「お料理上手っていわれるより面白い!っていわれる方が喜びます」:大人気クッキングラマー・ururun_u.uさんに聞く<前編>
―みなさんにお伺いしているのですが、ururun_u.uさんはいつごろ、どんなことをきっかけでInstagramを始めたんですか?
投稿は2014年9月頃からですね…。登録はその1ヶ月くらい前からしていたんですが、最初はもっぱら器の情報収集に使っていました。もともとは別のお料理SNSをやっていて、そこでの友達がインスタに流れたのをきっかけに私も始めたんです。
最初にインスタを見たときは衝撃的でしたよ!写真の美しさに「なんじゃここはー!?こんな世界があったのか!? 」と。しばらく心臓バクバクでした…。それからお弁当やスイーツをひっそり投稿するようになりました。
―お料理と写真、それぞれについては、何か始めたきっかけがあったのですか?
もともと母が私と弟の分のお弁当を作ってくれていたのですが、私は食べ物の好き嫌いが多かったので、あれこれ文句を言っていたんですね。そしたら母が「文句があるなら自分で作りなさい!」って言い出して…。それから本当に自分で作るようになったのですが、そのうち母は、私が作ったおかずをパクって弟のお弁当に入れるようになりました(笑)。
―あら、じゃあ実質弟さんの分のお弁当も作っていたようなものですね(笑)。 お話しは変わりますが、いつも雰囲気たっぷりのお写真がとても素敵なのですが、撮影機材はどんなものを使ってらっしゃるんですか?
―そうなんですか?背景のぼけ感もあるし、とてもiPhoneで撮った写真には見えませんでした。仕上げにアプリなどを駆使してらっしゃるのでしょうか。
自然光のある時に撮ったものはほとんどいじらず、インスタの加工でシャープさを出すくらいです。あっ、機材じゃないですが最近は背景に壁紙を使うこともあります。最近の壁紙はおしゃれで天板みたいにリアルなんですよ(笑)。
―この背景も壁紙なんですか?まるで本物みたいですね。 そしてururun_u.uさんといえば、なんといっても器使いが素敵です。特に和食器のコレクションが素晴らしいと思うのですが、もともと器はお好きだったのですか?器に興味を持つようになったきっかけについてもぜひ教えてください。
―特にお気に入りの食器や、その作家さんはいらっしゃいますか?
お二人の作品は息をのむような美しさなんです。そして、物作りに対する真摯な考え方や取り組みに凄く感銘を受けています。
―貴重な器コレクションのご紹介ありがとうございます!器そのものだけでなく、作家さんご自身のお人柄にも愛着をお持ちなんですね。お人柄といえば、ururun_u.uさん、お写真の雰囲気(?)と相反するように、キャプション欄に「くすっ」と笑えるネタが仕込まれていたり、コメントのやりとりに見られる気さくなお人柄が魅力的です。フォロワーのみなさんとのやりとりについて、何か意識していることはありますか?
お料理だけじゃなくてキャプションに惹かれてついつい立ち寄っちゃう…っていうの、いいですね(笑)。毎日キャプを書く前に笑いの神が降りてくるように祈ってます。
関西在住なんで、笑ってもらってナンボ!なところがありますから、フォロワーさんとは時にお料理の話そっちのけでキャプの話題で盛り上がって終わりの時もしょっちゅうです。
お料理上手(実際は上手じゃないです)ていわれるより面白い!っていわれる方が喜びます。
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一見、まったく隙がないようで、なのにどこかほっとする印象のお写真。iPhoneだけで撮影していらっしゃるということにとても驚きましたが、小学生の頃から親しんでいる”キッチンに立つ”ということ、大切な器を日常の中にさりげなく取り入れることなど含め、あくまで「自然体」であるからこそururun_u.uさんの写真の魅力には誰もが感じ取ることができる懐の深さがあるように感じました。
後編では、「鬼嫁」を自称するururun_u.uさんがお料理に込めているご家族への気持ちや、フォロワーのみなさんへの思いを語ってくださいます。お楽しみに!
※後編はこちらから↓
http://www.recipe-blog.jp/antenna/106258