カリカリホクホク!食感で選ぶ「じゃがいも調理法」の正解はこれ

品種による形や食感の違い
品種によって、食感や味にさまざまな違いがあるじゃがいも。農林水産省に登録されているじゃがいもの品種は、なんと132種類もあるそうです。そんな多くのじゃがいもの品種の中から、ここではスーパーや八百屋さんに出回っている一般的なものをピックアップしてご紹介します。
品種による食感の違いを活かして調理すると、じゃがいもを使った料理がよりおいしく、きれいに仕上がりますよ♪
男爵やベニアカリ
丸くてくぼみの深い男爵や、皮が紅色で中は白いベニアカリは、でんぷんが多く粉っぽいのが特徴です。ほくほくとしたコロッケや粉ふきいもを作るのに、特に向いている品種です。
メークインやとうや
メークインは細長い楕円形をしていて、くぼみが浅く中が淡い黄色をしています。とうやは大きな丸形で、くぼみが少なく中が黄色です。どちらもねっとりとした粘質系で煮崩れしにくいので、カレーや肉じゃがなど煮込み料理に適しています。じっくり煮込んでも形がきれいな状態を保て、しっとりなめらかな食感を楽しめますよ。
ホッカイコガネ
ホッカイコガネは大粒で、くぼみが少ないのが特徴です。スティック状にカットしやすい形で、火を通しても崩れにくいのでフライドポテトにもおすすめ。
キタアカリ
キタアカリは中が黄色で、ビタミンCの含有量が他品種よりも多いじゃがいもです。火の通りが早く香りもよいので、シンプルに塩だけで食べるふかしいもや、じゃがバターにするのもおすすめ。
調理次第で食感が変わる!じゃがいも料理
じゃがいもといえば「ホクホク」
ゆでる、煮るなど加熱することでじゃがいもはホクホクの食感に♪合わせる食材や味付けでバリエーションも豊富です。
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表面を焼いて「カリホク」にも!
ホクホクのじゃがいもは、表面をこんがりと焼けば外はカリカリサクサクに!食感の違いを楽しめます。
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マッシュして「なめらか」
加熱したじゃがいもをつぶせばなめらかな食感になります。ポテトサラダやマッシュポテトなど、アレンジも自在です。
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「カリカリもちもち」
つぶしたじゃがいもに片栗粉と水を加えることで、もっちもちな食感に仕上がります。成形して焼いたり揚げたりすれば、お子さんも喜ぶおやつにも◎。
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じゃがいもを選ぶときには、持ったときにしっかり重みを感じられるものを選ぶのがおすすめ。傷があったりしなびていたり、表面が緑のものは傷んでいることがあるので避けたほうがいいです。じゃがいも選びの参考にしてみてください。
参考ホームページ
農林水産省「味の再発見! 昔ながらのニッポンの郷土料理 第7回」
カゴメVEGEDAY「じゃがいも種類!煮物や揚げ物に合うのは?料理別使い分けまとめ」
三越・伊勢丹Foodie「絶品フライドポテトのレシピ4品。品種別じゃがいもで作り方を変えるのが正解!」