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冷凍するとうま味アップ!今さら聞けない「きのこ」の基本のき

冷凍するとうま味アップ!今さら聞けない「きのこ」の基本のき
日本には5,000種類近くあるといわれているきのこ。その中で食用は約100種類で、人工栽培されているものは約20種類ほど。しめじやえのきなど私たちがスーパーで購入できるきのこは、ほんのわずかなんだとか。今回は、うま味を引き出すコツや保存方法など、秋の味覚・きのこがさらに美味しくなる情報をお届けします!
Kayoko*
Kayoko*
2017/11/07
2021/10/17
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きのこは冷凍するとうま味がアップ!かさ増し効果も!

きのこが低カロリーであることはみなさんよくご存知ですよね。実際に、きのこは100gあたり約20kcalほど。えのきの小パックは約110gで、もし3袋食べても100kcal以下!たくさん食べても低カロリーであることが分かります。いつもの料理にきのこをたっぷり入れてかさ増しすると、カロリーダウンができるのはそのため。

きのこの味は淡泊なので、ご飯やパスタ、お肉と一緒に調理しても本来の料理の味を損なわずに作ることができます。そのうえリーズナブルなので節約効果もあって一石二鳥!

また、食品は冷凍すると味が落ちると思われがちですが、じつはきのこは冷凍するとうま味がアップするんです!きのこは冷凍することにより細胞膜が破れ、細胞が死滅した状態に。そこから酵素の働きでうま味成分が増えていきます。干しシイタケが旨味たっぷりなのも同じメカニズムだそうです。なお、冷凍するにはシイタケやナメコがとくにおすすめとか。一度試してみてください!

きのこは洗って使うの?ベストな保存方法は?

スーパーなどに大量に陳列されているきのこ。どれが新鮮なのか、見分け方法をご存知ですか?新鮮なきのこは傘が肉厚で開ききっておらず、傘や軸に張りと弾力のあるのものがポイント。鮮度が落ちてくると、柔らかくなってしなびているようにみえるんです。パックに入っている場合は、古いと水滴が付いていることが多いので避けて下さいね。

また、市販のきのこは多くが衛生管理の整った環境で人工的に栽培されているため、洗う必要がありません。洗ってしまうと、きのこの香りや風味落ちてしまうこともあります。もし気になる場合は、サッと洗うかキッチンペーパーで拭き取る程度にしましょう。

きのこは生ものなので、常温ではなく冷蔵庫に保存するのがベスト。湿気に弱いため、キッチンペーパーなどの紙でくるむか、ラップで巻いて密閉してから袋に入れるようにして下さい。3日以内に使いきるのがおすすめ。きのこを冷凍保存する場合は、石突を切り落としてほぐしてから密閉袋に入れ、2~3週間を目安に使い切りましょう。料理に使う場合は冷凍のままでOK。

きのこは栄養たっぷりの優秀食材!

きのこには、食物繊維やビタミンB群、ビタミンDなどの栄養素がたっぷり含まれています。食物繊維は腸の活性化だけでなく、しっかりとした歯ごたえで噛む回数が増え、脳を活性化させて集中力を高めたり、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防いでくれる効果も期待できます。

また、ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートする働きがあるため、骨や歯を丈夫にしてくれます。ビタミンB2は脂質の代謝を促したり、皮膚や粘膜を保護してくれるなどの効果もあるとか。

きのこは低カロリーであるにもかかわらず、体にうれしい栄養素もたっぷり含まれる優秀食材といえますね。毎日の食生活に積極的に取り入れたい食材の一つです。

きのこを使ったおすすめレシピ4選

ここからはきのこの利点を活かした厳選レシピを紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さいね。

【きのこの塩麹漬け】
きのこを茹でて、塩麹とめんつゆで和えておくだけ。ヘルシーな一品としてそのままでもOKですし、パスタやうどんにトッピングしたり、ご飯に混ぜ込んだりなど使い回し抜群です。冷蔵庫で4日ほど保存可能で常備菜にもなりますよ。

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【かさましヘルシーハンバーグ】
細かくみじん切りにしたたっぷりのえのきと椎茸をハンバークだねに混ぜれば、かさ増しになりボリューム満点!食感は残らないので、きのこ類が苦手な方も気付かず食べてくれること間違いありません。

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【冷凍しめじとソーセージのクリームペンネ】
冷凍したしめじのうま味がたっぷり感じられるパスタ。しめじを1パック入れるなど具だくさんなので、ペンネの量を減らしてもお腹が満足しますよ。

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【冷凍エリンギのガーリック炒め】
食べやすく切ってから冷凍したエリンギだけで作る一品。オリーブオイルとニンニクを入れたフライパンに、冷凍したままのエリンギを入れて炒め、鶏ガラスープと醤油で味付けたら完成です。仕上げにブラックペッパーをかけてアクセントに♪うま味たっぷりでお箸がとまらなくなりそう!

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低カロリーでリーズナブル、和洋中どんなレシピにも使えて、そのうえ栄養豊富なきのこ。店頭では1年を通じて見かけるものの、秋から冬にかけて旬を迎えます。ますますおいしくなるきのこを、さっそく今晩のレシピにプラスしてみませんか。

【参考文献】
文部科学省「日本食品標準成分表/きのこ類」
JA全農長野「きのこ」
ホクト㈱「きのこレシピ」
プレジデントオンライン「キノコは冷凍するとおいしくなります」
農事組合法人㈱bヒット「きのこQ&A」
愛知県衛生研究所「キノコの話題」
林野庁「きのこのはなし」

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この記事を書いた人

WEBライターとして料理レシピ記事などを執筆中。唎酒師の資格を持ち、日本酒やおいしいものに精通。旬の食材を活かしたレシピまとめや、思わずまねしたくなるようなアイデア料理の記事が人気。

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