「夏野菜」を長持ちさせる!野菜のプロ直伝「冷蔵・冷凍保存テクニック」

夏野菜を買ってきたらまずやること
買ってきた袋のまま冷蔵庫に入れてしまうと、蒸れてしまうため劣化が早まります。その日のうちに使わない場合は、袋から出して新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋などに入れて野菜室に入れるのがポイントです。
野菜は濡れている状態が続くと痛むのが早いので、湿っている場合には拭き取ってから保存しましょう。キャベツやレタスの芯をくり抜いてぬれたティッシュを詰める場合にも、水滴が葉につかないように注意してください。
トマトの冷蔵・冷凍保存テクニック
基本は常温保存が推奨される野菜のひとつです。とはいえ、真夏の常温では傷みやすいのですぐに使わないときは野菜室で保存しましょう。
すでに熟したトマトの場合、食べきれない分は冷凍保存すると長持ちします。冷凍したトマトは解凍せず、そのまま加熱料理に使えます。暑い日には加熱せずにそのままカットして、半氷りのシャリシャリ状態で食べるのもおいしいですよ。
野菜のプロ直伝!「トマト」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
なすの冷蔵・冷凍保存テクニック
なすは低温と乾燥に弱いため、ひとつひとつラップやキッチンペーパーなどで包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存します。
食べやすい大きさにカットして、冷凍することも可能です。たくさん冷凍しておけば、すぐに料理に料理に使えるので忙しい平日にも重宝しますよ。
「なす」は輪切りにして冷凍庫へ!超便利な保存テクを八百屋が直伝
ピーマンの冷蔵・冷凍保存テクニック
ピーマンも低温と乾燥に弱いので、キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れるなどの乾燥対策が必要です。野菜室で保存ができますが、使い切れないと思ったら早めに冷凍するのがおすすめ。
短冊切りなどにして、水気をしっかり取ってから冷凍すると1か月ほど保存することができます。解凍してしまうと食感が悪くなるので、凍ったまま調理するのがポイントです。
野菜のプロ直伝!「ピーマン」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
きゅうりの冷蔵・冷凍保存テクニック
きゅうりは収穫後も、縦に伸びようとする力が残っています。キッチンペーパーで包んでポリ袋に入れたら、野菜室で立てた状態で保存しましょう。立てた状態で保存することで余分な水分や栄養を消費しないですむので、鮮度をより長く保てます。
冷凍するなら、輪切りにして塩もみし水気をしっかり切ってから冷凍用保存袋に入れるのがおすすめです。この方法なら、きゅうりがスカスカな食感になってしまうのを防げます。
野菜のプロ直伝!「きゅうり」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
オクラの冷蔵・冷凍保存テクニック
オクラも低温に弱い野菜なのでキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて野菜室で保存します。購入後は早めに使い切るようにしてください。
冷凍する場合、うぶ毛を落として輪切りにし、そのまま冷凍用保存袋に入れて保存できます。ゆでた状態でも冷凍できるので、用途に合わせて使い分けてください。
野菜のプロ直伝!「オクラ」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
ズッキーニの冷蔵・冷凍保存テクニック
ズッキーニはかぼちゃの仲間ですが、かぼちゃと異なりそれほど日持ちしません。1本ずつラップやキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、野菜室で保存します。
冷凍する場合には、洗ってキッチンペーパーで水気を取り、使いやすい大きさにカットして冷凍保存袋に入れます。使うときには、凍ったまま火にかけて使えますよ。
野菜のプロ直伝!「ズッキーニ」の基本・豆知識・おすすめの食べ方
夏野菜を買い置きしたら、すぐに使わない分は冷凍しておくのもおすすめです。手間はかかりますが、忙しい平日の料理がらくになりますよ♪

Xのフォロワー数75万人を超える(2025年8月現在)、スーパー青果部歴10年の野菜のプロ。野菜・果物の役立つテクニックや、価格の市場動向など価値ある知識をXやブログを中心に発信している。著書は『野菜売り場の歩き方』『おいしい野菜まるみえ図鑑』『やさいのトリセツ』など。
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