激辛ししとうは見分けられる?今さら聞けない旬の「ししとう」基本のき&おすすめレシピ
おいしいししとうは、ヘタでわかる
お酒のおつまみや、あと一品ほしいときの副菜作りに重宝するししとうは、全体にハリとツヤがあり、鮮やかなグリーンのものがおすすめ。ヘタは、かためでピンとしているものが新鮮な証拠です。ヘタが黒ずんでいるものは避けてくださいね。
激辛のししとうが混ざっているのはなぜ?
ししとうはピーマン、パプリカと同じくとうがらしの一種。いずれも、とうがらしの中では辛みの少ない甘味種の仲間です。ところが、袋やパックに入ったものを買うと、そのうちの1本が激辛だったということも…。
ししとうが辛くなってしまう原因には諸説あり、よくいわれるのが、生育中のストレス説です。ししとうはとうがらしの仲間のため、もともと辛み成分の遺伝子を持っています。高温や乾燥などの強いストレスがかかると、その遺伝子が活発に働いて辛くなるそうなんです。
見た目には縮れていたり、小ぶりだったり、また中の種が少ないものが辛いとも、そもそも専門家でも辛いものを見分けるのは難しいともいわれるししとう。激辛ししとうに当たってしまったときは、辛さをこらえつつ、小さなししとうのルーツに思いをはせるのもいいかもしれませんね。
使い切れないししとうは冷凍を
ししとうは乾燥すると傷みやすいので、キッチンペーパーや新聞紙などで包んで密閉袋へ入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。1週間を目安に使い切ってくださいね。
ししとうがたくさん手に入って使いきれないときは、冷凍保存もおすすめです。洗って水気を切ったあと、密閉袋に入れて冷凍庫へ保存しておけば1ヵ月ほど保存できます。使うときは解凍せずにそのままでもOKですが、数分室温に置いておくと包丁が入りやすく好みのサイズにカットできますよ。
破裂防止!ししとうの下ごしらえのコツ
ししとうを炒めたり揚げたりしたときに、爆発して驚いた経験はありませんか?ししとうは、そのまま加熱すると中の空気が膨張して破裂する可能性があります。そこで、竹串か爪楊枝などで小さな穴を数カ所開けるか、包丁で切り込みを入れておくと安心です。
ししとうのおすすめ調理法&アレンジレシピ
ししとうは火の通りがよく、サッと加熱するだけで一品作れるのが魅力。カサが減るので、たくさん食べられるのもうれしいですよね。ししとうに多く含まれるβ-カロテンは、油と一緒に摂ると吸収率がアップするため、炒めたり揚げたりするのがおすすめ。ここではマンネリ解消にも役立つアレンジレシピをご紹介します!
今では一年中栽培されていますが、やはり旬のししとうはひと味違います。冷たいビールのおつまみに、いろいろなししとうレシピをためしてみませんか。ちなみに、ししとうは漢字で書くと「獅子唐」。でこぼことした凹みが獅子の顔に似ていることから名付けられたそうですよ♪
※参考ホームページ
カゴメ「ししとう/とうがらしの仲間でも一味違う?!栄養や料理法」
JAグループ福岡「アキバ博士の食農教室/辛いシシトウ何でできるの?」
日本気象協会tenki.jp「激辛“ししとう”の見分け方。辛くなってしまう、ちょっと切ない理由とは?」
ニチレイフーズ「【ししとうの保存】冷凍すれば1ヵ月長持ち!食感と風味を保つプロの技」
Jタウンネット「“辛い!”ししとう、見分ける方法はあるの? 産地No.1高知県の組合に聞いてみた」
東京多摩青果「目指せ野菜博士!ししとうの巻き」
東京新宿ベジフル「取扱品目/ししとう」