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「インスタにうちの味を残していけたら…」:大人気クッキングラマー・hiro71111さんに聞く<後編>

「インスタにうちの味を残していけたら…」:大人気クッキングラマー・hiro71111さんに聞く<後編>
Instagramでお料理を楽しむ「クッキングラマー」の皆さんへのインタビュー。第7回は、レシピブログアワード2017クッキングラマー部門グランプリも受賞された、大人気クッキングラム・アンバサダー、hiro71111さんの登場です!
前編ではインスタを始めたきっかけや、素敵な食器との出会いのつくり方など、丁寧にお話しくださいました。後編では、hiro71111さんが今も引き継いで大切にしているお母さまの味のことやご家族のこと、インスタを始めた頃から変わらない大切にしている想いについてお伺いしました。
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2018/03/22
2022/08/11
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※先に「前編」を読みたい方は コチラから>>

―hiro71111さんが一番好きなお料理と、その理由を教えてください

たくさんありすぎますが(笑)、食べるのが好きなのはお寿司ですね。小さい頃、よく母がお刺身を柵で買ってきてにぎり寿司にしてくれたんです。盛り付けは大きな桶で、特別感もあって大好きだったのが始まりかも。

でも握りたてのお寿司を桶に並べていく横からつまみ食いしていくので、なかなか桶がいっぱいにならなくて(笑)。これが1番おいしかった。巻き寿司や押し寿司も作ってくれて思い出深いものがあります。このお寿司好きがインスタにアップしている手まり寿司に反映されているかもしれません。

―わかります、つまみ食いっておいしいですよね(笑)。お母さまにとっても、微笑ましく良い思い出なのではないでしょうか?ご自身の得意なお料理に反映されているというのも素敵です。他にも何か、hiro71111さんの「得意ワザ」はありますか?

これも基本は母の味なんですが、餃子だけは大得意で「どこのお店よりもおいしい」と子供たちからもいわれています。

オイスターソースとごま油がきいていて、練っているときからすでに匂いがおいしい。皮は母からの伝承で(笑)、あえて市販品の薄いタイプのものを使います。

焼き上がりに追い油をしてカリッとさせると食感もよくなります。 子どもたちも大好きだといってくれます。

―ところで最近少し環境に変化があったとか…それに従って日々のお料理の中で変わったこと、心境、これからトライしてみたいことなどありましたらぜひお聞かせください。

もとは家族みんなで私の実家に住んでいたのですが、4年ほど前に主人が病気をしたことで、しばらくは夫の通勤に負担が少ないところで暮らすことにしました。もともと夫の体調が落ち着けば3年ほどで戻るつもりではいたのですが、最近母の体調がよくない時期が続いてしまったことをきっかけに、また皆で実家に戻ったんです。

実家は古民家並みの築年数なのでとにかく暗いし(笑)冷蔵庫は当然母と共有。また主人が仕事で社食の運営に携わることになって、そちらの献立や味についても知っておく必要があるのでお弁当が不要になり、現在はお弁当は次男の分のみになりました。大学生なので必要のない日も多かったり、作り置きも今までの品数では冷蔵庫に入れられないので減らす必要があったりといまだにペースのつかめないこともたくさんありますが、初心に返り純粋に楽しんでやっていきたいと思っています。

―Instagramにお料理写真を投稿していて、楽しいこと、嬉しかったこと、やりがいを感じることなどをお聞かせください。

今回、レシピブログアワード2017クッキングラマー部門グランプリを受賞させていただいたとき、「家事って当たり前のような作業だけれど、こういう形でがんばりが認められてよかったね」といってくださった方がいて、本当におっしゃる通りだなと。そういってくださった方はもちろん、「いいね」してくださった方々に心から感謝しています。

もともとは主人のことがあって記録のために始めたインスタなので、家庭以外の実生活とは切り離してやってきたのですが、これほど多くの方にフォローしていただけたことは驚きとともに1番うれしいことでもあります。

たくさんの方に見ていただけることは何より継続の力になっていますし、外食の多い子供たちは作り置きで野菜をたくさん食べると肌の状態がとてもよいとわかって(女子みたいですが)、偏りのない食事の大切さに気がついてくれたこともうれしいことの一つです。

―Instagramを通して、今後どんなことをしていきたいですか?

今後というか、これははじめから変わることのない想いなのですが、「楽しい時にはさらに楽しく、元気の出ないときもおいしいものを食べたら元気でるはず!」という気持ちでお料理しているので、見ていただける方にも投稿を通してそういう気持ちになっていただける写真をアップしていけたらと思います。

それから、長男が料理に興味があるというので、インスタにうちの味を残していけたらと。
なんだか遺言インスタみたいですが(笑)。いつの日か懐かしくみてくれたらいいなと思います。

* * *

hiro71111さんのお料理写真からは、そうとは書いていなくてもなんだか元気をいただける気がしていましたが、今回お話を伺ってみて、hiro71111さんは実際に一枚一枚のお写真にそういった思いを込めてくださっていて、私たちはそれを受け取らせていただけているのだということがよくわかりました。ご家族思いで優しい、なんだか魔法使いのようなhiro71111さん、これからもその素敵なお料理でみんなに元気の魔法をかけ続けて下さいね!

素敵なお話、本当にありがとうございました!

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