うちのみそ汁がおいしくない理由って?「みそ汁」基本のき
みそ汁は「煮えばな」がおいしい!
「みそ汁は熱々が一番!」と、グラグラと泡立つほど沸騰させていませんか?じつは、煮すぎるとおいしさが半減するんです。香りや風味を堪能するなら、「煮えばな」がおすすめ。「煮えばな」とは、みそ汁の表面がグラッとゆれはじめた煮立つ直前のこと。
香り成分の1つであるアルコール類は最も気体になりやすく、沸騰させると香りがどんどん飛んでしまうんです。それに、煮すぎると、みそに含まれる栄養素が損なわれてしまうデメリットも。
時間が経って冷めたみそ汁を温め直すときも同じく、煮えばなで火を止めましょう。その後、10~20g程度の少量のみそを溶き入れると、作り立ての風味が楽しめますよ。
具材やみそを入れるタイミングは?
具材を入れる順番は?
大根やじゃがいもなどの根菜類は、火を通すのに時間がかかるため水の状態から鍋に入れましょう。シジミやアサリなどの貝類も水から煮た方がよく出汁がでるので、初めに入れるのがおすすめ。葉物野菜や海藻類、豆腐などの火が通りやすい具材は、煮立ってからでOKです。
みそを溶くタイミングは?
具材に火が通りお湯が沸騰したら、弱火または火を止めて沸騰をしずめます。その後、適量のみそを溶き入れてください。再度火を付け、煮えばなで止めればみそ汁の完成です。また、根菜類は味が染み込みにくいので、みその半量を先に加える方法もありますよ。
手軽な顆粒出汁はいつ入れる?
丁寧に出汁を取ると風味豊かなみそ汁ができますが、面倒に感じる方も多いはず。そんなときに重宝するのが顆粒タイプの出汁。みそ汁にうまく活用するなら、仕上げ直前に加えましょう。出汁の香りも楽しめますよ。みそと同様に、根菜類は最初に分量の半分の出汁を入れておくと中まで染み込みます。
以前、基本のきでは「かつおだし」「昆布だし」の簡単&上手な取り方をご紹介しました。自分で出汁を取ってみようという方は、参考にしてみてくださいね。
試してみて♪みそ汁に〇〇をちょい足し!
仕上げに隠し味をちょい足しして、みそ汁をもっと楽しみませんか?コクや旨み、香りなどに変化が出るため、お好みの味わいを見つけてください!
みそ汁の保存方法は?「みそ玉」にして冷凍も!
みそ汁はあまり日持ちがしないため、1日程度で食べ切るようにしましょう。冬は常温でもOKですが、気温の高い夏は冷蔵庫に入れて保存してください。
みそ玉にして冷凍保存する方法もあります。みそ玉とは、お湯を注げばできる手作りインスタントみそ汁のことで、数年前からちょっとしたブームになっていますよね。一杯だけほしいときやパパっと作りたいときにおすすめです。
大きさ、ハンパない!沖縄の「みそ汁定食」って?
みそ汁は、定食屋さんに行くとセットになっていることが多いですよね。沖縄ではなんと丼ぶりサイズの器に入っているとか!ボリューム満点みそ汁&ごはんという「みそ汁定食」まであるんですよ。
沖縄だけでなく、日本には地元の食材や特徴を活かしたご当地みそ汁がたくさん。栃木の「けんちん汁」、大分の「だんご汁」、鹿児島の「さつま汁」などが有名です。みそ汁は、具材を変えることでいろいろな楽しみ方ができますね。
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みそ汁はほんのひと工夫で、おいしく仕上がります。発酵食品のみそ、そして野菜をはじめとしたたっぷりの具材で栄養満点に作って、飲むとホッとできるとびきりの一杯を♪
※参考ホームページ
マルコメ「おみそ汁豆知識」
朝日新聞「みそ汁は沸騰させちゃダメ?」
日本味噌「みそ汁はなぜ“煮えばな”がおいしいのか」
マルカワみそ「マルカワみそが教える美味しいお味噌汁の溶き方」
ヤマト醤油味噌「お味噌汁の基本とコツ」
ヤマト醤油味噌「お味噌汁って日持ちするの?保存方法は?」”>ヤマト醤油味噌「お味噌汁って日持ちするの?保存方法は?」
ニチレイフーズ「“味噌玉”の基本の作り方。おすすめ具材、冷凍方法まで」
AJINOMOTO.Park「みそ汁定食のススメ」
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