。ほどよい粘りで形を整えやすく、ふんわりとした仕上がりになるためです。熱くて握れない場合は、おにぎり1つ分のごはんをお茶碗に移してから握ってみましょう。
肝心の握り方ですが、リズミカルに回転させながら握ります。力を入れ過ぎたり、何回も握ったりすると、かたくなっておいしさ半減。4回程度を目安に、やさしく握って下さいね。型をつかうときも、ごはんをたっぷり詰めてギュッと押してしまうとお米が潰れてしまうので注意しましょう。
おいしさを長持ちさせたいなら、オイルおにぎりもおすすめです。お好きなオイルを混ぜれば、冷めてもふっくらとやわらかい状態をキープしてくれますよ。
みんなが好きな「おにぎりの具」ランキングは?
ところで、みなさんが好きなおにぎりの具って何ですか?
LINE利用者約36万人を対象に行われた「いちばん好きなおにぎりの具」に関するアンケートによると、総合ランキングトップ3は、
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1位 シャケ(鮭含む)
2位 ツナ(ツナマヨ含む)
3位 明太子(辛子明太子含む)
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という定番の海鮮系が独占。トップ10には他に、梅干しや昆布、たらこといった昔ながらの具もランクインしました。
興味深かったのは、好きなおにぎりの具についてのアンケートにも関わらず、「塩むすび」が10代で9位に入ったこと!「塩だけの方が米の美味しさが引き立つ」「シンプルでおかずに合うから」という、思わず納得のコメントが寄せられたそうです。たしかに、コンビニのおにぎりコーナーでも塩むすびって必ずといっていいほど見かけますよね。
出典:LINEリサーチ
試したくなる♪「おにぎりの具」アレンジ3選
定番もおいしいですが、マンネリしがちなおにぎりの具。たまには少し変化を付けて、おにぎりをもっと楽しんでみませんか?
中身に何を選ぶかはもちろん、やわらかい食感や甘みなどお米本来のおいしさを楽しむのも、おにぎりの醍醐味。ごはんの炊き方や握り方に少しこだわって、目指すはおにぎり名人!
※参考ホームページ
NHK「おにぎりを作るコツ」
ダイエー「おにぎりの鉄則」
お米工房うえだ「おにぎりのおいしい握り方」