甘さを最高に引き出す調理技&おいしいとうもろこしの選び方やベストな保存方法を解説!
おいしいとうもろこしの選び方
スーパーや八百屋さんのとうもろこしは皮が付いた状態で売られていることが多く、おいしいとうもろこしの見分けが難しく感じますよね。でも、皮が付いた状態でも皮の色やひげの状態などで見分けることができるんです。その見分け方を、皮が付いていないときのパターンとあわせてご紹介します。
皮が新鮮な緑色をしている
皮の色がきれいな緑色のものは採れたてで新鮮だと判断できます。一方、皮の色が褪せたりよれたりしているものは、鮮度が低くなり始めている証拠です。とうもろこしは鮮度が落ちやすいため、皮の色を見て少しでも新鮮なものを選ぶようにしましょう。
また、とうもろこしの甘さも鮮度に比例しています。甘いとうもろこしを楽しむために、鮮度のチェックは欠かさずに行いましょう。
ひげが多いものは実の数も多い
とうもろこしには細長いひげがついていますが、このひげで実が詰まったとうもろこしかどうかを見分けることができるんです。というのも、とうもろこしのひげと実(粒)の数は同じであると言われていて、ひげの本数が多いほど実の数も多いというわけなんです。
実がぎっしり詰まったとうもろこしを買うために、店頭でとうもろこしを選ぶ際は、ひげの多さにも着目しましょう!
ひげが褐色のものはよく熟している
とうもろこしのひげは、本数だけではなく色も重要です。なぜならとうもろこしのひげは、とうもろこしが熟すにつれて色が濃くなるためです。ひげがきれいな褐色または黒褐色のものはよく熟している証拠なので、色の状態も意識してみてくださいね。
ただし、ひげが乾燥しているものは熟し過ぎている可能性があります。褐色または黒褐色でみずみずしいひげのとうもろこしを選ぶようにしましょう。
実が詰まり、ふっくらと丸みを帯びている
とうもろこしを選ぶときは、形や重さも確認しましょう。おいしいとうもろこしは、持ったときにずっしりと重みがあって少しやわらかいという特徴があります。これは、水分を多く含んでいるためで、調理をすると非常にジューシーに。
皮の色やひげの状態がよいものを見つけたら、実際に持ってみて重さややわらかさを確認すると、よりおいしいとうもろこしを選べますよ。また、皮の付いていない中身が見えるとうもろこしであれば、びっしりと実が並んでいるものを選びましょう。鮮度が落ちると水分が抜けて実がスカスカになるので、実がびっしりと詰まっている方が良いでしょう。
実がつぶれずふっくらしている
皮が付いていないとうもろこしの場合、実がへこんでおらずぎっしりと詰まっているかどうかもチェックポイントになります。
皮が付いていないとうもろこしは鮮度が落ちやすいため、皮付きの方がおすすめですが、皮がないとうもろこししか売っていない場合は、実の状態をチェックして購入後なるべく早めに食べるようにしましょう。
甘みを引き出す!とうもろこしの上手な加熱方法
とうもろこしの加熱方法として、お鍋でゆでる・電子レンジで蒸す・フライパンで蒸し焼きにするの3パターンをご紹介します。それぞれにメリットがありますので、お好みの方法で加熱してくださいね。
お鍋でゆでる
とうもろこしをお鍋でゆでるときに、「ゆでるときはお湯から?水から?」と気になったことはありませんか。実は、とうもろこしはゆで方によって味わいや食感が異なり、お湯からゆでるとシャキシャキとし、水からゆっくりゆでるとふっくらとして甘みが引き立ちます。また、皮は水分や風味をキープする役割があるため、何枚か残しておいた方が甘みを逃しません。中の汚れが気になるなど、どうしても皮をむきたい場合は、ゆでる直前にしましょう。
ゆであがったら、水に対して3%ほどの塩を入れた塩水に数分つけておくと、さらに甘みが感じられますよ。
電子レンジで蒸す
電子レンジで加熱するのも手軽でおすすめ。短時間で済むだけなく、とうもろこしに含まれるビタミン類の多くは水溶性のため、電子レンジなら成分の流出を防げるというメリットも。その上、水っぽくならずに甘みが凝縮されますよ。
フライパンで蒸し焼きにする
よりジューシーに仕上げたければ、フライパンで蒸し焼きにするのがおすすめ。とうもろこしの甘みが逃げにくいんです。
捨てるの待った!とうもろこしのひげはどうすべき?
とうもろこしを買うときは皮付きのものを選ぶのがおすすめとご紹介しましたが、皮についているひげの扱いに悩むこともありますよね。ついつい捨ててしまいがちですが、お茶や料理に活用できるので、ぜひ試してみてくださいね。
とうもろこしひげ茶
ひげ入り混ぜご飯
おいしさ長持ち!とうもろこしのおすすめ保存方法
ゆでてから保存する方法と、生のまま保存する方法をご紹介します。冷蔵・冷凍での取り扱い方も参考にしてくださいね。
ゆでてから保存する場合
とうもろこしは収穫後、甘みと栄養価の落ちるスピードが速いので、購入したらその日のうちに食べ切りたいところ。ですが、加熱すると甘みはキープできるので、すぐに食べない場合は、ゆでてから保存するようにしましょう。食べるときにゆでる手間が省けるというメリットもありますよ。
冷蔵保存
とうもろこしをゆでてラップで包み、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存しましょう。2~3日はおいしくいただけます。
※とうもろこしはゆでた後すぐラップで包まないと水分が飛び、実がへこんでしまいます。ゆで上がったら火傷に注意しながら、すぐにラップで包みましょう
冷凍保存
解凍時に熱を通すので、通常よりかためにゆで、1本ずつラップで包んで密閉袋に入れて冷凍庫で保存します。保存期間の目安は1か月で、食べるときは、さっとゆでるかレンジで温めましょう。
生のまま保存する場合
生のまま保存する場合は、水分の蒸発を防ぐため皮付きのまま保存するのがおすすめです。1本丸ごとではなく、3~4cmの輪切りや、実をそいで密閉袋に入れて冷凍保存してもOK。炒め物などにそのまま使えて便利ですよ。
冷蔵保存
皮付きのまま表面の汚れを水でサッと洗い流し、濡らしたキッチンペーパーで一つずつ包んでポリ袋に入れたら冷蔵庫の野菜室でひげがある方を上にして立てた状態で保存しましょう。保存期間の目安は2~3日です。
冷凍保存
冷蔵のとき同様、皮付きのまま保存します。ラップで一つずつピッタリと包み、ポリ袋に入れて冷凍庫に入れましょう。保存期間の目安は1か月です。
とうもろこしのおいしさが引き立つおかず系レシピ
とうもろこしのおいしさを最大限に味わえるおかず系レシピをご紹介します。
麻薬とうもろこし
メキシコ風とうもろこし
コーンとバジルのフリッター
とうもろこしの鶏つくね団子
とうもろこしのパワーサラダ
とうもろこしのコンソメガーリック焼き
甘みが広がる♪とうもろこしのおやつ系アレンジレシピ
とうもろこしを使ったおやつ系レシピをご紹介します。おかず系だけでなくおやつ系にすることで楽しみ方の幅が広がりますよ。
とうもろこしパンケーキ
とうもろこしのクレープ
とうもろこしプリン
黄色くて甘~い夏のごちそう、とうもろこし。ゆでた後にフライパンやグリルで味付けして焼いて、屋台風の焼きとうもろこしもいいですね。いずれにしても、甘みを逃さないように、手に入ったらできるだけすぐに調理することが肝心。暑い季節は、甘くておいしいとうもろこしをお腹いっぱいいただきたいですね♪
※参考ホームページ
JAグループ「夏の旬野菜トウモロコシ」
JA会津よつば「とうもろこし」
JAグループ福岡「トウモロコシのひげは何?」
カゴメ「とうもろこしの茹で方!水からorお湯からでおいしさが違う!? 」
カゴメ「[とうもろこしの選び方]おいしさの決め手はヒゲの色と数!?」
キユーピー「とうもろこしの選び方」
旭化成ホームプロダクツ「野菜保存のポイント/とうもろこし」
日本気象協会tenki.jp「美味しい“とうもろこし”のゆで方!好みによってゆで方が異なるって知ってた?」
マイナビ農業「新鮮なトウモロコシの見分け方とは おいしく食べる下準備・保存法【野菜ガイド】」