増えがちな製菓道具もスッキリ！お菓子研究家Yuriさんの収納上手なキッチン
Yuriさんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチン全体のテーマを教えてください
「イメージしたのは北欧風のキッチンです。カウンターのまわりの壁がグレーなので、家具や小物もホワイトとグレーでそろえ、ホワイト×グレーで統一感が出るようにしました。
——キッチンのお気に入りポイントは？
「何度も打ち合わせを重ねてカスタムしたカップボードは、見るたびに気分が上がる一番のお気に入りです。
海外ドラマでよく見ていた欧米のキッチンに憧れていたので、上下に分かれているカップボードは絶対に取り付けたいと思っていて。引き出しの幅や棚の数など迷いに迷い、使い勝手と使いやすさを考えつつ、バランスよく見えるように今のデザインに落ち着きました。たっぷり入るので、食器のほか、収納に困っていた製菓道具も収まって大満足です！」
——キッチン家電もここにスタンバイしていますね。配置で工夫していることはあります？
「オーブン、スタンドミキサー、コーヒーメーカーなど、私がよく使うものはキッチンの中の、このカップボードに置いています。また、炊飯器やトースターはダイニングに置いて、ご飯のおかわりやパンのトーストなど家族がそれぞれ自分で自由にできるようにしています」
製菓道具を見やすく、使いやすく収納
——キッチンツールの収納のマイルールといえば？
「とにかく数が多い製菓道具は、サイズと形で分けて、作業しやすいように主にキッチンボードの引き出しにまとめてあります。こちらはクッキー型の引き出し。中を上下2段に分けて、たくさん収納できるようにしました」
「ケーキ型などサイズの大きなものは、深さのある引き出しに入れています」
「こちらは天板型をまとめている引き出しです。立てて収納してあるので省スペースでたくさん収まりますし、使いたいものもすぐに見つかって便利です」
——お使いの食器の収納もご紹介をお願いします
「この家に引っ越してきたときに、食器は思い切って断捨離しました。本当に気に入って使うものだけを残し、シンク下の収納とカップボードに入る分だけに厳選しています」
「カップボードの中央が一列、ガラス戸になっていて、そこは見せる収納に。透明のガラス系のもの、あとはカップとソーサーのセット、ケーキスタンドを入れています」
——食器はどんなものがお好きですか？
「料理やお菓子が映える上品な雰囲気の食器が好きで、FrancFrancやZARAHome、ル・クルーゼなどで買うことが多いです。米粉のガトーショコラで使ったプレートは、FrancFrancで見つけた1枚です。
最近はキッチンのテーマに合わせてホワイトやグレーの食器も集めています。とくに気に入っているのが、イイホシユミコのunjourのグレーとアイボリーのカップ。マットな質感が素敵で、コーヒーを飲むのによく使っています」
——ストック品の収納で工夫していることはありますか？
「頻繁には使わないものをしまっておくのに便利なのが、冷蔵庫と壁の間のスペースに入れたスライド式の隙間収納棚です。幅は10cmちょっとですが、高さがあるので、製菓でたまにしか使わないリキュールや洗剤のストック、使っていないタンブラーなどいろいろ入るんですよ」
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「1日の大半を過ごすキッチンは、まるで自分の部屋のような心弾む場所。子どもたちもよくやってきて、お菓子作りや料理を一緒に楽しんでいます。子どもたちがにこにこしながら『おいしい！』と言ってくれる瞬間は、キッチンで得られる何よりの宝物。これからもそんなあたたかい時間を大切にしつつ、みなさんにもキッチンで素敵なひとときを過ごしていただけるお手伝いができたらうれしいです」と語るYuriさん。そんな何気ない幸せな時間が、次の“おいしい”を生んでいるんですね。
（記事中キッチン撮影／Yuriさん）
フーディストノートアンバサダー。お菓子研究家。Prime Video『ベイクオフ・ジャパン』シーズン1に出演。子どもと作れる体にやさしいおやつや、簡単なのにちょっと凝って見えるスイーツレシピを発信中。フーディストノートでも季節のお菓子レシピを掲載中。
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