ミシュラン二つ星「銀座小十」の若手料理人が作る!ほっこりやさしい「かぼちゃコロッケ」
季節の恵みを堪能する「かぼちゃコロッケ」
今回のレシピは、秋らしいやさしい甘さが魅力の「かぼちゃコロッケ」。「手元にある食材で、みんなが食べ飽きないレパートリーのひとつに」との想いから生まれた一品です。かぼちゃを電子レンジや蒸し器でやわらかくし、しっかり潰してなめらかに。そこに塩、こしょうで味つけした牛ひき肉を加えることで、食感とコクのある味わいに仕上がります。外はサクッと、中はほっくりと甘いかぼちゃが口いっぱいに広がります。
若手料理人が受け継ぐ「日本の良いもの」
下坪さんの将来の夢は、「日本の節句や行事、着物や漬物など、昔からある日本の良いものを次の世代に残していける人になること」。その言葉どおり、まかないの中にも日本料理人としての心が息づいています。「かぼちゃコロッケ」は、シンプルながらも季節を感じ、仲間の笑顔を想う“まかない”そのもの。店主・奥田透さんが大切にする“食材の生命力を引き出す”という哲学が、若い世代にも確かに受け継がれています。
外はサクッと、中はほっくり!「かぼちゃコロッケ」レシピ

分量
4人分
材料
- かぼちゃ…500g(約1/4個)
- 牛ひき肉…200g
- 片栗粉…小さじ1と1/2
- 塩・こしょう…各適量
- パン粉…大さじ5〜6
- 小麦粉…適量
- 卵…1個
作り方
1. かぼちゃは皮をむいて3cmほどの角切りにし、電子レンジ(600W)で約5分、または蒸し器で蒸してやわらかくする。

2. フライパンで牛ひき肉を炒め、塩・こしょうで下味をつける。

3. やわらかくした1のかぼちゃをしっかり潰す。

4. 3に牛ひき肉を加え混ぜ合わせる。
※大きな塊が残るようにざっくりと混ぜるのがポイント

5. 片栗粉を加えて全体をまとめる。

6. タネを楕円形に整え4つ作る。
※牛ひき肉の大きな塊を入れることで、かぼちゃのなめらかさの中に肉々しさも生まれて、食感に大きな変化が出る

7. 小麦粉→溶き卵→パン粉の順に衣をつける。


8. 170℃の油で揚げる。
※中の具材にはすでに火が通っているため、フライパンに薄く油を引き衣に色がつく程度の揚げ焼きでも十分です

※工程写真はまかない用に多めに作っています。4名分と見え方は異なりますがご了承ください
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外はサクサク、中はほっくり。甘みとコクのバランスが絶妙なかぼちゃコロッケはシンプルながらも、季節を感じさせる日本料理の心が詰まった一品。ぜひご家庭でお試しくださいね!

【シェフ歴】業界歴5年目(2021年に小十入社)
【役職】寿司屋での調理、盛り付け、ホールサービス
【将来の夢】日本の節句や行事、着物や漬物など、昔からある日本の良いものを今後の若い世代に残していける人になること
「まかない伝」放送回
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