YouTube登録者数74万人!てぬキッチンさんが「てぬきレシピ」で伝えたいこと【おいしい暮らし】
日々の料理や食を楽しみながら、ブログ、Instagram、Twitterで活躍しているフーディストのみなさまの活動を称える「フーディストアワード2021」が開催され、てぬキッチンさんが「特別賞」に輝きました!
そこで今回は、てぬキッチンさんにレシピを発表するようになったきっかけや、動画レシピならではの工夫などをうかがいました。
面倒なことは嫌いな私でも、これならできる!と思えるものを
——まずは、「フーディストアワード2021」特別賞のご受賞おめでとうございます!
「ありがとうございます!まさかこのような栄えある賞をいただけるとは思っておりませんでしたので、ご連絡いただいたときはたいへんうれしかったです!」
——そもそも、てぬキッチンさんが、フーディストとしてレシピを発表するようになったきっかけは?
「元々料理が大好きで、テレビの料理番組やオープンキッチンのお店などでも、料理ができあがっていくところをいつも楽しく見ていました。
レシピを自分でも発表してみよう、と思ったきっかけはやはりYouTubeです。YouTubeで料理動画を見ているうちに、私もこんな動画を作ってみたい!と思うようになりました。残りご飯で作るごま団子とみたらし団子は、YouTubeチャンネル『てぬキッチン/Tenu Kitchen』を開設して最初の頃にアップした懐かしいレシピです」
——レシピを考えたり、料理をする上で大切にしていることは?
「まずは、これなら作ろうと思っていただけるような簡単なレシピにすることです。私自身が面倒なことは嫌いで、ちょっとでも材料や工程が多いレシピだと作る気がなくなってしまうので…笑。たとえば、ビッグサブレクッキーのようにお菓子でもきれいに成形したりせずドンと大きく作ったり、時短でおいしくできてこれならやれる、と私自身が思えるものをご紹介しています。
それと、私のレシピを選んで、作ってくださった方が残念な気持ちにならないように“絶対おいしいレシピ”にすること。みなさんに『おいしい!これを作ってよかったー!』と思っていただけるよう何度も試作を重ね、よりラクにおいしく作れるよう日々研究しています」
——YouTubeに毎日アップされている動画レシピも、本当にわかりやすいものばかりですよね!動画だからこそ気をつけていることはありますか?
「動画作りで気をつけているのは、できる限り短く簡潔に、それでもレシピとしてきちんと分かりやすくお伝えすることです。忙しくて時間のない方や、動画を見ることが面倒な方にも気軽に見ていただけるよう、アップする動画はだいたい3分以内。動画は連続して撮影しているのではなく、細かく分けて撮影していて、必要な情報だけをギュッと編集しています」
——そんなてぬキッチンさんのレシピは書籍でも大人気ですね。2021年2月発売の『もっと!魔法のてぬきおやつ』では、料理レシピ本大賞のお菓子部門で2年連続の大賞に輝きました!
「はい、おかげさまで2年連続で大きな賞をいただくことができました!今回の本では、前作の『魔法のてぬきおやつ』よりももっと手抜きをしたおやつレシピを集めました。特別な日に作るお菓子ではなく、材料2つから作れて、オーブン不要、思い立った時にサッと作れるものばかりですので、おやつ作りは面倒なイメージがある方や、お菓子作りを始めたいお子さんにも楽しんでいただけたらうれしいです!」
***
身近な材料であっという間に完成するてぬキッチンさんのレシピは、本のタイトルそのままにまさしく魔法のようです!おやつをはじめ、ごはんのおかずからお酒のおつまみまで、これでいいんだ!これでできちゃうんだ!と見ているだけでも楽しくなるレシピの数々は必見ですよ。
てぬキッチンさんへのQ&A
——大好物といえば?苦手な食べ物は?
「大好物はうなぎです。苦手な食べ物は特になく、何でも好きです!」
——どんな食器がお好きですか?どちらでお買いになることが多いですか?
「料理がおいしそうに見えるので、白っぽい食器を使うことが多いです。作る料理をイメージして、ダイソーやニトリ、IKEA、近くの雑貨屋さんなどをぶらぶらして、気に入ったものを買っています」
——料理以外で、リラックスタイムの過ごし方といえば?
「やっぱり、おいしいものを食べること、ですね。最近はコロナ禍であまり行けていませんが、新しいお店を開拓したり、旅行先でその土地の名物を食べたりするのも好きです。日本海で食べた甘エビの味はとくに忘れられません!」