賃貸でもモダンな海外風コーデ!あやシェフ(深沢 あや)さんのキッチン
あやシェフ(深沢 あや)さんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチン全体のテーマやこだわりを教えてください
「メインのキッチンは自然光が入らないため、日の当たりやすいリビングの一角を改装して、撮影用のキッチンにしています。海外のキッチンのようなモダンなイメージで、壁紙を灰色に張り替えたり、黒と茶のシックなキッチンボードを置いたり、全体的に落ち着いた色でまとめました。
手前の作業スペースも黒い天板のカウンターにして、海外風を意識しています」
「こちらが普段の料理や試作を行うメインキッチンです。インスタライブもここからやることが多いですね。賃貸のキッチンですが、私のコンセプトである『おうちレストラン』らしさが出せるように、壁紙をレンガ風にしたり、黒板を置いたり、原状回復できる範囲でDIYして楽しんでいます」
——キッチンのお気に入りポイントは?
「撮影用キッチンの、プロ仕様の調理グッズをディスプレイしているスペースです。フランスのプジョーのミルやテリーヌ型、デバイヤーの鍋などどれも実際に調理に使っている、お気に入りのものばかり。とくにプジョーミルはフランスのビストロで働いていたときに現地のお土産ショップで買ったもので、もう5年ほど使っています。
見せる収納にすることで、動画に映ったときに、プロの料理人のキッチンをのぞいているような演出にもなるといいなと思っています」
新しい食器を買ったら入れ替えるのがルール
——収納のマイルールといえば?
「フライパン、鍋類は持っている種類も多いため、ディスプレイできないものはメインキッチンのコンロ下の引き出しに、縦置きラックを入れて立てて収納しています。この写真に写っているもの以外にもたくさんあって、グリルパン、天ぷら鍋などは物置部屋の一角にしまっていて、使うたび移動させています。量が多いので、いつもどこに入れるか困っています(笑)」
——お使いの食器の収納もご紹介をお願いします!
「食器は新しいものを買ったら入れ替えるのがマイルールで、メインキッチンの引き出しに入る分だけにして、収納スペースを増やさないようにしています。
とはいえ、撮影用のものがどんどん増えていき、海外の大きなお皿も多いので、普段使いの食器は子ども用のものを除いて少なくなる一方です(笑)」
——食器はどんなものがお好きですか?
「よく使うのはマルミツポテリさんのお皿で、素朴で温かみのある質感が写真映えしてくれます。お肉料理からお魚料理まで重宝していて、冬野菜のテリーヌをのせた白いお皿もシンプルなデザインで気に入っています。マルミツポテリさんのWEBショップで買うことが多いです」
「あとは赤が好きなので、サーモンパイをのせたプジョーの赤いプレートも気に入っています」
——料理に使う食品や調味料はどちらにストックされていますか?
「調味料はとにかく使いやすさ重視。あれこれ持っているのですが、ハーブやスパイスなどよく使うものだけを厳選して、メインのキッチンに置いた大きめのスパイスラックに、すぐ取れるように並べています」
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「子どもがまだ小さいので、キッチンに入られたり、荒らされたり(笑)と日々悪戦苦闘しながらですが、できる範囲で理想のキッチンを目指しています」という、あやシェフさん。ホテルやビストロで、また出張料理人としてさまざまなキッチンに立ってきたあやシェフさんの“好き”が詰まった空間は、本当に素敵です!
(記事中キッチン撮影/あやシェフさん)
フーディストノートアンバサダー。出張料理人、ワインソムリエ。国内外のホテルやビストロでフレンチ料理人として10年間経験を積む。現在はSNSで「簡単レストラン風レシピ動画」を発信、SNSの総フォロワー数は約40万人。オンライン料理教室、企業のレシピ作成なども行う。スーパーに売っている食材や冷蔵庫にあるものだけでレストランのような味を出すことができるレシピを集めた初の著書『出張料理人あやシェフのおうちレストラン』(誠文堂新光社)が発売中。
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