生クリーム不要で簡単♪「秋鮭ときのこのクリーム煮」
こんにちは、国際薬膳師の麻木久仁子です。季節や体質、体調に合ったものを食べるという伝統的な東洋医学の考え方に基づいて、簡単で健康的なレシピをご紹介します。
いよいよ秋めいてきました。薬膳では秋の食養生のポイントは「滋陰潤肺(じいんじゅんはい)」「益胃生津(えきいしょうしん)」といって「秋の乾燥した空気から肺(呼吸器官)を守る」「胃に優しく体を潤すものを食べる」とされています。
秋鮭は胃を温め気を補います。きのこ類も胃の気を補う食材。これを補肺益胃(ほはいえきい)=肺と胃を潤すとされている牛乳で煮込みます。急に寒さが募り始め、空気が渇く秋の燥邪(そうじゃ)に立ち向かう一品です。
生クリーム不要で簡単♪「秋鮭ときのこのクリーム煮」レシピ
調理時間
15分
人数
2人分
材料
鮭(切り身)…2切れ
まいたけ(しめじやしいたけなどお好みで)…1/2パック
玉ねぎ…1/4個
じゃがいも…1/2個
万能ねぎ…少々
牛乳…200ml
塩…少々
顆粒コンソメスープの素…小さじ1
小麦粉…大さじ1と1/2
バター…15g
粗びき黒こしょう…少々
オリーブオイル…大さじ1
作り方
1. 耐熱容器にくし形に切ったじゃがいもと小さじ1くらいの水(分量外)を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ(600W)で2分ほど加熱する。
※固ければ20秒くらいずつ追加し加熱する
2. 鮭は3等分に切り軽く塩をふり、小麦粉を薄くまぶす。玉ねぎは薄切りに、まいたけは食べやすい大きさに切り、万能ねぎは小口切りにする。
3. フライパンにオリーブオイルを入れて中火で熱し、鮭とまいたけを入れて焼き目がついたら取り出す。
※後で煮るので完全に火が通らなくてもOK
4. フライパンにバターと玉ねぎを入れて炒める。しんなりしたら小麦粉を入れ、粉気がなくなるまで炒める。
5. 牛乳と顆粒コンソメスープの素を加えて、よく混ぜながら沸々とするまで加熱する。鮭・まいたけ・じゃがいもを加え、とろりとするまで弱火で煮込む。
6. 味を見て塩で調えたら器に盛り、粗びき黒こしょうをと万能ねぎをあしらう。
調理のポイント
じゃがいもの代わりに里芋でもおいしくできます。塩鮭を使うときには下味の塩は振らず、小麦粉だけまぶしてください。煮込む前にきのこや鮭に焼き目をつけると旨みが増します。鮭は崩れやすいので、煮込み始めたらあまり触らずに弱目の火加減で優しく煮てください。
ぜひご家庭で試してみてくださいね。それでは、次回もお楽しみに♪