まるでアイス♪北嶋佳奈さんの冷凍焼き芋「#かな芋」を作ってみよう
かな芋をおいしく作るには?
北嶋さんのおうちの冷凍庫には常備してあるという冷凍焼き芋、かな芋。グリルで焼いたり、フライパンを使ったり、甘~い焼き芋をおうちで焼くレシピはいろいろありますが、北嶋さんのかな芋は、オーブンで焼いたさつまいもを冷凍してしまうんです!
作り方
1. よく洗ったさつまいもを濡れたままオーブンの天板に並べて、160℃予熱なしで60~120分焼きます。ホイルには包まずそのまま焼きます。
焼き時間の目安は、一般的なサイズのもので120分。手のひらくらいの長さで、手でつかみやすい太さのものが90分。それより小さいものは60分ほどで一度様子をみて、焼けたものから取り出します。焼いたさつまいもの中でも太めのものを布巾などでつかんでみて、ふにゃふにゃと芯がなくなっていればOKです。
2. さつまいもが焼けたらオーブンから取り出し、冷めてから密封できる保存袋に入れて冷凍庫に入れます。半日ほどでカチカチになります。
3. 食べる分だけ冷凍庫から取り出し、自然解凍か電子レンジ600Wで20秒ほど熱して半解凍状態で食べるのがおすすめ。冷凍しておけば1か月くらいは食べられますよ。
低い温度で焼くのはなぜ?北嶋さんに聞きました
——そもそも、かな芋を作ったきっかけは?
「じつは、大学の卒論のテーマが『さつまいもの糖度の研究』だったんです。それで以前からさつまいもはいろいろな食べ方を試していて、この食べ方もそこから生まれました」
——低い温度で焼くのはなぜですか?
「さつまいもに含まれるアミラーゼという分解酵素が一番よく働くのが60~80℃の温度帯。この温度をより長い時間保つために低温でじっくり加熱することで、さつまいものデンプンが分解されて甘みがぐんと引き出されるんです。時間があれば、オーブンをもっと低温の140℃くらいにして、加熱時間も2~3時間と長めにするとより甘くなりますよ」
——どうして冷凍すると甘さもしっとり感もアップするんですか?
「水分が少し抜けることがポイント。一度冷凍することでさつまいもの細胞が壊され、解凍したときに水分が抜けることで甘みが凝縮し、しっとりとするんだと思います」
——焼くときにクッキングシートなどは敷いていますか?
「糖分が飴状になって出てくることもあるので、クッキングシートを敷いておくと後片付けがラク。私は洗って繰り返し使えるシートを使っています」
——かな芋にするのにおすすめのサイズや種類はありますか?
「焼き加減がわかりやすいのと、外側がかたくなる前に中までやわらかくなるので、いつも小ぶりのものを使っています。種類はしっとり系の紅はるかやシルクスイート、栗やかぼちゃのようなほっこりした風味のマロンゴールドもおすすめです」
北嶋さんのお子さんは、おやつに凍ったままのかな芋にかじりつくほどの大ファンなんだとか。おいしくて日持ちもするアイスみたいな焼き芋、ぜひ作ってみてください!
<ブログ>
「HALEAINA」
<Instagram>
北嶋 佳奈/ボディメイク管理栄養士(@kanakitajima)
<Twitter>
北嶋佳奈(@KanaKitajima)
※北嶋佳奈さんへの取材・仕事依頼はこちら