かな姐さんが提案!50代からの夫婦ふたりごはん
「若いころは体力もあり手間暇かけた料理を楽しんでいたけれど、年齢を重ねるにつれ調理はシンプルに、手をかけなくていいところは省き、より作りやすい大人の料理に変化してきた」というかな姐さん。子どもたちが独立し、夫婦2人になった今、旬の野菜をたっぷり使い1品で栄養バランスが摂れるレシピにたどり着きました。今回は書籍の中から、夏に旬を迎える野菜を使ったレシピ3点をご紹介します。
ジューシーなすの甘酢豚のっけ
なすはあえて調味しないことで、甘酢味の豚肉とのメリハリが堪能できる一品です。なすは皮目に切り目をいれておくと火の通りがよくなるうえ、甘酢あんがからみやすくなる効果も!
材料(2人分)
豚バラ薄切肉(4cm長さに切る)…200g
なす(長さを半分に切ってから縦半分に切る)…3本(300g)
米油(なければサラダ油)…大さじ1
A 砂糖…大さじ1/2
A しょうゆ、酢…各大さじ1
A 輪切り赤唐辛子…ひとつまみ
作り方
- なすは皮目に斜め2~3mm幅の切り込みを等間隔に入れる。塩水に2分ほどつけ、水気をぎゅっと絞る。
- フライパンに1のなすの皮目を下にして並べ、米油を回しかける。ふたをして中火で5~6分蒸し焼きにし、器に盛る。
- 同じフライパンに豚肉を広げて入れ、中火で肉の色が変わるまで炒め、Aを加えてひと煮立ちさせる。
- 2のなすに3をたれごとかける。
鶏むね肉といんげんの辛みそ炒め
いんげんを生のまま炒めて歯ざわり、香り、甘さがまるごと楽しめるのは旬だけの贅沢。香味野菜を多めに使ってスタミナ満点に仕上げましょう。シャキシャキいんげんとしっとりむね肉の食感の違いも楽しい。
材料(2人分)
鶏むね肉(ひと口大のそぎ切り)…1枚
いんげん(長さを半分に切る)…240g
にんにく、しょうが(各みじん切り)…各1かけ
塩…適量
片栗粉…大さじ1/2
豆板醤…大さじ1/2
A しょうゆ、酒(あれば紹興酒)…各大さじ1
米油(なければサラダ油)…大さじ1
作り方
- 鶏肉は軽く塩をふってポリ袋に入れ、片栗粉を加えて口を閉じ、袋をふってまぶす。
- フライパンに米油大さじ1/2を中火で熱し、1を並べて両面を焼きつけて取り出す。
- 2のフライパンをペーパータオルで拭き、残りの米油、にんにく、しょうがを入れて中火にかけ、香りが立つまで炒める。豆板醤を加えてさらに炒め、いんげんを入れて手早く炒め、Aを加える。
- 2を戻し入れ、全体を混ぜて味をからめる。
なすとサバのトマト煮込み
なすのまろやかな味わいにサバ缶のうまみがマッチ。しょうゆをかくし味程度に加えて、深みを出しました。パスタやパンはもちろん、ご飯にもよくあう味に仕上げています。
材料(2人分)
サバ水煮缶…1缶(180g)
なす(乱切り)…2本(200g)
赤パプリカ(乱切り)…1個(130g)
トマト缶(ダイスカット)…1/2缶(200g)
A おろしにんにく…小さじ1
A 塩…小さじ1/2
オリーブオイル…大さじ1
B しょうゆ…小さじ1
B 一味唐辛子(またはレッドペッパー)…少々
作り方
- なすは塩水に2分ほどつけ、水気をぎゅっと絞る。
- フライパンに1、パプリカを入れてオリーブオイルを回しかける。ふたをして中火で2分ほど蒸し焼きにし、ふたを取ってトマト缶、Aを加えてひと煮立ちさせる。
- サバ缶を汁ごと加えて粗くほぐし、Bを加えてさらに5分ほど煮る。
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野菜の旨味をたっぷり感じられ、たんぱく質も一緒に摂れる優秀なおかずばかり!本書では他にも、野菜を使ったご飯や麺、主役級の野菜スープなどが収録されています。ぜひご家庭で試してみてください。