しっとり吸いつくようなやわらかさ!「やわ肌食パン」
みなさんこんにちは、あいりおーです。
毎日食べても飽きないパンってやっぱり食パン系ではないでしょうか?
この連載でも何度もいろんな食パンをご紹介してきましたが、今回はいつもよりも加える水分をちょっと多めの、粉に対して75%にしてみました。
牛乳は100g中水分が88gで水分計算しています。
いつもは加水70%くらいなので5%も上がると水でいうと12gも増量。
手ごねはちょっと大変かもというレベルですが、こねられないことはないです。
ちょっと自信がないなって方は、機械があればお任せのが楽かもしれません。
それではレシピをご紹介します。
「やわ肌食パン」レシピ
材料(95×185×90mmのワンローフ1斤食パン型1つ分)
※100x190x105の1斤型でも焼けます。上に生地が伸びる山形食パンなので、ぴったり型が合わなくても同じ1斤ならOKです
パン生地
a強力粉(ここではイーグル)…240g
a砂糖…24g
a塩…4g
aインスタントドライイースト…4g
b牛乳…100g
b水…92g
c無塩バター…24g
下準備
・aの粉類はホームベーカリーの場合はパンケースに、手ごねの場合は同じボウルに入れて混ぜ合わせておく
・bの水と牛乳は合わせておく。ホームベーカリーの場合は夏は10℃くらい、冬は人肌に温める。手ごねの場合は夏は20℃くらい、冬は人肌に
・cの無塩バターを室温に出しておく
・オーブンは焼成10分前には焼成温度より10℃高めの200℃で予熱を開始する
・はるゆたかを使用する場合は手ごねにはちょっと加水が多いので機械ごねをおすすめします
作り方
こね~1次発酵
1. バター以外のパン生地の材料をホームベーカリーやこね機にセットし、スイッチオン。
2. 10分後バターを入れ、さらに10分こねる。
3. こねあがったらきれいに丸めてボウルに入れ、ラップをふんわりかぶせて30℃に設定したオーブンや発酵器で生地が2倍~2.5倍になるまで1次発酵する。
※ホームベーカリーやこね機を持ってない方は、こちらの手ごねを参照してくださいね→ ★
※いつもの生地よりもべたつくので手ごねは覚悟をきめて行ってくださいね^^;
分割~成形1
1. 1次発酵が終了した生地を3分割し、ガス抜きをして丸め直す。生地を20分ほど休ませる。休ませている間に生地が乾燥しないようにキッチンポリ袋を切り開いてふんわりかぶせておく。
2. 休ませた生地を縦14cm×横14cm程度にめん棒で伸ばす。
※今回の生地はいつもの生地よりもべたつくので、ペストリーボードよりもパンマットをおすすめします
※手粉を使うとせっかくの水分多めな生地に粉が入ることになるので、マットを使うと適度に水分を吸って扱いやすくなります。パン生地を伸ばす時は、パン生地が間に入るようマットを半分に折り、上からめん棒をかけると伸ばしやすいですよ
3. 右から中心に向かって真ん中まで折り、手で軽く押さえる。
4. 左からも中心に向かって折り、同様に手で軽く押さえる。
5. さらに半分に折り、手で押さえてとじ目を閉じる。
※いつもはさらに半分に折っていませんが、折ることで成形時の空洞を減らすことができると思います
6. 同様にもう2本を棒状にし3本作る。
成形2
1. 棒状にした生地を7cm×16cm程度を目安にめん棒で伸ばす。
2. 向こう側からひと巻きし、芯を作る。
3. 芯を中心に生地を張らせながらクルクルと巻く。
4. 型に入れる向きは左右は中心を向くように入れる。
2次発酵
1. 35℃に設定したオーブンや発酵器で型いっぱい~少し出るくらいになるまで2次発酵させる。
※大きい方の1斤なら型下1cmくらいです
2. 予熱時間になったら部屋の暖かいところに移し、2次発酵の続きをする。移したあとは乾燥しないようにポリ袋のシートをかぶせておく
焼成
200℃で予熱したオーブンを190℃に下げて23~25分程度焼成する。焼けたら10cm程度上からキッチンの作業台に軽く落とし、中の熱い蒸気を抜いて腰折れを防ぐ。型から取り出し、ケーキクーラーの上で粗熱を取る。
こちらは右側が95×185×90mmのワンローフ1斤食パン型、左が100x190x105mmの本格派1斤型で焼いたものです。
どちらも松永製作所さんのパン型です。これが蓋をするタイプだときっちり生地を合わせないといけないですが
山形はそこまで神経質にならなくても大丈夫です。
カットしたパンを横から押さえるとふわっふわなのがわかります。
機械ごねは問題ないですが、手ごねの場合はベタベタの生地にちょっとびっくりするかもしれませんが、いつかまとまるのでがんばってみてくださいね。
しっとり吸いつくようなやわらかさを、ぜひお試しください!