水っぽくならない!ブロッコリーの上手なゆで方と保存方法はこれ!
こんにちは!かな姐です。
先日フライをしようと冷蔵庫からパン粉を取り出したら、微妙に量が足りなさそうだったので、夫が買い置きしているおやつの中から適当におかきを選んでそれを砕き、パン粉に混ぜていたんですね。パン粉がちょっと足らないときって、アーモンドスライスを混ぜたり、冷凍庫の耳パンをすりおろしたり、いろいろおもしろがってやっちゃうんですが、それを横で見ていた次女が「その発想はなかったわー」って言っていたので、あなたもこの先何年も料理をやっているとだんだんわかってくるよって伝えたところ、不思議そうな顔をしていました(笑)。
さて今月はこんなお悩みを取り上げてみました。
ブロッコリーの最適なゆで方がわからず、いつも同じようにならなくて困っています。また、お弁当用にブロッコリーを冷凍保存してますが水っぽくなります
ブロッコリーといえば、2026年には指定野菜に仲間入りすることが決まっていることもあり、今後ますます注目を集めそうなお野菜でもあります。
昔はそこまでメジャーなお野菜ではなかった気がするのですが、ここ最近では季節も問わず、いつでもスーパーの野菜売り場で見られるスタメン野菜になりましたよね。
今回はせっかくなので、このブロッコリーのおすすめの加熱方法、加熱した後の扱いや水っぽくならないようにする方法、冷凍する場合、そしてブロッコリーを使ったおまけのレシピまで、ブロッコリー調理についてご紹介します。
ブロッコリーの季節は本来は冬で、11月から3月ごろまでが旬ということになりますが、国内でも収穫時期をずらしながら各地で栽培されるようになったので(ブロッコリー前線が北上する的な)、1年を通して安定して流通されるようになりました。不作のときには輸入物のブロッコリーを見かけることもありますよね。
ブロッコリーの選び方としては、切り口が新鮮なこと、茎の真ん中に穴が開いていないこと、なるべく蕾が密集していてかたく引き締まっているもの、大きくてずっしり重みのあるものを選ぶとおいしいです。
そして買ってきたらなるべくすぐ!調理するのが一番いいです。
お野菜は収穫したすると切り口からどんどん水分が蒸発していってしまうので、買ってきた後しばらく冷蔵庫の野菜室に入れていたら、茎にすが入って木のようにかたくなってしまっていた、なんてこともありますし、蕾が黄色く変色し、花が咲きかけてしまったなんてことにもなりかねません。
ブロッコリーのおすすめの加熱方法・加熱後の処理
それではさっそくおすすめの加熱方法と加熱した後の扱いについてご紹介していきます。
調理する前にはボウルにぬるま湯を張り、ブロッコリーを逆さにして入れて手で振り、汚れを落とします。振り洗いした後5分ほどつけて置き、中の汚れや入り込んでしまった虫などをきれいに落とします。
茎の切り口部分、乾燥して固くなっている部分は切り落とします。
その後、小房に切り分けていきます。
最近はこうしてスティックセニョールのように茎を長く切り分けるのにハマっています(笑)。
茎だけ、花蕾だけに分けてずっと切り分けてたんですが、そうすると長男が茎を残したりすることがあるので、こうやって切ると食べざるを得ないでしょう?というわけです。
茎をくるくる回しながら、枝ぶりを見て(枝っていうのかな?)房ごとに切り分けていく感じ。
切り分けたら、大きなものは半分に切ります。切るときは茎の部分のみに包丁を入れ、花蕾の部分は手で割くようにするとつぶつぶが落ちません。
つぶつぶが一つでも落ちたらもったいない!
切り分けたらもう一度、水を張ったボウルに入れて洗います、念のため。
細かい砂が入り込んでいることもあるので丁寧に。
さて、ここからゆでていきます。
鍋に1Lのお水を入れて沸かし、お塩を入れます。
お塩はブロッコリーの色を色鮮やかにするためだけではなく、下味も兼ねているので少し多めです。下味がちゃんとついたブロッコリーは何もつけずにそれだけでおいしいです。
ぐらぐらと煮立ったところに、水気を軽く切った(間違ってもボウルの中のお水と一緒に入れないで)ブロッコリーを入れ、菜箸で房がちゃんと沈むようにして、
1分ゆでます。
え?1分?
はい、1分で。
短く感じるかもしれませんが、このあと余熱でも熱が通っていくのでわたしは1分をおすすめします。
1分経ったらざるにあげます。
わたしは冷水にはさらしません。熱々のままざるの上にブロッコリーを広げ、なるべく蒸気を逃がして早く冷ますようにします。
完全に冷めたら保存容器に入れ密閉して冷蔵庫で保存します。
今回はもう一つ、わたしがブロッコリーを買ってきたらほぼこれといっても過言ではないくらいやっている、加熱方法です。
ゆでないのでビタミンCがお湯の中に流出せず、せっかくの栄養が流れ出ないのと同時にブロッコリーの味自体がとっても濃く、全く水っぽくないほくほくっとしたブロッコリーを味わえます。お湯を沸かす時間を待つのがないのもうれしい。
切り分けたあとにもう一度洗うところまでは、ゆでる方法と同じです。
オイルをひいたフライパンに並べ、ここにまんべんなく塩をまぶします。
蓋をして中火にかけ、フライパンが温まって音がしてきたら水を大さじ3ほど入れて再び蓋をして、1~2分くらい加熱。わたしは1分くらいが好きです。
できあがりです。すぐにフライパンを火からおろして冷まします。
左が1分ゆでのブロッコリー、右がフライパンで蒸し焼きにしたブロッコリーです。
見た目的にはやや、フライパン蒸しにしたほうが色が濃いかな?
1分ゆでのブロッコリーの方は、しゃきしゃき!コリコリ!ゆでている分、味わいはあっさりはしますが、塩を多めに入れた効果もあってそのままで何もつけずにおいしいです。
フライパンで蒸し焼きにしたほうは、何といってもブロッコリーの味が濃い!まるでお豆を食べているような少しほくほくっとした感じもあり、茎はパリッとシャキッと。
(ただ、冷蔵庫に入れて保存するとほくほくっとしたお豆っぽさはなくなってしまいます)
どちらも短時間加熱なので食感がとってもよく、ふんにゃりぐにゃぐにゃした食感が苦手な方には断然おすすめです。
サラダに入れるならゆでる方法で、お弁当にそのまま入れたり、お肉料理の付け合わせにそのまま添えたりするなら蒸し焼きで、と用途によって調理法を変えるのもよいかもしれません。
ブロッコリーの保存方法
次に保存方法なのですが、最近は生のままお野菜を冷凍するのが主流になってきています。
小松菜やアスパラ、きのこ、トマト、玉ねぎなども生のまま冷凍できますよね。ブロッコリーも生のままでOK。
小房に分けてきちんと水気をキッチンペーパーでふき取った後、フリーザーバッグなどに入れて冷凍します。
必要な分だけ取り出し、フライパンで蒸し焼きにするか、さっとゆでる、レンジで加熱する、また炒め物などでしたらそのまま加えて調理できます。
いずれも解凍の必要はありません!
ゆでてから冷凍したときよりも断然水っぽくないブロッコリーが味わえると思います。
「ブロッコリーと卵の梅クリームチーズサラダ」レシピ
最後におまけレシピです。
フライパンで蒸し焼きにしたブロッコリーのアレンジサラダになります(ゆでたブロッコリーでもできます)。
分量
4人分
材料
・蒸し焼きブロッコリー(またはゆでブロッコリー) …170g
・ゆで卵…3個
・塩、こしょう…少々
・梅干し…1個
・クリームチーズ(個包装のもの)…2個
※今回は、フィラデルフィアクリームチーズの個包装タイプを使用しました。キリ クリーミーポーションを使用する場合は包丁で切りにくいので、手でちぎるのがおすすめです
・エキストラバージンオリーブオイル…小さじ2
作り方
1. ブロッコリーは刻み、ゆで卵も細かく刻んでボウルに入れる。
2. 種を取って包丁でたたいてペースト状にした梅干し、角切りにしたクリームチーズ、エキストラバージンオリーブオイルも入れてざっくりと混ぜる。
※オリーブオイルの代わりに、マヨネーズでもおいしいです
※ブロッコリーには味がついているのと梅干しとクリームチーズの塩味があるので、塩は控えめに入れます
お弁当の1品にも大変便利なブロッコリー、加熱を少し見直してみると新たなおいしさに出会えるかもしれませんね。
では次回もお楽しみに!