お店みたいなおやつが生まれる、フードフォトグラファーgemomogeさんのキッチン
gemomogeさんの「世界一楽しいわたしの台所」
——まずは、キッチン全体のテーマやこだわりを教えてください
「今の家には数か月前に引越しをしたんですが、『キッチンが主役の家』にしたくて、みんながそろう場所=キッチンになるような設計にしてもらいました。ダイニングテーブルを兼ねた大きな作業台を置いて、ダイニングとしても使っています。
吊り戸棚を減らして窓を大きくとったので、キッチンがこれまで以上に明るくなったのもうれしいです。それから、色は大好きな青でまとめました。青にはコミュニケーションを円滑に進める意味があるらしく、ここでたくさんの方と関わることができたらいいなと思っています!」
——お気に入りポイントは?
「素材や大きさにこだわった作業台です。以前は人工大理石を使っていたのですが、今回は木のモチーフのメラミン天板にしました。実際にショールームに行ってサンプルを全部手で触り、ざらざらと質感があるものをピックアップしたんです。
見た目は木ですが、耐久性のあるメラミン素材なのでオーブン天板もそのまま置いています。この上でパンをこねることもできます。広さもあって、ここで大人4人が同時にお菓子のレッスンを受けることもできます」
——キッチンツールの収納のマイルールといえば?
「きちんと仕分けはしていませんが、なんとなく場所が決まっていった場所に落ち着かせています。不思議なことに迷子にもなりませんし、雑多な感じも気に入ってます」
食器のほとんどは蚤の市やアンティークショップで
——食器の収納もご紹介をお願いします!
「子どもでも取り出しやすく、お片付けもしやすいように、平皿は引き出しに入れています。お皿を出そうと上から見ると水玉模様みたいでかわいいですよ」
——食器といえば、どんなものがお好きですか?
「ミルクガラスやストーンウェアの食器が大好きで集めています。とくに、ミルクガラスのプレートはお菓子を邪魔せずスッと引き立ててくれるのでよく使います。
食器のほとんどはちょこちょこ出かける蚤の市やアンティークショップで買っています。買いすぎないように気を付けているのですが、なかなか…(笑)。有田焼、波佐見焼の陶器市に行くのも好きです」
「2021年に書かせていただいた『味わいリッチなチーズケーキ』も、お菓子をのせるのは手持ちの古いお皿でそろえました。本をお持ちの方がいらっしゃたら、ぜひそこにも注目していただけるとうれしいです」
——お菓子作りの材料はどちらにストックされていますか?
「粉類や砂糖類など製菓用の材料はかさばるので、取り出しやすいように収納ボックスに入れて吊り戸棚に。パンを焼くときは一番左のボックス、ケーキときの時は真ん中…と、ボックスのまま取り出してサッと準備できて便利です」
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「オーブンの前で、子どもたちがお菓子が焼けるのをカウントダウンしてくれるんです。楽しみに待ってくれているんだなあと思うと作りがいがありますよね。そろそろカウントダウンをしてくれる年齢ではなくなってきているんですが、いいにおいがするとキッチンに集まってくるのは相変わらず。これからも張り切って作っていきたいと思います」というgemomogeさん。そんな素敵なお話を聞くと、gemomogeさんのお菓子がよりいっそう食べたくなりますよね。
(記事中キッチン撮影/gemomogeさん)
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