おいしそうに見せるには?おつまみ動画で人気のぴーきちさんの意識する盛り付けテク
家飲みで会社の先輩にほめられて…
——ぴーきちさんがレシピを発表するようになったきっかけを教えてください
「コロナ禍で家飲みが増えたのがきっかけです。会社の先輩たちとの家飲みで、ネットでレシピを見ながら作って出した簡単なおつまみがとても喜んでもらえて。そこから、『おいしいから、料理のことをSNSで発信してみなよ!』と盛り上げていただき、せっかくだからやってみようか、という話になりました。
当時はとくに趣味もなかったので、SNSで何かを発信することで新たな、そしてずっと続けられる楽しみが見つかるといいなという思いもありましたね」
——SNSやメディアはいろいろありますが、とくにX(旧Twitter)をお使いになった理由は?
「僕のことを知らない方にも情報を届けることができるように、自分もよく使っていて、SNSの中でもとくに拡散力が強いXを選びました。
レシピは、ありのままをよりわかりやすく伝えられるように、当初から動画にして投稿していたと思います。文字で説明すると難しく伝わるかも…という工程があるレシピでも、『これならできそうです!』とか『作ってみたら意外に簡単でした』と、うれしいコメントを多くいただけるのは動画レシピならではですね」
——そうしたレシピを考えたり、料理をしたりする上で大切にしていることはありますか?
「料理を始めたころは、おいしそうだけどハードルが高いレシピや材料費がかかりすぎるレシピ、時間がかかったり工程が多かったりするレシピは避けがちでした。
その気持ちは今でも忘れないようにしていて、仕事終わりで疲れていても作る気になれるか、身近な食材で誰でも手軽においしく作れるかは、レシピを発信するうえで常に意識しています」
——お忙しい毎日、お時間のない中で「味も見た目もおいしい料理を作るコツ、準備」などアドバイスをお願いします!
「簡単でおいしいレシピで作ることはもちろん、作った料理をよりおいしく見せてくれる盛り付けも欠かせません。
盛り付けでは彩りはもちろん、器に目いっぱい盛らないことも意識しています。余白もうまく使いながら全体のバランスを取ると、料理そのもののおいしさがより伝えられるように思います。
余裕をもって盛り付けできるように、器は先に用意するようにしています。それと、1人分ずつお盆にのせて、定食スタイルでテーブルに出すのもとってもおすすめです。メイン、サブおかず、ご飯を盛った茶碗、汁物、お酒などあれこれあっても、お盆があるとその上にサッと並べるだけで見た目よくまとめてくれますよ」
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「おかげさまで、2023年の『フーディストアワード』ではX(旧Twitter)部門の新人賞をいただき、あらためて身が引き締まる思いでした!これからも初心を忘れず、1人でも多くの方においしくて役に立つレシピを届けていければと思っています」というぴーきちさん。お決まりの「お~つかれさまです!」のあいさつから始まる動画は、わかりやすいレシピはもちろん、ぴーきちさんの気持ちのいい食べっぷり、飲みっぷりも必見ですよ!
ぴーきちさんへのQ&A
——ニックネームの由来は?
「好きなフルーツの桃にちなんでいて、ピーチからかわって“ぴーきち”になりました」
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「カレーが好きです!最近はカレー作りにハマっていて、カレー屋さんめぐりをしては研究する日々です。苦手なものは、あまり食べる機会がないのですがピータンです」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「SNSにも時々登場してくれる愛犬のチワワのジルちゃんと過ごすのが至福のひと時です。かなりの親バカで、オリジナルグッズも作ってます(笑)。あとはサウナも趣味です。心も体もリラックスできて最高です」
仕事終わりにおつまみを作って晩酌することをこよなく愛しており、“簡単に手に入る食材でパパッと作れる”をコンセプトに、日々おつまみのレシピ動画を発信している。 SNSの総フォロワー数は200万人(2024年7月時点)超。 著書に『クタクタでもすぐ作れる 最強おつかれごはん おかわり』『仕事のあとでも作る気になる おつかれごはん』(いずれも扶桑社)。
<X(旧Twitter)>
ぴーきち/おつまみの人(@pikichidesuyo)
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ぴーきち/おつまみの人(@pikichidesuyo)
<YouTube>
「ぴーきちごはん」
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ぴーきち/仕事終わりの夜ごはん(@pikichidesuyo)
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