「フライパンリレー」で効率アップ!お弁当名人・みき(@mikishi7283)さんの【うちのスタメン】
フーディストノートをご覧のみなさん、こんにちは。みき(@mikishi7283)です。
Instagramにはお弁当を中心に投稿しています。
このたび「うちのスタメン」企画に参加させていただくことになりました。
毎朝のお弁当作りに欠かせない、私のスタメンをご紹介したいと思います。
どうぞお付き合いくださいね。
【フード&調味料の部】島本海苔乾物の「本かつお粉」
我が家の食卓に、ほぼ毎回登るのが煮浸しです。
お野菜をたくさん食べられるし、日替わりでお揚げやさつま揚げ、ベーコンなどと野菜を組み合わせれば飽きがきません。
おだしをたっぷりはったくたくたの煮浸しもおいしいけれど、お弁当では汁気NGなので、短時間で調理してシャキッと、青々としたお菜にします。
そんなときに便利なのが「かつお粉」。
水分を吸いながらだし汁の代わりにうまみをつけてくれます。
煮物や炊き込みご飯などで「なんだか味が物足りないなあ」というときも、調味料を加える前に一振り加えると、かつおの香りが立ち上っておいしく感じるので試してみてください。
以前はスーパーに並んでいるかつおパックを、袋の上から揉んで細かくしていました。
そのままだと、かたまって口の中に残りやすいので。
なので、かつお粉と出会ったときは感動しました。しかもこちらの方がコスパがいい。
私がいつも使っているのは、京都の錦市場にある、島田海苔乾物さんの「本かつお粉」。
削りたての新鮮なかつお節を店頭で詰めていらっしゃいます。
実直さはパッケージからもうかがえます。
上質な粉かつおが100g300円とはお値打ちです。
保存は冷凍室がベストです。
参考:お弁当用煮浸しの作り方
この機会に、うちで作っているお弁当用煮浸しの作り方を簡単にご紹介しますね。
1. フライパンにごま油をしく
2. 刻んだ菜っ葉を、軸の部分が下になるようにして広げ、刻んだ油揚げをのせてフタをする
3. しんなりしたら塩少々、砂糖小さじ1/2~1、醤油少々、かつお粉大さじ1を加えて混ぜ返す
4. 皿やバットに取り、冷ます
※そのままフライパンに入れておくと余熱で火が通り、水分が出てしまうため
【キッチンツールの部】ステンレスフライパン
毎朝4~5人分のお弁当作りをしている私の、頼もしい相棒が多層構造のステンレスフライパンです。
無水調理ができるので、水を加えるとしてもほんのちょっぴり。
ゆで野菜に至っては、洗った時の水滴だけ。そうするとビタミンが水に逃げないので栄養価が高くて味が濃いんです。シンプルな味付けでもおいしいと思えるのはこのフライパンのおかげかもしれません。
また熱伝導率が高いので、調理時間を短くできます。
青菜の煮浸しなら1~2分でできてしまうんですよ。
深さがあるので煮物もこれで作ります。底面積が広いと具材全体が煮汁に浸かります。
私が使っているものは、蓋をして少量の油で揚げ物をすることも可能です。おかげで油跳ねが怖くないし、唐揚げなどのできあがりがとてもジューシーです。
▼蓋をして揚げ物をしている様子
揚げ物をして残った油はそのまま使い回します。
油自体に素材の旨味が移ってコクのある油になっていきますし、その油を食材が吸うので2~3品作ったら最終的にはフライパンが空になり、 油の始末という面倒なことからも解放されます。
例えば「天ぷら→唐揚げ→大学芋→きんぴらごぼう」や「フライ→きのことブロッコリーのソテー→ガーリックトースト」など、おいしい油で「フライパンリレー」しています。洗い物も減って良いことづくめです。
▼少ない油で野菜の天ぷらを作ってから…
▼そのままの油で唐揚げを作ります。さらに…
▼その油で大学芋も作って、最後にきんぴらも作りました。
良いのか悪いのか、このフライパンを使い始めて、揚げ物の機会がグッと増えました、笑。
【食器の部】木製のお弁当箱
「お気に入りの食器」ですが、オベンターですのでね、これはもう「お弁当箱」で。
私にとってのお弁当は、家族に贈るプレゼントのようなもの。蓋を開けるまで中身が分からないってわくわくしませんか?自分で作っておきながらも、ふたを開ける瞬間は待ち遠しいものです。
お弁当箱といってもいろいろありますが、私は木製のお弁当箱が好きです。
吸湿性が良く、蒸れにくい。
杉の木や塗りの漆には抗菌効果があるのでので、一日終えたあとでもモワッと嫌な臭いが発生しにくいのです。残り物を詰めてもそれなりに見えますし、大切に扱えば何年でも使い続けられます。
また、毎朝眠い目をこすりながら作っていますが、お気に入りのお弁当箱に彩りや栄養バランスを考えながらおかずを詰めていくという作業は楽しいものです。箱庭療法に近い効果があるんじゃないかなと感じています。
「曲げわっぱを使ってみたいけど難しそう」という人には、お手入れのしやすいウレタン塗装のものをおすすめします。しみができにくいし、洗剤を使って洗うことができます。
白木(無塗装)なら湿度の調節がさらによくでき、蓋を開けたとき裏に水滴がついていることも、蒸れてお弁当箱の底に調味料がたまることもありません。
一番の魅力はふっくらご飯を食べられることです。
私がよく使っているのはこの白木の一段弁当。
かぶせの蓋の場合はこんもり盛っても大丈夫なので、かなり詰め込んでいます。
夫はご飯とおかずは別々がいいという二段弁当派で、夜に食事会がある日は食べ終わったあとコンパクトになる入れ子式を所望されます。
こちらの栗久さんの入れ子式弁当箱は、おかずを入れる段には油や水に強いウレタン塗装が施され、ご飯を入れる段はご飯がおいしい白木です。それぞれの段に蓋があるので小さな一段弁当箱としても使えます。
▼奥から時計回りで、大館工芸社/小判型・大(ウレタン塗装)、松屋漆器店/二段重箱のうちの1段、柴田徳商店/博多曲げ物一段弁当箱(白木)、公長齋小菅/(竹製、ウレタン塗装)
▼奥から、大館工芸社/やぐら弁当(2段式の入れ子、ウレタン塗装)、たま木工/まる2段(くりぬき弁当、漆塗り ※受注生産)、MOCKATS/智頭杉わっぱ弁当M(白木)
京都在住、5人家族。大学生・高校生・中学生の食べ盛りの三人息子がいる。
Instagram歴は7年で、毎朝作る家族と自分のお弁当を投稿。
自作レシピには #みきしレシピ_○○(〇〇はレシピ名)をつけている。
<Instagram>
みき(@mikishi7283)