Twitterで大人気!ジョーさん。の「僕の人生を変えてくれた」My Bestレシピ
Twitterのアンケートから生まれた、余りがち食材活用レシピ
——ジョーさん。はTwitterで時々、読者の方にアンケートをとっていますよね。そんな中から生まれたレシピで、印象に残っているものを教えてください
「はい、Twitterでは、時々『余りがち食材アンケート』をとっていて、そこに寄せられたみなさんのお話からレシピを考えることもあります。
深夜の突発質問コーナー
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) June 18, 2021
冷蔵庫でよく余る食材を教えてください。
次のレシピ本に載る!…かもしれません。
たとえば、なすが半端に余るお宅が多いようだったので、同じくあまりがちな梅干しとともにあわせて提案したのが『トロトロなすの梅バタ和え』です。
とろけるナスが…もう…たまらん…
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) August 31, 2021
この季節、ぜったい作って欲しい
【トロトロなすの梅バタ和え】
耐熱容器にたたいた梅干し、バター30g、和風顆粒だし小1/2、水大1、塩胡椒1つまみを入れて混ぜ、乱切りにしたなす2本を加えて混ぜる
ふんわりラップで600Wで3分加熱→混ぜ返して3分→そのまま3分置く pic.twitter.com/Rn9wlB4PWr
ニラ、豆腐が余っているお宅も多く、またそうめんも半端に残っている食材の1つだったので、それらを合わせて炒めた主食のレシピを考えました。名付けて『豆腐炒素麺』です」
"豆腐炒素麺"って中華っぽく名付けたけど全く中華じゃない料理。
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) June 8, 2021
ウマい。
木綿豆腐をペーパーに包み600Wで1分半→皿などを被せて水切り。
ごま油大1 みじん切りにんにく1片を弱火で炒め、酒大1 醤油大2 粗みじん切りニラ1/2束、豆腐を崩し入れ中火で炒め、茹でた素麺2わ加え炒めたら、粗挽黒胡椒振る pic.twitter.com/bUIedXyE2v
——たしかに、どちらもかゆいところに手が届く絶妙な組み合わせですね!その他、これまで発表された中でご自身がお気に入りのMy Bestレシピも教えてください!
「まずは、20万近い“いいね!”をいただいた『アスパラバターまぜごはん』。意外と火の通りの見極めが難しいアスパラを、電子レンジにお任せで調理ができて、しかもご飯とバターとめんつゆで混ぜるだけで作ることができるレシピです。アスパラはラップしてレンジ蒸しにすることで香りがとばず、ホクホクとしておいしく仕上がります。テレビに出演する機会もいただいた、僕の人生を変えてくれたレシピですね」
「なぜ人類はいままでやらなかったんだ…!?」
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) June 6, 2019
ってくらいアスパラガスは混ぜご飯にするとおいしい
アスパラが豆みたいにホクホクでお箸が止まらないから本当試してみて
アスパラガスを細かく切って
バター2かけとめんつゆ大さじ1.5を入れ
ラップし600Wのレンジで2分
温かいごはんと混ぜたら完成! pic.twitter.com/QD1HIcoWbi
「『白菜の三宝菜』は、ジョブチューンというテレビ番組で、中華のシェフ2人に合格をいただいた思い出のレシピです。八宝菜の具材を3つに減らしつつも、味が遜色ないようにするため、白菜の浅漬けを使うというアイデアがとても評価されました。白菜の浅漬けのうまみにエリンギのコリコリ感もあわさって、本格的な味わいに仕上がりますよ!」
中華のミシュランシェフ2人に合格をもらった(マジ)
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) March 13, 2021
なのに、電子レンジで作れるんです。
残業して家に帰ってから「八宝菜食べたいな…」と思ったけど「8個も具材そろえられるかよ!!!」って怒りながら3つの具材だけで超本格的な味に仕上げました。
[白菜の三宝菜]です。 pic.twitter.com/6mtj6hllps
「安いサーモンでも旨みが加わっておいしくなる、今でもよく作るレシピが『サーモンの塩昆布漬け』です。昆布締めがあんなに刺身をおいしくするのだから、塩昆布と、安いサーモンを混ぜるだけでもかなりおいしくなるのでは…、と夜中に急にひらめき、近くの深夜営業スーパーでサーモンを買って試したのを覚えています」
これ…すごい…
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) February 25, 2020
マジでいくらみたいな濃いうま味がする…
「サーモンの塩昆布漬け」
刺身用サーモン150gに
塩昆布20g(大さじ1強)を全体にまぶして、
ぴっちりラップするかジップロックに入れて
20分くらい漬けるだけ。
1日漬け込んでもOKです。 pic.twitter.com/caMcdJ6n5f
——おうち時間が増え、とくによく作るようになったレシピもありますか? ?
「妻が家にいることが増え、1人のときよりも栄養のあるものを食べようという意識がはたらくので、こうしたトマトをたっぷり使う料理を作る機会が増えました。
ただの僕の好物:
— ジョーさん。(料理研究家) (@syokojiro) September 8, 2019
卵2個 しょうゆ小1 鶏ガラ小1/2 こしょう適量 チューブしょうが2cmを混ぜる
フライパンにごま油大1を引き強火でくし切りトマト1個を30秒炒め取り出す
同じフライパンにごま油大1/2引き 卵を加えて半熟に炒める
トマトを戻し入れさっと炒め合わせたら器に盛り小口ネギを散らして完成 pic.twitter.com/GgcJwMmuyE
卵もトマトも栄養豊富なのですが、どうしてもレパートリーが限られてしまうなと思っていたところ、トマトを炒める中華料理の『番茄炒蛋』という料理に出会い、家でどうにかシンプルにおいしく作れないかと試作してできあがったレシピです」
——いろいろなレシピのご紹介、ありがとうございます!最後に、そうしたレシピでお使いの食材や調味料選びでこだわっていること、気を付けていることは?
「油だけはちょっといいものを使うようにしています。あくまで“ちょっと”で、スーパーで200~300円くらい高いものを買うだけ。気に入っているのは、BIOPLANETEの「有機エキストラバージンオリーブオイル」で、コールドプレスにもかかわらず1Lで2,000円を切る高コスパのオイルです。1Lより小さいサイズもあるので、一度試してみてください。
ごま油なら、他が安くなっていても基本、かどやの「金印純正ごま油」です。それがなければ、マルホンの「圧搾純正胡麻油」。色々な種類が出ているけれど、ベーシックなものがいちばん多用途に使えて、結局おいしいと思います」
***
これからやってみたいことを伺うと、「孫の代までおいしい魚を食べられる地球にしたい、という思いがあるので、食のブランディングや広告の力で、日本の魚の養殖技術を発展させるような仕事もしていきたいですね」というジョー。さん。レシピをご紹介いただく以外でも、ジョーさん。のお名前を見かける機会は増えそうですね!