食器棚を改造して使いやすいオープン収納に!筋肉料理人さんのキッチン
筋肉料理人さんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチンのお気に入りポイントを教えてください
「もともとはIHコンロのキッチンだったんですが、引っ越してきたときに、同居する義母がIHは使いにくいと言うのでガスコンロに交換してもらいました。私はIHでもいいかなと思っていたんですが、家庭用の高火力コンロを取り付けてもらうことができて、使ってみるとこれがとにかく便利なんです!」
「通常のコンロより高火力、高温で使えるので調理しやすいばかりか、五徳がコンロ全面を覆っているので、調理中の熱いフライパンや鍋も場所を選ばず置けて助かっています。あと、地味なところですが魚焼きグリルが使いやすいのもうれしいところです。シルバーがベースの、業務用キッチンのような無骨な雰囲気も気に入っています」
食器から家電、カトラリー、包丁も収納!大容量の食器棚
——キッチン収納のマイルールや工夫していることはありますか?
「メインの収納は、30年前に買った食器棚を改造したものです。食器棚のガラス扉を外してオープンタイプにして、上段には普段使いの食器を、中段には電子レンジや炊飯器など家電を、一番下に大皿、米びつやカセットコンロを収納しています」
「いくつかある引き出しには、スプーンや細かい調理道具を入れています。包丁をまとめて入れてある引き出しもあります」
「料理ブロガーをはじめてからもう20年近くになりますので、食器や包丁はたまる一方です。それでも、お気に入りがあるので使うものは限られてきますね。とくによく使う包丁は右から2本目、牛刀タイプのものです。軽くて扱いやすく、刃が薄いので切れ味、研ぎやすさともに気に入っています」
「そうはいってもとにかく数が多いので、隙間を有効活用しつつ、あちこちに分散してしまっています。趣味で飼っている熱帯魚の水槽の棚にも鍋を置いているほどです。年に数回しか使わないものは、家の外にあるガレージに棚を作ってそこにも置いています」
——たくさんお持ちという食器ですが、どんなものがお好きですか?
「よく使うのは地元のホームセンターやショッピングセンターで買った皿や、地元の窯元で分けてもらった皿です。食器も、それから調理器具もなんですがとくにメーカーやブランドにはこだわりはなくて、使いやすさ重視。気に入ったものは長く使っています。ブログで紹介した刺身と蒸しキャベツのユッケ風を盛り付けた皿も、もう10年以上使っているものです。
あとは、撮影のときに使い勝手がいいのが100円ショップの皿です。とくに材料紹介の際によく使うガラス容器は、値段はもちろんサイズ感、使いやすさなどから100円ショップのものを愛用しています」
——料理に使う食品や調味料の収納もご紹介をお願いします
「調味料の収納はキッチンワゴンを使っています。上段には塩、砂糖、顆粒だし、食用油を置き、中段にはよく使うスパイス類、下段にはしょうゆやみりん、酢、料理酒などのボトルをそれぞれ入れいます」
「使う量が多いので、しょうゆやみりん等は1.8Lサイズが基本です」
「どうしても数が増えるスパイス類はコンテナに入れて、必要なときに取り出して使っています」
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「昨年、いつの間にか還暦を迎えましたが、ほんの少し疲れやすくなったくらいで、変わったなと感じるところはほとんどないんです。狭いながらも楽しいわが家のキッチンで、生涯、料理ブロガーとして料理を続けていきたいです!」という筋肉料理人さん。ガッツリ系の肉料理から盛り付けのセンスが光る魚料理まで、丁寧な説明と、おいしさが伝わってくる写真が散りばめられたレシピの数々。そこからは、料理が好きで好きでたまらない、そんな筋肉料理人さんの思いが伝わってきます。
(記事中キッチン撮影/筋肉料理人さん)
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筋肉料理人さんのフーディストノート公式連載「筋肉料理人の絶品『鶏肉レシピ』」では、鶏もも肉や鶏むね肉をはじめとした、使い勝手がよくたんぱく質も摂れる人気食材「鶏肉」を使った筋肉料理人さんの絶品レシピを紹介中です!
佐賀県在住の料理研究家。「どこでも手に入る材料で作れるおいしい料理」をモットーに、ブログ・YouTube等で写真や動画を使ったわかりやすいレシピを公開中。著書に『筋肉料理人の男子ゴハンレシピ』『最高の晩酌つまみ』(ともに宝島社)などがある。趣味はニックネームの由来でもある筋トレの他、バイクや熱帯魚など多岐に渡る。
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