これが“最上級のキャロットラペ”。井上かなえ(かな姐)さんが伝えるレシピの極意と愛用の「細せん切り器」

お話を伺った方

料理研究家。野菜ソムリエ。ブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」から人気に火がつき、NHK「きょうの料理」の出演や料理教室の講師、企業メニューの開発、書籍出版など幅広く活躍。家庭料理に関するアドバイスに定評があり、フーディストノートの公式連載「お悩み解決!井上かなえ(かな姐)のオンライン料理教室」でも多くの読者から支持を集めている。
井上かなえ(かな姐)さんの代名詞ともいえる「キャロットラペ」
――「かな姐さんといえばキャロットラペ!」と口にする方も多いほど、代表的なレシピになっていますよね。ご自身にとってはどんな存在でしょうか?
「にんじんさえあれば無意識に作ってしまうくらい、わが家では日常に溶け込んだ存在です。日持ちもするし、色もきれいで栄養もしっかり摂れる。女子はもちろん男子も大好きで、子どもたちも本当にモリモリ食べてくれるんです。まさに“いいことづくめ”のおかずですね。
ありがたいことに、『キャロットラペでかな姐さんを知りました』とイベントで声をかけていただいたり、SNSやブログでも『にんじんが嫌いだったけど、これをきっかけに食べられるようになりました』とか、「他のにんじんおかずは食べられないけど、かな姐さんのキャロットラペだけは子どもが食べてくれます』なんて感想をいただいたり…。本当にたくさんの方に愛されているレシピだと感じています」
――多くの方に親しまれているキャロットラペですが、レシピの魅力やこだわりのポイントはどんなところにあるのでしょうか?
「私のブログで長年ずっと紹介し続けている『うちのキャロットラペ』というレシピがあるんです。にんじんと一緒にオレンジを入れて、仕上げにクリームチーズをトッピングするのが定番。私のレシピはフルーツを組み合わせるものも多いんですが、中でもキャロットラペは代表格ですね。
さらにレーズンも加えることで、にんじんから出た水分を吸ってふっくら甘くなり、余すところなくおいしく食べられるんですよ」
――作り方の中で、特に大事にしているポイントはありますか?
「一番のこだわりは“にんじんのせん切り”です。斜めに薄切りにしてから、できるだけ細くせん切りにする。そうすると塩分が全体に行き渡ってしんなりと味がなじみやすくなるし、生でもやわらかく食べやすくなるんです。
うちの長女も『母さんの細さじゃないと味が違う!』と言うくらい(笑)、細さって本当においしさに直結するんですよ。見た目もきれいに仕上がりますしね。だから、キャロットラペを作るときは“せん切りを丁寧に頑張る”のが最大のポイントだと思っています。
せん切りにしたにんじんと調味料を和えた後は、しっかりラップを落としぶたのようにかけて、味をなじませることもポイントです」
――ポイントとなる“せん切り”ですが、最近ご自身の中でちょっと大変になってきたと感じているそうですね?
「そうなんです。実は去年、コストコの大きなブロック肉をカットしていたときに“テニス肘”になってしまって…。それまではせん切りが大好きで、ストレス解消にもなるくらい延々とやっていたんですが、今は固いにんじんを細く切るのが苦痛に感じるようになってしまいました。
細く切りたい気持ちはあるのに、肘の痛みで途中から太くなってしまったり、思うような仕上がりにならなかったり。せっかくこだわっていた部分がうまくできないのが、ちょっともどかしかったですね」
――そんなときに出会ったのが、「細せん切り器」だったんですね。
「はい。貝印さんの『細せん切り器』です。
軽く上下にスライドさせるだけで、驚くほどきれいで細いせん切りが一気にできちゃうんですよ。包丁で頑張るよりもずっとラクで、スピードも早い。しかも仕上がりがふわっふわで、にんじんの甘みがぐんと引き立つんです。同じ100gのにんじんでも、包丁で切ったものと比べると見た目のボリュームがまるで別物。
にんじんがまるで“かき氷”みたいにふわっとして、まるで別物になるんです。本当によいアイテムに出会ったなと感じていますし、今ではすっかりお気に入りの相棒ですね」
※左:細せん切り器でスライスしたにんじん、右:肘を傷めた状態で包丁でせん切りしたにんじん
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にんじんさえあれば作れて、彩りも栄養も満点なかな姐さんの「うちのキャロットラペ」。
「細さが大事」と語るかな姐さんにとっても、いまや欠かせない相棒となったのが 貝印の「細せん切り器」 です。包丁で頑張らなくても、プロの仕上がりをスピーディに再現できるこのアイテムは、キャロットラペをぐっと身近にしてくれる心強い存在。
この「細せん切り器」は、かな姐さんのおすすめアイテムとしてオンラインストア 「Aima(アイマ)」 でも紹介中。下記の特設ページ経由なら 5%オフ で購入できます。
かな姐さんの「うちのキャロットラペ」をまだ作ったことがない方は、ぜひ一度、このせん切り器を使って試してみてくださいね。
