旬の春キャベツで!「ミルフィーユ シュウマイ」
こんにちは、国際薬膳師の麻木久仁子です。季節や体質、体調に合ったものを食べるという伝統的な東洋医学の考え方に基づいて、簡単で健康的なレシピをご紹介します。
やわらかくておいしい春キャベツの季節ですね。キャベツは薬膳では「補中益気(ほちゅうえっき)」といい、胃腸の調子を整え、疲労回復するとされています。キャベツから発見された「ビタミンU」、通称キャベジンは胃粘膜を保護・修復し、胃酸を調整する働きがあります。昔の人は、もちろんビタミンUを知りませんでしたが経験的にキャベツが胃を守ることを知っていたのですね。
さて、今回ご紹介するレシピはキャベツの葉を使って、包まずに重ねて作る「ミルフィーユ シュウマイ」です。春キャベツはやわらかいのでサラダなどの生食にも向いていますが、シュウマイの皮と合わせるとツルツルの皮の食感となじみがよく、箸が止まらないおいしさですよ。
旬の春キャベツで!「ミルフィーユシュウマイ」レシピ
調理時間
15分
分量
2~3人分(内径16cmの鍋使用)
材料
キャベツの葉…2~3枚(150gくらい)
鶏ももひき肉…200g
玉ねぎ…1/2個
シュウマイの皮…1袋(25~30枚)
おろししょうが…小さじ1/2
塩…小さじ1/2
しょうゆ…大さじ1
ごま油…大さじ1/2
片栗粉…大さじ3
水…1/2カップ
ポン酢…適量
からし…適量
ラー油…適量
作り方
1. キャベツは葉と芯の部分に分け、芯は薄切りにしておく。玉ねぎはみじん切りにする。
2. ボウルにひき肉・玉ねぎ・塩・しょうゆ・ごま油・片栗粉・おろししょうがを入れて、粘りが出るまでよく練る。
3. キャベツの葉の部分に1枚ずつ2のたねを塗り、シュウマイの皮を重ねていく。
4. 使用する鍋の深さよりやや短めになるよう、食べやすい大きさに切る。
5. 鍋の底に薄切りにしたキャベツの芯を敷く(芯が蒸し台の代わりになります)。
6. 4を鍋に敷き詰める。
7. 水を注ぎ中火にかける。湯気がではじめたらふたをし弱火にして10分加熱する。
8. 鍋ごと食卓に並べ、ポン酢にからしやラー油などを添えていただく。
調理のポイント
・鍋に敷き詰める際に隙間ができてしまったら、余ったキャベツの葉を詰め込んで鍋全体にきっちりと詰めると崩れにくくなります。
ぜひご家庭で試してみてくださいね。それでは、次回もお楽しみに♪